レンガ積み

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 自宅西側のプロパンガス設置場所付近の外構に気に入らないところがある。少し地面の(かさ)が低く、汚水管の点検口が、後から砂利など入れるのを想定したものでもあろうか、十数センチほど高い目に立ち上がっていて、それがまた丁度、プロパンガスボンベ取り換えのための通路にあたっており、ガス屋がボンベを取り換える際に汚水管を損傷する恐れがあった。

 砂利を高くすればいいようなものなのだが、それには砂利がこぼれないよう少し壁を作らなければならない。結局、どうも面倒で、新築後この18年が経過してしまった、というわけである。

 先日「防草シート」をプロパンガスの下を含む周りの地面に施工したこともあり、意を決してその部分の周囲をレンガ積みで高くし、化粧砂利を充填して汚水管点検口と地面を「(ツラ)イチ」にすることにした。

 久しぶりに骨材入りのモルタルを()ね、レンガを水に漬ける。折から梅雨入りで、雨がそぼ降っていたが意に介さない。モルタルや煉瓦は、乾いて固まるのではなく、水にぬれると化学反応を起こして固まるからだ。レンガも乾いているとモルタルがくっつかず、うまく仕上がらない。そのためあらかじめ水に漬けるのである。

 なので、こういう作業は雨の日にしたほうがいい。

 作業は小一時間ほどで終わり、家の外構が気に入った風に仕上がった。