馬鹿なのだろうなあ、この人たち

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 下のようなニュースを見ると、もう、怒るとか問題点を覚えるとかいうのを通り越して、「ふはは……」と乾いた笑いさえ漏れてしまう。この場合、「笑い」と書くより「(わら)い」と書いた方がよく(はま)るかも知れない。

(上記事から引用)

 外敵をつくりだし、市民に戦争やむなしとの感情を抱かせることにつながる

 いやもう、なんでこんな変ちくりんな理屈になるのか。もはや彼らが宇宙人かなにかのように思える。

 まあ、自分が正しいと信じたことを一生懸命やっているのだから、「悪」ではないと思うが、しかし、「馬鹿」なのではあるだろう。

(桑田佳祐『すべての歌に懺悔しな!!』より)

♪ 大学出たって馬鹿だから
 常識なんかは通じねェ

 市民活動家に限って高学歴でお偉いと来ているから始末に悪い。

 こんなの、同じ労力をかけて、北朝鮮に「ミサイル撃たないでください」と言うのが本来の(スジ)である。

 在日朝鮮人にヘイトスピーチなどで意思表示したり、(いわん)や彼らをいじめたりしても無駄なのは知れ切ったことだ。彼らは金正恩(きんせいおん)の代理などではないのだから、そんなことはするだけ無駄だ。

 意思を表示するなら、北朝鮮政権にメッセージを伝えなければならない。

 報道や外交などの「言葉によるもの」だけがメッセージとは限らない。メッセージには様々な種類があるのだ。動きをもって知らせる「戦略的メッセージ」というものもあるだろう。そうしたメッセージをどのように形作るかということを考えると、おのずと何をしなければならないかが見えてこようというものだ。

 この「馬鹿な人たち」には、そのようなことはまったくわからないと思う。だが、思うに、議論するだけ無駄でもある。こういう馬鹿な人たちは、そうした大切なことどもを、永久にわからないままでいいのではないか、とも思う。彼らは無明(むみょう)の幸福のうちに一生を終えるのだろう。結構なことだ。