一字詠「寝」

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一盞(いっさん)()(しゅ)まだ誰も(いね)ざりき
()ながらに記紀(きき)()(まど)()(ひと)()()
寝台車伏待(ふせまち)今や()くばかり
百敷(ももしき)寝殿(しんでん)跡の(うす)紅葉(もみじ)
とろゝ汁(いね)るが如き粘りかな

佐藤俊夫

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 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。