平成二十八年最初の痛恨は

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 この年明けの痛恨は次のことに尽きる。

 (すなわ)ち、いつも通り紅白を見て、「ゆく年くる年」を見て明けようと思っていた。

 だが、つい「ガキ使(つか)を見てしまい、出川と上島が尻に空気を注入して腕相撲をし、屁をこいた方が負けという狂気のような映像で爆笑しつつ年を明けてしまったことである。

 ともかく、近所の古刹「報土院」の撞鐘(かねつき)を拝んで、年越しとする。