朝からほとんど肌脱ぎ同然となって庭の草取りに精を出す。無精で、何か月も放っておいたものだからさながら
綺麗サッパリ。
オッサンは生きている。
近所の家々の庭の
このところ、気象庁によれば災害と言ってよい暑さだという。各地で気温が40℃を超すのは確かに尋常ではない。しかし百日紅にとっては生を謳歌すべき暑さのようで、どのお宅の百日紅も、内側からもりもりと膨れ上がるように咲いている。
神田へ行き、気になっていた「オリーブ天ぷら 玉衣」という天婦羅屋に入ってみた。よく行く蕎麦の名店「室町砂場」の向かいに、穴子めしの専門店「玉ゐ」がある。先日そこへ入って舌鼓を打ったのだが、その時店頭に置かれていたショップカードでこの天婦羅屋を知ったのだ。系列店であるらしく、同じ「たまい」の店名である。
定食と酒を一杯。まことに旨い。
それから、銀座へでも行ってみるかと歩を進め、思いついて途中で有名な蕎麦屋「日本ばし 吉田」へ入ってみた。
酒と焼海苔を頼んだのだが、海苔がグニャグニャに湿って反っており、残念だった。焙った跡はあったので、たかが焼海苔にずいぶん時間がかかるな、というほど待たされたところからして、さしずめ出すのに手間取り、厨房の湯気のあたるようなところに放っておかれていたのだろう。ま、有名店だから忙しいのだろうとは思う。文句を言っても仕方がない。「もり」を一枚。蕎麦については可も不可も特になし。
諦念めいて飲み食いしていたら、隣に下駄履きの横柄な和服老人が座った。私の隣の奥の席にドカと座り、ふんぞり返って店員さんを試しでもするかのような嫌な声色で「大もり」とだけ一言。見ていて不愉快だった。ツイと立つと「手洗い」と吐き捨てるように言い、「階段を上がったところです」と丁寧に答える店員さんが気の毒になった。これだから老人は嫌いだ。口に出す言葉は名詞だけ。「大もり」「手洗い」て、お前は名詞しか言えんのかい。自分ちで女房に「フロ」「メシ」しか言ってねえんじゃねえか。自宅じゃねェんだよ馬鹿野郎。
別に腹も立たない。そういう体力がもはや、ない。悄然、面白くもなく店を出る。
ふと見上げると、「貨幣博物館は↑」と案内の矢印看板が出ている。日銀の博物館だ。前から見てみたかったところだ。
前にこの近くに来たことがあって、入ろうとしたのだが、閉館時間がわりと早く、あと30分ほどしかないということで、その時はあきらめて帰ったのだ。
今日はまだ3時になっていず、閉館は17時30分だという。まだ時間がある。フラリと入ってみた。
小さな資料館なのだが、相当に見応えがあった。律令以前の「
閉館時間が迫ってきてもまだ見足りなかった。図録を買って帰る。
帰りの電車で、妙に和装の若者が目立つな、と思った。帰宅して聞くと、今日は草加、足立、板橋、朝霞など、周辺のたくさんの自治体で花火大会があるという。次女も高校の友達と草加の花火を見に行ったらしい。
夕暮れ、どれ、私も花火でも見てみるかな、と近所の陸橋まで散歩する。暑いが風が出ていて、幾分しのぎやすい。
なるほど、4か所ほどから花火が揚がるのが見える。南部埼玉は高いところに登れば遮るもののない平地で、私の家の近所からでも富士山が望めるほどだ。関東平野の多くの花火大会が指呼の間に見える。
昔はこんな風に半ズボンを履いて宵に出歩くと決まってひどく蚊に刺されたものだが、この歳になると血も蚊にとって
私の住む越谷市の花火大会は今日だったが、中止になったようだ。
例年、特段見に行くわけでもないので、中止でも開催でも関係ないといえばないのだが、気になるのは花火大会のために買い揃えられた莫大な額の花火はいったいどうなってしまうのだろう、ということである。
他の花火大会で打ち上げるのかもしれないが、現代の花火大会はプログラムがキッチリと決まっており、使い残しを別の大会に混ぜ入れる、なんてことは難しくなってきているのではなかろうか、などと思うのだ。
でも、わざわざ人に聞く「信頼のアピール」ってのもありますよ。……「お前に訊くよりググッたほうが早いわ!」って思ってても、それでも訊くんですよ。
いやもう、ホンマのホントに暑い。いや、字が
クーラーがブンブン唸りを上げるから、温度計持って表に出てみたら、どないだ、この始末でっせ大将。
……とまあ、おもわず大阪弁になってしまうほどの暑さだ。
天気サイトその他ではこれほどのことにはなっていないから、これは私の住む住宅密集地のアスファルト上の特性なのだろう。
それにしても熱い。蝉が鳴いていなくても暑さでジーィ~……、と耳鳴りがするような気がする。私の住む越谷市は、ヒートアイランド現象が名物でもある。
今日は盆である。
日本は夏中「盆の連続」である。そのことは、以前このブログにも書いた。
いわば、今日が盆のスタートである。今日については、盆・新暦旧盆・旧盆と、いろいろと呼び方もあり、ややこしい。
もともとの盆は旧暦七月十五日だ。今年の旧暦七月十五日は新暦8月25日の土曜日にあたる。だからまだまだ先のことではある。
酷暑の一日が暮れかかる。月は三日月。烈日をそっと追いかけてゆく。都会に限らず、低い空を
盆とはいえ、また、仏教徒を僭称しているのにもかかわらず、自宅に仏壇をしつらえているわけでもない私は、ともかく飲酒に及ぶ。ウィスキー。オンザロック。
神道ならば清めに酒を用いもしようが、仏教にそれはない。無理やり、神仏習合を強弁して、酔う。
いやはや、参ったなコリャ、……というほどの暑熱。
越谷市は全国有数のヒートアイランドが名物で、暑熱で知られる群馬・前橋、埼玉・熊谷に時折勝ち、
自宅は冷房をかけており、室内はどうということもないが、昼になるにつれエアコンの作動音が猛然と唸り出す。屋外がよほどの高熱であると知れる。
屋外でタブレット開いてたら5分でノックアウト。
あのさ、これ東京オリンピック無理じゃない? pic.twitter.com/ptkGdVvrUb— たられば (@tarareba722) July 14, 2018
今や誰しもスマホやタブレットにMVNOのSIM挿して、繋がりづらいし変な通信も発生するからいきおい過熱、そりゃあ、屋外ではこうもなろうて。
先々月来受診中の右上奥歯全部喪失の件。
今日ようやく入れ歯の型をとった。再来週には入れ歯が出来上がる。
インプラントは1本30~40万円。奥歯3~4本をインプラントにして100万以上も使うぐらいなら
そういうわけで、自分の歯は入れ歯の「一択」である。