Today’s drinking and snacks 今日の酒肴・新玉葱と明太子の和え物

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 先週ラ・ロシュフコーの「箴言と省察」を読みながら、新玉葱と明太子の和え物を作って一杯やり、動画に撮った。

 編集してYouTubeに上げた。

 動画の中で飲んでいる酒は、いつもと同じ「会津ほまれ からくち米だけの酒 純米酒」である。

 動画の中で読んでいる本は、「平凡社 世界教養全集第2 随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」から、ラ・ロシュフコーの「箴言と省察」である。

時事断片

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文化と商売

 ……って、いや、日本文化を変えられても困るんだけどさ。

 ま、そもそも、ハンバーガーもサンドイッチもドーナツも、そんな毎日毎日食わんわな。今日日(きょうび)、日本のデブが毎日毎日食うのは化学調味料と脂肪タップリのラーメンだよ(笑)。

 だがしかし、ラーメン屋も相当苦戦していると仄聞(そくぶん)する。万人向けの味の中に、変わった趣向をエイヤと入れたりするものだから、結果として味に飽きやすいんだろうね。

大阪・拳銃強奪

 オッソロシイ。早期逮捕、裁判、厳罰、徹底膺懲(ようちょう)を待ちたい。

 この男を見つけ出し、狩り、投石し、殴り、叩き、謝罪させねばならぬ。許すな。

翌日追而(おって)書き

 この男は翌日逮捕された。飯森裕次郎というこの男、これがまた、障害者手帳を持つ精神障害者と言うことで、いろいろと小難しそうである。また、有名人とまでは言えないまでも、父は大会社の重役で、これがまたいらぬ取沙汰をされそうだ。

翌々日更に追って書き

 しかも、更にややこしいことに、元自衛官であることまで出てきた。それでまた、ネットとテレビの間で騒がしくなっている。テレビニュースなどは「テレビ会社の重役」ということをまったく報道しないまま、「元自衛官」ってのを先に報道したそうだ。ところがネットの新聞ソースなどでは「テレビ会社の重役の息子」というのが先に出た。

 これについて、ネット上では「テレビ業界に都合の良い偏向報道だ」「これだからテレビは駄目なんだ」などと騒ぎ立てている者が多いようだ。

あー、これ、既にあるよな……

 これ、なー……。国とかはまあ、昔からすでにやってるよな。

 戦前は陸軍士官学校・海軍兵学校。これは当時、卒業すれば高等教育修了とみなされ、大学卒業どころか、「それ以上の栄誉」とされた。……まあ、戦争に負けちゃったからねえ……。跡形も残っちゃいないが。

 戦後は防衛大学校とか防衛医科大学校が「給料くれる大学」の代表だろう。こちらは長い間、各種学校と同じ扱いとされ、卒業しても大学卒業とはみなされなかったが、30年ほど前に学位認定機関となり、今ではれっきとした大学で、博士号の取得まで可能である。結果、防衛大学校も防衛医科大学校も、東大ほどではないにもせよ、各国立大程度には難しく、優秀な学生を集めることに成功している。数こそ少ないが、世界各国からの留学生も受け入れており、なかなかどうして、魅力的なところである。

 しかし、防衛大学校や防衛医科大学校は卒業したら自衛官にならなければならない縛りがあり、また在学中もピシピシと体育会的シゴキが待ち構えていて、そこが敬遠される理由になってもいる。

 なので、「給料はくれるわ、入学後のシゴキなんかないわ、卒業後は何をしようが自由だわ」という、何の縛りもない大学を作ったら、優れた頭脳が殺到して成功するのではないか?

 国でやりませんかね。教育費も高騰していることですし。

PC乗り換え

 最近私も、自宅のPCのHDD容量が逼迫してきたので、4TBのHDDを買おうか、少し奮発して2TBのSSDを買おうか迷っている。

 「迷っているヒマがあったらSSDの4TBを買え!」……と、昔の私なら即断したところだろうが、いや、待ってください、4TBのSSDって、8万円からするぞ(苦笑)。

 ムリでしょうが。8万円あったら、安手のノートPCを1台買うぞ。

時事数片

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インドと日立

 こ、これは……!

 日本企業が立派に業績を広げていて、よいことだ。

言いたい放題の皇室報道は不敬だからやめろ

 標記のように思うので、ブログに書いたりもしたくないのだが、下の記事などは、まだしも良心的な方であるので、貼ってみた。

 他の報道など不敬極まるものばかりだ。しかも、どこの誰が言ったのかもわからないような「なんちゃら関係者」などという無責任なニュースソースばかりで、「そんなことを部外者に漏らすなど、どこの糞役人だ」と怒りすら覚えるが、多分、そんな役人などいないのに違いない。週刊誌の記者の()ッち上げだろう。

 最近、皇嗣家に対して「悠仁親王殿下の事件で世間を騒がせ、他の生徒を不安にさせたのだから、謝れ」などとする、まるで頭の螺子(ねじ)でも外れているのではないかとしか思えないようなブログ記事や週刊誌記事を見た。

 どうしてそんな理屈になるのか、サッパリ理解いたしかねる。

 国民全体に謝らなければならないのは、どんな理屈があろうと、逮捕された犯人である。

 なぜ犯罪の被害者が謝らなければならないなどと考えるのか。よくもまあ、そんな屁理屈を公表できるものだ。こんな記事の書き手は、自分が不敬を働いた(かど)で国民全体に対して即刻謝罪すべきだ。土下座くらいで足りるものか。

 そうしたブログのURLや、その記事への参照をここに書いたりして、そんなおかしなサイトへアクセスを誘導することになどなると(しゃく)(さわ)るから、URLなんか貼らないし、参照も書かない。これまでこのブログに書かなかったのも、腹が立つから書かなかったのだ。だがこうなってくるともう、微論なりとも書かず言わずにはおれぬ。

デス・ゾーン

 エベレストは登山家で混雑し、そのせいもあってか今年も、はや遭難死者が出つつあるという。

 エベレスト山頂付近の「ヒラリー・ステップ」と呼ばれる場所の手前から撮った写真が上掲の記事にある。まるで、どこかの観光地の混雑のようだが、ここは間違いなく、たった1日ほど過ごすだけで酸素不足による死が待ち受ける「デス・ゾーン」である。

 デス・ゾーンでは遭難死した遺体の回収も困難を極めるため、通常遺体は放置され、山頂までの至る所に文字通り死屍累々と点在しており、その数たるや百数十体になんなんとするという。遺体は極彩色のクライミング服装や装備を着けたままだから、点在する様子は色とりどりに見えるそうで、一帯の現地名を「虹の谷」と称するのは、この遺体の極彩色と無関係ではないらしい。

 遺体は酷寒と乾燥のため腐敗することもなく固着し、ベテランのクライマーなどは、例えばその遺体が目立つ有名登山家の遺体で、緑のブーツを履いていたりするのを「例のグリーン・ブーツ」などと呼び慣らし、「グリーン・ブーツが見えてきたから、もうすぐ右だ」などとくらいに言うのか、「道標」がわりにすらしているという。

 エベレストで遭難した人の遺体は、吹きっ(さら)しで放置されているから、写真に撮られることも多いようだ。「エベレスト 遭難 遺体」あたりのキーワードで検索するといくらでもヒットするから、すぐにこれら遺体の状況を確認することができるだろう。

 「そこに山があるからだ」という名言を残し、100年近く前にエベレストで行方不明になったイギリスの著名な登山家、ジョージ・マロリーの遺体が発見されたのは今から20年ほど前のことで、遭難後70年以上が経過していた。その遺体は屍蝋(しろう)化して、写真で見るとさながら生きるがごとくである。

 左の動画は、そのマロリーの遺体が発見された時の記録フィルムである。

 去年の記事だが、こんな記事もある。

(ひや)し酒

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梔子(くちなし)

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 梅雨の晴れ間である。 天気予報によれば明日は大雨だと言うが、今朝は爽やかに晴れている。

 新越谷駅の(そば)にあるりそな銀行の前の歩道脇に、梔子(くちなし)の花が咲いている。

 植物に(くら)い私は、 毎年今の時期に咲くこの花の名前を長いこと知らずにいた。一度は調べたような覚えもあるのだが、わかったかわからなかったかも覚えておらず、忘れてしまった。

雨の降る翌日に撮影したその梔子

 今朝、ほのかに良い匂いの漂うこの花が気になり、通勤電車に乗ってから「六弁花」で検索してみた。すぐに写真が出てきて、梔子だとわかった。インターネット時代はなんと便利なことだろう。

 それにしても、この私ときたら。訳知りぶって俳句など()み、「俳句は季語を使って詠むものです」などと言っていながらこの(てい)たらくで、季節の花の名前をあまり知らない。いや、名前は知っていても、実物を知らないことが多い。それは多分、私が文字ばかり読んでいることとも関係しているのだろう。

 本から顔を上げ、外に出て花を見、ものを見、人と話さねばなるまい。しかし、良きにつけ悪しきにつけ、多くの読書が今の私を形成していることもこれは事実なのであるから、こちらも脱却したいわけではない。

読書

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 引き続き「平凡社 世界教養全集第2 随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」から、ラ・ロシュフコーの「箴言と省察」を読んでいる。

 解説(平岡昇(明治37年(1904)~昭和60年(1985)、仏文学者)によると、モンテーニュの随想録や、パスカルのパンセなどに比べると、「内容の深さにおいて劣ることは否めない」(同)と評されるものだそうである。

 しかし、箴言の一つ一つは短くわかりやすい。

気になった言葉――箴言集より――
箴言
【22】 哲学は過ぎ去つた不幸と来るべき不幸には容易に打ち勝つ、しかし現在の不幸は哲学に勝つ。

【23】 死を知つてゐる者は少い。人は普通の場合決意にによつて死を堪へ忍ぶのではなく、愚昧と習慣による、そして大部分の人間は、死なざるを得ないから死ぬのである。

【26】 太陽も死も凝視することはできない。

【38】 我々は期待によつて約束をし、恐怖によつてそれを守る。

【73】 色恋沙汰を一度も経験したことのない女はいくらもゐるが、たつた一度しか色恋したことのないといふ女は、めつたに見つからない。

【79】 沈黙は、自信のない人間の最も確実な方策だ。

【90】 我々が生活上の交際で人の気に入るのは、我々の長所よりも欠点による方が多い。

【251】 欠点が似つかわしい人もあれば、長所と凡そ不釣合な人もある。

【264】 憐れみの情とは、他人の不幸を介して自分自身の不幸を顧る気持ちであることが多い。我々が将来陥るかも知れない不幸に対する巧妙な先見の明なのだ。我々が他人に救ひの手をさしのべるのは、我々が同じやうな不幸にあつた場合に、我々にもさうしてくれることを彼らに覚悟させておくためである。だから、我々が彼らに捧げるこのやうな奉仕は、本来から言へば、我々があらかじめ自身のために利益を図つたことになる。

【266】 野心や恋愛のやうな激しい情念でなければ、他の情念に打ち勝てるものではないと思ひこむのは、考へ違ひである。怠惰は、どんなにだらしがなくても、しばしば情念を制御せずにはおかない。即ち、怠惰は人生のあらゆる計画とあらゆる行為を(むしば)み、知らず知らずのうちに情念と美徳を破壊し、根絶やししてしまふ。

【270】 既得の名誉は、これから獲得すべき名誉の保証である。

【276】 相手がゐなくなれば、月並みな情熱は()め、大きな情熱はつのる、風が吹けば蝋燭が消え、焚火が燃えるやうに。

【277】 女は、愛してゐないのに愛してゐると思つてゐることがよくある。つまり、或る恋のたくらみにいつぱいな胸、言ひ寄られて起きた気の高ぶり、愛される楽しさに自づと引きこまれる心、それに、愛を退ける心苦しさ、かうしたことから、彼女らは唯媚態を演じてゐるにすぎないのに、恋情に燃えてゐると思ひこんでしまふ。

【282】 あまり巧妙に真理を仮装してゐるので、それに騙されなければ却つて判断を誤つたことにされさうな仮面をつけた虚偽がある。

【287】 同一の事柄について方策を幾つも思ひつかせるのは、精神の豊かさよりもむしろ明智の欠如である。この欠如のために我々は想像に浮ぶものすべてに気を取られ、まづ、何が最もよいのかの見分けがつかなくなるのだ。

【301】 財宝を軽蔑する人は相当に多い。しかし、それを与へ方を知つてゐる人は殆どゐない。

【308】 人は節制を一つの美徳としたが、それは偉人の野心を制限するためであり、又、凡庸な人々が幸運や才能に恵まれないのを慰めるためであつた。

【342】 人が生れた国の訛りは、言葉ばかりでなく、精神や心情の中にも残つてゐる。

【354】 欠点によつては、巧みに用ひれば美徳そのものよりも光り輝くものがある。

【372】 大多数の青年は、洗練されもせず、粗野であるにすぎないのに、気取らない人間だと思ひこんでゐる。

【414】 馬鹿と気違ひは、自分の気紛れを通してしかものを見ない。

【427】 大部分の友人は人を友愛嫌ひにさせ、大部分の信心家は人を信心嫌ひにさせる。

【436】 人間一般を知ることは、個々の人間を知ることよりも容易である。

【458】 我々の敵は、我々に対する評価においては、我々自身よりもずつと真実に近づくものだ。

【571】 自分自身の中に安心が見出せない場合は、他にそれを探しても無駄である。

【610】 人間のすることでは、極端になれば善も悪もない。

【611】 大きな罪を犯す能力のない人々は、他人がそれを犯しても容易には感づかない。

【612】 葬式の華やかさは、死者の名誉よりも生者の虚栄にかかはる方が多い。

【618】 人真似は常にうまくゆかないものだ。すべてまがひものは、実物の時は人を魅惑するものでも、人を不快にする。

【622】 自分は人に好かれてゐるといふ自信は、しばしば、間違ひなく人に嫌はれる道である。

様々な省察
〇 大抵の子供が人に好かれるのは、彼らが持つて生れた様子や態度からまだぬけ出さないためであり、それ以外の様子や態度を知らないためである。

〇 つまるところ、人が生れつきどんな長所なり欠点なりを授かつてゐようとも、自分の身分と容貌にふさはしい様子や口調や態度や感情を持ち続けてゐる程度に応じて、他人に好かれるものであり、それらから人が遠ざかつてゐる程度に応じて他人に嫌はれるものである。

〇 雄弁な沈黙といふものがある。それは時として是認することにも、非難することにも役立つ。人をあざ笑ふ沈黙もある。(うやうや)しい沈黙もある。 

Today’s drinking and snacks 今日の酒肴・えのき茸と茗荷の酒肴

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 えのき茸と茗荷と梅肉で酒肴を作って一杯やった。

 例によって動画に撮り、YouTubeに上げた。

 動画の中で飲んでいる酒は、「会津ほまれ からくち米だけの酒 純米酒」である。

 動画の中で読んでいる本は「平凡社 世界教養全集第2 随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」から、モンテーニュの「随想録」である。