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一字詠「寝」

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一盞(いっさん)の古(こ)酒(しゅ)まだ誰も寝(いね)ざりき
寝(ね)ながらに記紀(きき)繰(く)る窓(まど)辺(べ)一(ひと)葉(は)落(お)つ
寝台車伏待(ふせまち)今や欠(か)くばかり
百敷(ももしき)や寝殿(しんでん)跡の薄(うす)紅葉(もみじ)
とろゝ汁寝(いね)るが如き粘りかな

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

　「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

ポテトチップス・ルームキー

投稿日:
月の菓子否(いな)まず一句題すべし
貧しさも霧に一献つまみ物
情痴めく夜(よ)話(ばなし)に来て古酒ポテチ
使はざる鍵の形見に幾秋ぞ
螽斯(きりぎりす)使(し)嗾(そう)否(いな)める古ホテル

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

https://twitter.com/serahhimamori/status/1429065767681597440

　「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

　仮名遣いの誤りを修正しています。(『使わざる』→『使はざる』)