なんて不便なドコモ電話帳

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 SONY製・ドコモの古いAndroidスマートフォン「Experia A SO-04E」を使っている。7年も前に買ったもので、最早(もはや)骨董(こっとう)に近い。だが、特段不便はしていないので使い続けている。

 さすがに通信料が高価なドコモのキャリア回線はやめ、安いSIM(OCNモバイルONE)に換えて経済的にしてはいる。ただ、ブラウザやOSのサポートがなくなったり、SSLの最新アップデートがなくなったり、セキュリティが多少心配ではあるので、今はおサイフケータイ等の機能は努めて使わないようにし、機微なパスワードを行使しなければならないオンラインショッピング等はしないようにしている。

 さて、このところ新型コロナウイルス蔓延のせいでメールによる連絡が多く、情報共有のためCC:にかなりの人数を入れてばらまく。家ではPCでメールを使うからどうということはないが、外では上記「骨董スマホ」を用いざるを得ない。

 で、このいわゆる「ガラスマ」、Gmailアプリで返信する際、多くの人にCCをつけようと右上メニューで「コンタクトから追加」を選んでも、「ドコモ電話帳」が出てきてしまい、これがまた、「グループ」の選択をすることができない不便な状態で出て来る。

 Gmailアプリから起動できる電話帳を「ドコモ電話帳」ではなく、グループの選べる「連絡先」アプリに変えようとするのだが、どうしても変えられない。システム全般の「デフォルト」の電話帳を「連絡先」アプリに変更しても、Gmailアプリの「コンタクトから追加」は、どうしてもドコモ電話帳が起動してしまうのだ。

 ドコモ電話帳をアンインストールしてしまえば済むような気がするが、これが評判の悪い「キャリアアプリ」というやつで、消すことができない。

 ああでもないこうでもないと半日頑張った挙句、あきらめて、水色帯封筒アイコンの「Eメール」アプリにGmailアカウントと自分のプロバイダメールアカウントとをセットアップした。このアプリだと「連絡先」アプリが起動し、楽に大量の「CC:」をばらまくことができるのであった。

 しかし、こんなことに時間をつぶしているなら、ピュアAndroidのスマホでもさっさと買えよ、と人からは言われそうだ。

 ASUSのスマホが手頃で、2万円台からあり、安くていいのだが、主力商品「ZenFone」は5GHzのWiFiに対応したものがない。私はBluetooth機器を多用しているので、2.4GHzのWifiだと混信が激しく、特にBluetoothキーボードが全く使い物にならなくなってしまうので、どうしても5GHzを使いたいのだ。実に残念だ。この点、今使っている「Experia A SO-04E」は、骨董スマホにもかかわらず、当時の最上級機種だったためか5GHzのWiFiに対応(IEEE802.11a)しているので、これは買って良かったと思っている。

 2.4GHzのIEEE802.11b/g/nに加え、5GHzのWiFi、すなわちIEEE802.11a/ac等も使えるものをASUSで選ぶと、突然10万円を超える「ROG Phone」になってしまうのである。まったくのところ、これがASUSの、(たま)(きず)というか、残念なところだ。

 だからと言って、なにやら胡散(うさん)臭いHUAWEIだのXiaomiだのは買いたくない。

 iPhoneはもっと高い。ハナッから眼中にない。

 キャリアの「月々負担がどうとか」という結局「月賦・ローン」でしかないような見かけだけ安いのなんか、今更()(ぴら)御免(ごめん)である。

 我慢して5万円くらいまでを視野に入れてみると、俄然「Google Pixel」が視野に入ってくる。Googleの製品は好きだから、これはいいかもしれない。今日現在、Pixel 3aは税抜き\49,500-.ほどで、Amazonで胡散臭い白ロム新古品を探すと\38,500-.~\39,000-.くらいである。

 う~ん、無駄遣いはしたくないし、どうしよう。

時事寸片

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よほど腹が立ったんだろうなあ

 思うに、こういうのって、記事通りの悪辣非道なドコモ側、って話ではなくて、根拠のない憶測ではあるけれども、客の方がよほど腹の立つ、態度の悪い者だったんだろうなあ、という想像が何となくつく。

 接客というのは、実に大変な仕事だ。

 逆に、こんなことが問題になるほうがおかしい、接客する側にも人格というものがある、日本の接客が丁寧過ぎるのだ、……というような論もある。

 日本の接客が諸外国に比べると過度なほどに丁寧な理由というのは、江戸時代の鎖国にまでその因を(さかのぼ)ることができると何かで読んだことがある。

 すなわち、鎖国のために商品の需給は完全に内向し、極端な供給過剰となったため、一つの商品にできるだけ多くの関係者がぶら下がって利益を得る構造が出来上がった。これは問屋、卸、仲卸、小売り、……といった再販方式や、傘の骨作り、渋塗り、組み立て、皮貼り、などと言った手工業製品の過度の分業などに表れた。当然、価格は上がる。そのため「買い手市場」を招き、売り手はとことん低姿勢を追及し、慇懃(いんぎん)を尽くして売ることに努めるようになった、ということだそうな。

 今に至って尚、日本の接客は極めて低姿勢である。

 逆に諸外国、特に欧米の接客は、客と対等に口をきき、尊大だったり、チップを要求したりする。客も、日本では「いらっしゃいませ」と店員が挨拶してもプイッと無視するが、欧米だと店員が「ハイ」と言うとあべこべに客の方で「ヘロゥ」と返したりする。これは重商主義時代のヨーロッパでは、商人は貴族の経済を支えるものとして地位が高く、「一般人より偉い人」ということになっていたから、というのも一因だという。日本の商人が、金は多く持っていても、「士農工商」ということで社会の低層に位置付けられていたのとは対照をなしていると思う。

 欧米の商人は、王や貴族の行う侵略により外需を得、商品、ひいては経済が侵略先を巻き込んで回るから、自国内で低姿勢になる必要などなかったわけである。

 遁走(トンズラ)をキメ込んだカルロス・ゴーンが、商人のくせして妙に自信たっぷりで尊大なのは、そのせいかもな、などと思う。

女房まで指名手配とは

 カルロス・ゴーンの逃走というと、これがまたなんだか、女房までが追い込みをかけられている。

 しかしまあ、アレだな、前の女房のリタ・ゴーンなんて、文春あたりの扱き(コキ)(おろ)し記事によると、日産の会社のカードで自分のレストランで使う食材なんか仕入れたりしてたと言うから、今の女房のキャロルにしたって、(いず)れ、後ろ暗いところも多いんだろ。

「寵愛」て(笑)

 しかし、どうでもいいことだけど、上の文春の記事、言葉が変だなあ。

提携交渉の際に企画室次長だった志賀は「ルノー派」だったことから、ゴーンに寵愛されたのだ。

 「寵愛」て……。オッサンの職場の話やろ?ホモかっちゅうねん(笑)。国王の後宮とか側室の話じゃねェんだから、ここは「重用された」とか、「気に入られた」というふうに書くべきだろうね。……っていうか、いや、もしかしてホンマに寵愛されてたのか?最近「おっさんずラブ」とかいうのが流行してるからなあ……。

 しかし、いくらダイバーシティってったって、モノには限度っちゅうもんがあるわな。時代によってその限度は変わるにしてもさ。

ホモで逮捕されたチューリング

 時事ではないけれど、ダイバーシティからの連想で、チューリングのことを思い出した。

 私など計算機関係の技術者にとって、英国が生んだ天才「アラン・チューリング」というのは、記憶しておくべき人物のひとりである。

 チューリングというと、「チューリング・マシン」「計算可能問題」等についての提唱(テーゼ)のほか、戦時中にドイツのエニグマ暗号を解く機械を開発したということで、イギリスにとっては救国の英雄とされている。

 で、このチューリング、戦後、逮捕された。その後、失意の内に自殺したと伝わる。

 その逮捕容疑が「ホモ」なんである。

 「へ?ホモで逮捕?!」と、若い方なんかは思うかもしれないが、そう、イギリスではごく最近まで、「ホモは犯罪」だったんである。ホモで逮捕されると、ホルモン剤なんかを注射され、強制的に治療されたんだそうである。

 多様性(ダイバーシティ)が尊重される今の世からは、まるっきり想像もつかないことだ。幕府の苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)極まった江戸時代の日本ですら、「おかま」は別段違法ではなく、「陰間(かげま)茶屋」などというホモの淫売屋すら公然とあったのである。

 その後、ごく最近になって、イギリスの当局はチューリングの名誉を復活すべく、謝罪声明を出したのだそうな。

 私は未見であるが、チューリングについては、4~5年前に「イミテーション・ゲーム」という題で映画化されている。左のようにAmazon Prime Videoでも見ることができる。

 聞いた話では「ホモに関するくだりは含まれていない」のだそうで、主題はエニグマの解読にあるようだ。

電話替えたい

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 使用している携帯電話が古く、遂にTwitterアプリが使えなくなってしまった。

 ソニー製で、ドコモが販売していた「Experia A(SO-04E)」だ。買ったのは平成25年(2013)のことである。

 せいぜい6年でこの(てい)たらくでは困る。

 このところ、乾燥機を買ったりハードディスクレコーダーを買ったり時計を買ったり、次女の大学が決まって学費がウン百万だったり、五体これ消え入らん(かな)、というほどの状況である。

 先日は次女にiPhone 11を買い与えたところでもある。マンマとフンだくられてしまった。甘い父である。

 う~ん……。自分の電話にお金をかけている場合ではない。電話とメール、それからテザリングができるのだからルータ代わりに使って、しばらくこれで我慢するよりほかにない。

 新しいのを買うと「NanoSIM」になる。Experia AのSIMはMicroSIMである。電話を買い替えるとSIMのサイズ変更が必要になる。OCNモバイルONEを使っているのだが、サイズ変更には3000円余りが必要だという。

 そんなことに3000円も使ってられるかい。

 もし電話を買い替えるとしたら、「SIMカッター」でSIMのサイズを切り縮めるに限る。SIMカッターはAmazonあたりで1000円ほどである。

 もう、家の電話もやめてしまおうかしらん。……しかし、これをやめてしまうとGBitの光回線が惜しい。今後の世の中の趨勢に従おう。

風邪ひきの勢いで

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 風邪ひきの勢いで、ついに自分の携帯のSIMも、安SIMに替えるに決し、ドコモ~OCN間のMNP手続きをしてしまった。今週末か来週あたり、「モバイルONE」のマイクロSIMが届くだろう。

 いやあ、NTTドコモ、長いこと使ったなあ。実に22年4カ月。さようなら、さようならドコモ。またあ~う日まぁで~♪

妻の携帯電話を安いものに替える

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 先週の日曜日、妻の携帯電話を安SIMとともに新調した。今日(6日後の土曜の昼)に届いた。ASUSの「ZenFone 4 Max (ZC520KL)」だ。

 SIMは加入しているプロバイダ「OCN」がサービスしている「モバイルONE」だ。マツコ・デラックスが宣伝しているアレである。

 これまでにも娘二人の携帯電話はキャリア純正からMVNOの安SIMに移行してきており、経験済みの事ではある。

 妻と一緒にさっそくセットアップを始める。この際、妻は常に傍に居させなければならぬ。パスワードなどのセットアップがあるからだ。

 用意するものは、前の電話で使っていたLINEやGmail、プロバイダのpopメールその他のアカウント、申し込んでおいた「MNP予約番号」、クレジットカードの番号、その他一切である。

 それらを手元においておき、箱をあけ、中に入っている紙を読み、全部を書いてある通りに進めれば、なんてことなく移行は終わりである。

 あとは妻に携帯電話を渡し、「しかるべくイジり倒して研究せよ」と言っておけば終了、である。特に気を付けることもない。

 購入した「ZenFone 4 Max (ZC520KL)」だが、気を付けておきたいことがある。スペック表の「無線LAN」の欄を見ると、

無線LAN IEEE802.11b/g/n (周波数帯域:2.4GHz)

……とあることだ。つまり「a/ac」がない、ということで、要するに、

「5GHzのWiFiが使えない」

……ということである。私も私の妻もこれで特段不便を感じるわけではないが、Bluetoothやご近所の無線LANとの干渉が気になる向き、また、(もっぱ)ら5GHzのWiFiを利用しておられる向きなどは、この点を把握しておいた方が良いかもしれない。

音符・ウンコ

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 失礼だが笑ってしまった。

 まあ、そもそも、仕事関係のメールで絵文字など使わぬにこしたことはない。だが、若い人などは、どうしても使いたくなるのだろう。

 よく「文章で言い切ると冷たく怒っているような感じがするので、絵文字でそれを緩める」というが、文章力を鍛えたり、語彙(ボキャブラリ)を豊富にすることにより、やわらかい物腰の表現や、丁寧な言い方というのは、絵文字などによらずともいくらでもできる。

 いや、まあ、音符がウンコになってしまうなどというのは、ドコモとソフトバンクが協定か何かを調整し、文字のマッピングを修正すればいいだけの話ではあるが……。

iPhone SE

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 長女が高校に入学したとき、褒美にスマート・フォンを買い与えた。ガチガチにキャリアの純正回線で、結構高くついてきていた。

 長女はこのスマホを使いに使い倒したので、傷んでボロボロになってしまった。USBのコネクタなどもう「スカスカ」で、もはやPCに接続ができないどころか充電さえする(あた)わざる状況である。長女は充電ドックを使ってなんとかしのいでいる。

 そんな折、長女は先日19歳の誕生日を迎えた。「お父さん誕生プレゼントにスマホ新しくしてよ~」と言う。美大に通っているので、パソコンなども「Appleでないと話にならない」ほどの事らしく、学校のパソコンもほぼApple一色だそうな。

 そのせいで、「iPhone買って~」と言うのだった。

 うーん、高くつくなあ。

 機種変更だと、どうしたってキャリアのiPhoneを買わなければならず、ずいぶん高い。

 そこで、意を決し、長女の携帯電話は

  1.  本体はAppleストアでSIMフリーのiPhoneを直接買う。
  2.  キャリア(NTTドコモ)の回線は解約。
  3.  長女の回線はMVNOに変えてしまう。MNPで電話番号を移行。

 ……という、最近はやりの3点セットで買い替えることにした。

 MVNOはマツコデラックスの宣伝でおなじみ、「OCN モバイル ONE」を選ぶ。実は既に次女のスマホはそうしており、スピードや品質、商品の継続性もいいと思うからだ。

 iPhone SEを選び、Appleストアで注文した。同時に、「OCN モバイル ONE」も注文。音声回線付きで月々1600円ほどであり、今までの高額なキャリア回線が馬鹿々々しくなってしまう。

 これまでのように「壊れてしまいました」というようなときに、とりあえず近所のドコモショップへ持っていけば何とかなる、というふうにはいかなくなったが、しかし、そんなの、iPhoneであればAppleストアに送るなり持ち込むなりすればどうにかなる理屈だ。

 プッシュのキャリアメールが使えなくなるのはどうも不便なような気もするが、長女はLINEユーザで、特にそれで不便もないようだから、それでよし、となる。大学関係で使っているメールもGmailを主に使っており、まったく問題がない。

 私も同じようにMVNOに乗り換えて安くしたいが、それをやってしまうと、職場の連絡にLINEとかFBを使うことになってしまう。さすがにそういうわけにはいきかねる。キャリアのメールでないと具合が悪いのだ。それで、私は長女と同じようにはできない。

img_4862 そういう風にして昨日注文したiPhone SEだが、もう今日届くという素早さだ。誕生日プレゼントにするにはどうにも味もそっけもない段ボール箱で届いたので、何か適当な包み紙は、と探すが、ない。ふと棚を見ると、昨年仕事でアメリカへ行った時の古新聞があったから、それで包んでやる。そしたら、表面に来たのが偶然iPhoneの新製品発売を報じるApple関係の記事で、ちょうどよい。

か、歌舞伎町じゃなくて

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 携帯電話のパネルの、一番下の行、Androidのいわゆる「バック・ホーム・アプリ切替」の三つのボタンがまったく反応しなくなってしまった。

 時節柄、職場関係の連絡がつかないと困るので、昼間に時間を貰って、職場の近くのドコモショップへ持って行った。そうすると、担当のお姉さん、にこやかに、

「修理すると悪くすれば4万円、待ち時間は40日。機種変更は今すぐ可能だが、今のと同じクラスの機種なら9万。」

……と、端的に言えばそういうことをまことに親切かつやさしく言ってくれちゃうのであった。

 ぬぅ、デフレ脱却への寄与とはいえ、こ、ここは一体、どこのぼったくりバーですかのう、あうあうあう……。確かに新宿区ではあるが、歌舞伎町ではないぞ。

 まあ、以前、「月々通話料に2年間上乗せしますと実質負担はxxxx円です」なんていうややこしい説明が槍玉に挙がったものだから、最近は正直な値段を端的に言うようになってしまい、結果として「9万円でござい」なんつー説明をせざるを得ない店頭のお姉さんも、会社の方針に振り回されているだけであって、別に営業が下手なわけでもあるまいけれども……。

 それにしても数字が心臓に悪い。高齢化社会への対策のためワシの生命を縮めて平均寿命などの数値を低下させようとでもいうのか。

 お姉さんが悪いわけでもないのだが、「いやあ、お姉さん、9万って数字は、心臓に悪いよ~……」と、一応言ってみたら、お姉さんもそんなこたぁ分かりきってることですわよ、おじさんだってわかってるでしょ、と、テレパシーで伝わってくるほどの複雑な無言の笑みで答えてくれるのであった。ぬぅ、勤労者ってものはツラいねえ、お互い。

 とりあえず、モバイルSuicaがないと定期が使えず、帰宅できなくなってしまうから、代機はおサイフケータイ付きのを出してもらい、修理金額の見積もりだけたのむ。

 さて、爾後(しかるのち)の行動方針じゃのう。……3万以下なら修理、3万以上なら、ドコモ即解約、Nexus5にOCNのMVNO挿したやつに乗り換えだ。キャリア回線は海外出張でローミング使った時には、さすがは日の丸キャリア、文字通りどこでも通じるわい、と思ったが、そんなこと10年に1度もあるでなし。やめたやめた。もうMVNOにいっちゃえいっちゃえ。