敬老の日

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天皇陛下万歳

 祝日「敬老の日」である。国旗を掲揚し拝礼する。

 今や、老人があまりにも複雑な状況に置かれる世相となった。しかし、老害だなどと批判に晒されるのは、半面手厚い保護と尊敬があるからでもある。

 何にせよ、老いることを忌避すべきことと思うまい、悲しむべきことと思うまい、懊悩すべきことと思うまい。それは寿(ことほ)ぐべきことだ。もし自分の老いる日々が想像の外にあったとしても。

 なぜなら、その日々は全く来ないか、確実にやってくるかの二者択一なのだから。老いる前に死ぬか、老いるかの二者だ。

 まったくやって来ないものは、確実に来るもの同様に現実感をともなって感じられる場合もある。つまり、老いる前に死ぬのを想像することは、現実に老いるよりもなお老いの感覚を濃厚にする。

一杯

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 新蕎麦の季節ともなれば、どこかへ手繰りにいかなければやまないところだが、これはおいそれとはいかない。新蕎麦を出すようなところなど、そうそうはないからだ。

 最近すっかりお気に入りの新越谷駅近くの蕎麦舗「SOBA 満月」と言えども、簡単に新蕎麦は出すまい。

 そこで、せめては、ということで、蕎麦掻(そばがき)で一杯飲んで、それを動画に撮ってYoutubeに上げた。近所のスーパーの粉もの棚の蕎麦粉だから、当然新蕎麦だなんて贅沢なことではない。

 だが、まあ、そこは気分というもの。新蕎麦のような気になって飲み喰いする、というところだ。

自刈り

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 長年行きつけてきた新越谷の床屋さん、「ファミリーカットサロンE・T」へ先月行った時のことだ。顔なじみの美男理容師が「お客様、ポイントカードお持ちですか?」と聞く。

「ええ、持っていますよ」

「あ、そうですか。実はですね、来月9月、このお店、会社は同じ会社のままなんですが、大改装をしまして、店のコンセプトも変わることになりまして」

「へえ、それはおめでとうございます」

「で、申し上げにくいんですが、お値段のほうも倍くらいの設定に変わっちゃうんです」

「えっ」

 これは参った。1940円の格安で一通りの理容メニュー(顔剃り、洗髪等)がちゃんとあり、理容師さんはみな若い美男美女で、接客も丁寧でやわらかく、明るい店である上、子供を連れてくると子供席でちゃんと親のオーダーを聞いて刈ってくれるなど、他店をもって代えがたい魅力があるので、この十数年以上通ってきたようなわけである。

 結婚以来、床屋に2千円以上かける習慣は、私にはない。

「で、お客様、ポイントカードをお持ちの方には、新店舗の最初の1回は旧価格でご提供することになっておりまして、それでお知らせいたしました」

「ああ、そうなんですか。……しかし、E・Tさんと言えばなんといってもこの値段が魅力でしたから、私としてはちと残念ですね」

「申し訳ありません。……同じコンセプトで同じ会社のお店が越谷駅のほうにもありまして、そちらはそのままですので、どうかご贔屓頂ければ」

 ああ、そうですか、それではそうしましょうかね、……と返事はしたものの、越谷駅(新越谷駅の隣駅)まで床屋に行こうとはちょっと思わない。多分行かないだろう。

 それが先月のこと。

 最近ハゲても来たので、床屋でシャレっ気でもない。そこで、昔10代後半から20代頃までしばらくやっていたように、自分で刈ってしまうことにした。

 近所のヤマダデンキで税込2678円の電気バリカンを買う。TESCOM社製ヘアーカッター「TC450」

 家へ帰ってビニールの大きいごみ袋を鋏で切ってケープにして首に巻き付け、買ってきたバリカンの刃を「1ミリ」に調整し、とっとといつもの刈り上げスタイルにしてしまう。

 最近流行(はや)りの「自撮り」ならぬ、ちっとも流行ってない「自刈り」(笑)。

 ま、多分これから、床屋代使わなくなっちゃうんだろうなあ。

Google Mapのコンパスが変になったのを直す その2

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 少し前、このブログで「Google Mapのコンパスが変になったのを直す」という記事を書いた。

 あまり気にもせず放置していた記事なのだが、ふとアクセスログを見ていたら、この記事がピカイチのアクセストップになっている。

 世の中、よっぽどGoogle Mapのコンパスが変になって困っている人が多いものと見える。そこで、前の記事に書かなかったことを少し補足しておきたい。

 Google Mapのコンパスは、ムチャクチャに狂うのが普通であるようだ。騒ごうが(わめ)こうがしかたがない。巨大企業Googleの反応速度など、推して知るべしである。

 で、これが、Google Mapのアプリが悪いのか、携帯電話のコンパスが壊れているのかの見分け方がある。

 なんでもいいので、「コンパスアプリ」をインストールする。Google Playで「コンパス」などとして検索すれば、いくらでも見つかるだろう。

 方位のわかる場所へ行って、このアプリを起動する。

 コンパスアプリの指す方位が正しく、Google Mapの方位が間違っていれば、携帯電話のコンパスそのものは壊れてはおらず、Google Mapの設定が狂っているということになる。

 大抵はGoogle Mapの設定が狂っているので、Google Mapのデータを完全消去し、例の「8の字キャリブレーション」を最初からやり直せば、正常になるという理屈である。

 だが、直らないこともあるようだ。これは、推測するに、クラウドの「アッチ側」に、方位角の間違った補正データが蓄積されているのであろう。

 単なる想像に過ぎないが、多分、人が集まるような場所の磁気データをビッグデータ的に多く集めて処理し、強制的に補正しているのではないだろうか。

 そうだとすれば、利用者のためによかれとしてやっているのだろうとは思うし、技術的な努力には賛辞を惜しまないものの、しかし、いち利用者からしてみると、むしろ迷惑なことである。

一杯

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 先週の日曜の夕方、「昆布とろ」を作って酒を呑んだのだが、それを動画に撮ってYoutubeに上げた。

 これは本当に酒がよく入る肴ですよ。

読書

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 ブリア・サヴァラン「美味礼讃」上巻。

先々週図書館で借りて、ダラダラ読んだり読まなかったりしていたので、まだ3分の1ぐらいしか読めていない。

 今日が図書館の返却期限なので、スタバでコーヒー飲みながら、急いで読んでしまうことにする。

 前半90ページは退屈で全然面白くないが、90ページ以降あたりから俄然面白くなってくる。

 午前中で一挙に読んで返却し、一旦返却してあった下巻を借り直す。

言葉
オスマゾーム

 文中随所に出てくる。フランス革命前後の往古のヨーロッパでは、今でいう旨味成分の一つ「イノシン酸」をこの「オスマゾーム」として理解していたものであるらしい。

ル・マンの飼鳥(しちょう)

 自動車レースで知られるル・マンは、鶏だの鶉だのの名産地であったそうな。

 ちなみに「鶉鶏類」と書いて、「じゅんけいるい」と訓むそうな。

グルマンディーズ・グルマン・グルメ

 この三つの使い分けは難しいものだそうで、「コケット」などと言う言葉と同じく、適訳もどうもないらしい。本書中でもそのまんまカタカナ書きで「グルマンディーズ」と書いてあり、脚注・訳注などもない。

 しかしどうやら、

グルマン  食通・健啖家・食いしん坊
グルマンディーズ  食通連・貪欲連
グルメ  美食家・食通

……という使い分けでいいようだ。

キナ()

 キニーネの原料。

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晩酌動画

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 晩酌の酒肴を(こしら)え、酒を飲むところを動画に録って、Youtubeに上げてみた。

 あるYoutuberの人に刺激を受けて作成した。

 別に、特別に珍しい動画でなくってもいいやあ、などと思うようになったようなわけである。