帰ってきたヒトラー(上)・(下)

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 毎日の通勤電車の友、「千一夜物語」をちょっと置いといて、最近話題の2冊、楽しく読了。

 映画を見てからの読書だったが、映画では意味がよくわからなかったところなどもはっきりとわかり、面白かった。特に、テレビ関係者の二人とヒトラーが出会うシーンは、映画よりも際立って面白かったぐらいだ。

 この上巻は、(ほぼ)映画の前半と同じだ。
 

 下巻は映画とは大きく異なり、映画の後半は原作に忠実ではない。視聴者・読者の狂気の描き方が違っていて、映画では登場人物に狂気を演じさせるが、原作では読者一人ひとりが持っている狂気の萌芽に気づかせようしているという受け取り方もできる、という違いがある。

 いずれにしても、仮に小難しいことを抜きにしても面白い小説だと思う。お勧めできる。翻訳も古めかしいヒトラーの爺さん言葉と現代人の若者言葉の書き分けなどに気が使ってあるらしく、読みやすい。

 さて、「千一夜物語」に戻ろう。

無線SDカードとBluetoothマウス

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 無線SDカードとBluetoothマウス、昨日欲しいと思ったところだ。

 帰りに秋葉原ヨドバシに寄って、買った。

 無線SDカードは、これまでは「Eye-Fi mobi」を使っていたが、どうもEye-Fiデスクトップアプリと使っているPCの相性が良くないので、別のにした。東芝のFlashAir。8GBで3360円。

 これはなかなかいい。Eye-Fiのように特殊のプロトコルでサービスされるのではなく、Windowsファイル共有プロトコルでサービスされ、カメラ内に「普通に共有フォルダが見える」。このほうが使用感は自然だ。

 あと、ロジクールの「m557」という品番のBluetoothマウスを買った。2280円。単3乾電池2本内蔵で多少重いが、電池は交換なしで1年もつということで、まあ、許容範囲だ。

 買うとき気づいたのだが、無線マウスは意外にBluetoothのものが少なく、専用のUSB受信機とセットになっているものが多い。買う場合は注意が必要だ。

えええい、だ、だだ、誰じゃ~(笑)

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 えええい、だ、だだ、誰じゃ~、「佐藤俊夫 自殺」なんちゅーキーワードで検索してこのブログに来る奴ァ!!(笑)

 気色ワルイやんけ!!

ピアノの稽古

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 ピアノの稽古、ちょっとだけやる。レパートリーの何曲か。ショパンのノクターンに、晴れてるけど「雨だれ」、イ長調のプレリュード、それからベートーベンの「エリーゼのために」。

 まだ明るいけれど、冷房を入れ、氷を砕いて、ウィスキーをとろとろと注ぐ。仕事だよね、明日から。

なんでエンゲルバート

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 マウスの発明でよく知られる計算機科学者、ダグラス・エンゲルバート博士が何年か前に亡くなったことは記憶に新しい。

 亡くなったのは3年ほど前だ。

 この人は88歳で亡くなる直前まで、さまざまなコンピュータ・システムを研究し、コンピュータ雑誌のインタビューなどにもしっかりと答えていて、その斬新なテクノロジー・センスなど、とても老人とは思えなかったものだ。

 昨日見た映画、「帰ってきたヒトラー」の中にもエンゲルバートの名前が少し出てくる。へえ、やっぱりフォン・ノイマンとかはユダヤ人だから出さないんだな、とは思ったものの、映画を見ている最中には何でエンゲルバート?と少し思った。

 今、原作の上巻を読んでいて、あのくだりがよく分かった。原作の中では、エンゲルバートの祖父がドイツからアメリカへの移民であることが紹介されているのだ。初めてPCに触れた強烈民族主義者のヒトラーは、コンラッド・ツーゼやエンゲルバートの業績を大げさに激賞し、感動のあまり「かくのごとくゲルマン・アーリアンの子らは偉大なのだ!!」と鼓吹するのである。

 Wikipediaの業績をほめちぎり、「これこそゲルマン民族のもたらした究極の発明だ」みたいなことを言うのだが、無論そんな事実はない。ここは原作者一流のギャグで、思わず吹き出してしまうところだ。

 SNSの立役者が名前からしてユダヤ系のザッカーバーグだと聞いたら、総統閣下、泡を吹いてその場で死んでしまうだろう。

時事無責任寸感幾つか

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共産党藤野政策委員長党職辞任の一件

 共産党の代議士、標記藤野何某(なにがし)。「人を殺すための予算ではなくて、人を支えて、育てる予算を優先していく」とした発言を取り上げられ、ついに党職を辞任させられた。

 左翼主義者の肩など持ちたくないが、しかし、これは少し気の毒ではなかろうか。揚げ足取りというものだ。

 私は、「防衛費は、究極、人を殺す予算だ。で?それで何が悪いの?」と思っている。人殺しと言われた程度のことで傷つくような自衛官は修行が足りない。防衛大や新隊員教育隊に入りなおして駆け足でもしてこい。

 こんなのは、ものの言い方、気分の話だ。「何を言う、人を守る予算だ」というのは微細な話で、何によって人を守るのかと言うと、敵を殺すことで人を守るのだ。

 以前、民主党(当時)の菅氏が「暴力装置」と言ってブッ叩かれたが、これも左翼が良く使う術語で、そんな目くじら立てるようなことではなかった。菅氏には天与のインテリジェンスが災いしたと言う所であった。

 むしろ、こんなことで大慌てし、藤野何某ごときを叱りつけて責任を取らせる共産党の執行部には問題がないか?これはもう、すぐ眼先に控えた参議院選挙の一票に汲々としている哀れな姿と言うより他にない。

 確かに、防衛省職員は自衛官だけでも22万を超える。これらには家族や親戚もおり、ひとり当たり5人ほども勘定すれば100万人近い一大票田である。これらの気分を損なって票を失うことが手痛いことだと言うのはわからぬでもない。

 だがしかし、これしきで(せつ)を曲げるとは。たとえ左翼と言えども、代議士たるもの、正々堂々と大声で、己の信じるところを曲げず、主張し続けてはどうか。それで選挙に落ちるなら、潔くそれを受けとめて頭からダイビングで落ちるべきなのだ。敵ながらそれでこそ男らしい態度だ。むしろ、共産主義者がこんな弱腰では、自衛隊は「無言の数の力で自由な言論を圧殺した」と言われかねず、それこそ自衛官にとって卑怯の誹りとなって逆に迷惑だろう。

 与党もこんなことで大騒ぎしてると、「揚げ足取りの応酬」を呼んじまう。ウカウカしてると誰かの失言を針小棒大に取り上げられちまうぜ。気をつけなよ。

バイデン米副大統領「一夜にして……」発言

 日米同盟の妙味。「ツー」と言えば「カー」というような絶妙な掛け合いですなあ。日本から中国にこんなこと言ったり、あるいは日本から米国に「そういうふうに中国に伝えてくれ」とは、それこそ口が裂けても言えない。平和主義が国是だ。そんな恫喝はわが政府にできるはずもないのである。

 ところが、バイデン氏にはまるでテレパシーで伝わったかのようである。よくぞ言ひたり、ってなものだ。大統領その人に言わせるわけにもいかないし、まさに「言うのに適任」の人である。

 なんというか、拈華微笑(ねんげみしょう)、というのはこういう感じか?ちょっと使うところが違うか。マアエエワ(笑)

 あと、念のために書いとくと、これ、昔からよく米国が使ってた言い方なんですよね。特に核抑止ドクトリン全盛時代には。

「ヘル朝鮮」てw

 韓国も熱い国で、しかも文明国なので、若者言葉が面白いようだ。「就職やくざ」とか、笑ってしまった。

 韓国頑張れ。……以前と違って、私は実はあまり韓国が嫌いではなくなった。同源の友邦であるという気がしている。安全保障上、常備70万、動員で150万になんなんとする兵力は無視できない。……まあ、腹の立つ厄介親戚だが。

プリンタ電源入れ忘れが原因で一億円の二重支払処理

 この件、なかなか味わい深い。

 送信確認が印字出力の有無だけでなされていたのか?まさかそんなこともあるまい。多分、「それ使うようになっていた」のだろうけれども。

 ささやかながら不肖・私こと佐藤、経済産業大臣認定「ITストラテジスト」以外に、「テクニカルエンジニア(システム管理)」の資格を持っている。(この資格、今は名称が変わり、「ITサービスマネージャ」と言う。)

 その立場からの感想だが、この一件は単純なようで、その実、システム設計から運用管理に至るさまざまなところに考察要素がある。1万円の処理ではなく、1億円の処理ともなると無視はできまい。取り急ぎ短期の対策と長期の対策の二本立ては必要だろう。この役所ではとりあえず複数職員が立ち会うことにしたようだが、これは短期対策だ。

 システムの運用管理には、この件に関係しそうなところを思いつくまま挙げれば、他にも「構成管理」「資産管理」「性能管理」「稼働管理」「変更管理」「問題管理」「障害管理」「マニュアル管理」「施設・設備管理」など、さまざまな分野がある。この一つ一つがまた、いろいろな手段からなる大分野なのである。石巻市のこの件は、こうした分野分野のどれにも、打つべき手が見出せるだろう。

Facebookは老害爺ぃ婆ぁ(失礼)の巣窟ってかw

 はははっ、笑っちまった。そりゃそうだよなあ。親とか上司とか先生にず~っと見られてるような感じになるもの。

 ……と自分のFB友達をあらためて見てみると、私のFB友達は爺ぃと美熟女のオンパレードで、一番若い人でも30代後半だわ。大人やねぇ~。そんなに友達の人数いないんですけどね。

 職場関係はそんなにフレンドにしてないんだけど、キッカリ線引きしてるわけではなく、例外も何人かいる。

プログラミングを知らない人がプログラミング教育をする危険性

 いやぁ~、仰せ御尤(ごもっと)もだが、こりゃあ、チト意地悪で、可哀想だろうぜ。

 思いもかけない有名技術者の社長にいじめられる、そのRuby On Railsのお兄ちゃんたちが哀れになって、逆に痛々しくて同情で涙が出てきた(笑)。

アルビン・トフラー死去の報

 祈冥福。

 10代の頃、「第三の波」と、もう一つ、ガルブレイスの「不確実性の時代」読んどけ、なんて上司や先生が言ったもので、あんな浩瀚(こうかん)な大著、そうそう多くの人が読破理解したとも思えず、実のところ私も読んでない。


 「第三の波」が文庫で600ページ近く、「不確実性の時代」が同じく500ページ超。なかなか、そんな、ねぇ。

ダッカ

 恐ろしい。引き続き要注目である。

ヨシ子さん

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 娘二人がお父さんお父さん、テレビテレビ!と呼ぶからリビングに出て行ってみたら、桑田佳祐が「ヨシ子さん」でテレビに出ている。

 思わず聴き惚れる。

 んふふふふ、全開やん、桑田佳祐。病後にようやるわ~。

ラムネ

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子らの手にからころ涼しラムネ瓶   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

推敲、「涼し」は夏季語で、季がさなりなので……。

子らの手にからころ青しラムネ瓶   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha