春だ。
自宅の庭の沈丁花が咲き始めた。
今日はよく晴れている。青空が広がり、微風が心地よい。
オッサンは生きている。
春だ。
自宅の庭の沈丁花が咲き始めた。
今日はよく晴れている。青空が広がり、微風が心地よい。
読みかけの本を一冊持って、行きつけの蕎麦処「SOBA満月」へ一杯やりにいく。
今日は蕎麦前に、
この店は本当に揚げ物も上手で、このかき揚げだけでなく、野菜や穴子の天婦羅も本当においしい。天婦羅の盛り合わせもあり、これは旨いだけでなく、二人で食べても丁度良いくらいのボリュームがある。天婦羅の
ゆっくりとのんでから、生粉打ち・十割の「もり」を手繰る。いい香り、舌触り、喉越し、申し分なし。
いい気分で帰路を拾った。
今日は青空の広がる良い天気ではあるが、まだまだ寒い。だが、ご近所の植栽の梅はもう満開になっている。
その梅の枝に、今年初めて目白が花蜜を啜りに来ているのを見た。梅の香り、尺を引く目白の声。今年の立春は去る2月4日、旧暦正月十一日である。既に暦は春ともなれば、さもありなん、というところか。
このところ天候が不安定である。今日は晴
まだまだ寒い。しかし、通勤時、皇居外濠の桜の芽が色づき、ぷっくりと膨らんで芽吹きそうになっているのを見ると、間もなく春かな、と思う。靖国神社の梅など、気の早いものはちらほらと咲いている。
今日も自宅近くの蕎麦店、「SOBA満月」へ、読みかけの本を一冊持って一杯やりに行く。ここ最近、大の気に入りの蕎麦店である。
この店は本当に美味しい。酒はいいものを選んであり、肴もシンプルで飽きのこないものがいろいろある。
今日の蕎麦前は新潟の銘酒「吉乃川」をぬる燗で二合、肴に「穴子の天婦羅」を頼んだ。この店の天婦羅は先代が揚げていて、年季が入っている。
対馬~長崎の穴子で、身がしっかりしているのに固くなく、旨い。
天
蕎麦は今日も「生粉打ち」十割の「もり」にする。繊細に打ってあり、香り、歯応え、味、喉ごし、どれをとっても申し分なく、優しい味の蕎麦
この店独特の濃い蕎麦湯をゆっくりと飲むと、本当に満足する。
最寄り駅の駅ナカ、「新越谷VARIE」の鮮魚店「魚力」によく立ち寄る。通勤経路だからだ。
立ち寄って何か買うと言うことはそんなにないが、気が向いて、とりどりに並んでいた「
それを肴にして、一杯やった。例によって動画に撮り、YouTubeに上げた。
実に旨かった。
動画の中で呑んでいる酒は、「会津ほまれ」である。
読んでいる本は、「平凡社 世界教養全集 第1巻 哲学物語」である。
冷蔵庫の中のものをいい加減に天婦羅にして酒を呑み、一部始終を動画に撮ってYouTubeに上げた。
けっこう旨い。
動画の中で読んでいる本は、前回の「浅蜊の酒肴」に引き続き、「飯盛り侍」(井川香四郎、講談社文庫)である。
「池波正太郎の銀座日記」を読みつつ、するめのゲソの酒肴をつくって呑むところを動画に撮った。
最近、こうした動画を撮って楽しむことが私のストレス解消手段である。面白い。
天婦羅は小麦粉ではなく、蕎麦粉で作った。
うまかった。
動画に撮ってYouTubeに上げた。
今日は、海苔に蕎麦粉をまぶして揚げたもので3合呑む動画を撮った。
近所の家々の庭の
このところ、気象庁によれば災害と言ってよい暑さだという。各地で気温が40℃を超すのは確かに尋常ではない。しかし百日紅にとっては生を謳歌すべき暑さのようで、どのお宅の百日紅も、内側からもりもりと膨れ上がるように咲いている。
神田へ行き、気になっていた「オリーブ天ぷら 玉衣」という天婦羅屋に入ってみた。よく行く蕎麦の名店「室町砂場」の向かいに、穴子めしの専門店「玉ゐ」がある。先日そこへ入って舌鼓を打ったのだが、その時店頭に置かれていたショップカードでこの天婦羅屋を知ったのだ。系列店であるらしく、同じ「たまい」の店名である。
定食と酒を一杯。まことに旨い。
それから、銀座へでも行ってみるかと歩を進め、思いついて途中で有名な蕎麦屋「日本ばし 吉田」へ入ってみた。
酒と焼海苔を頼んだのだが、海苔がグニャグニャに湿って反っており、残念だった。焙った跡はあったので、たかが焼海苔にずいぶん時間がかかるな、というほど待たされたところからして、さしずめ出すのに手間取り、厨房の湯気のあたるようなところに放っておかれていたのだろう。ま、有名店だから忙しいのだろうとは思う。文句を言っても仕方がない。「もり」を一枚。蕎麦については可も不可も特になし。
諦念めいて飲み食いしていたら、隣に下駄履きの横柄な和服老人が座った。私の隣の奥の席にドカと座り、ふんぞり返って店員さんを試しでもするかのような嫌な声色で「大もり」とだけ一言。見ていて不愉快だった。ツイと立つと「手洗い」と吐き捨てるように言い、「階段を上がったところです」と丁寧に答える店員さんが気の毒になった。これだから老人は嫌いだ。口に出す言葉は名詞だけ。「大もり」「手洗い」て、お前は名詞しか言えんのかい。自分ちで女房に「フロ」「メシ」しか言ってねえんじゃねえか。自宅じゃねェんだよ馬鹿野郎。
別に腹も立たない。そういう体力がもはや、ない。悄然、面白くもなく店を出る。
ふと見上げると、「貨幣博物館は↑」と案内の矢印看板が出ている。日銀の博物館だ。前から見てみたかったところだ。
前にこの近くに来たことがあって、入ろうとしたのだが、閉館時間がわりと早く、あと30分ほどしかないということで、その時はあきらめて帰ったのだ。
今日はまだ3時になっていず、閉館は17時30分だという。まだ時間がある。フラリと入ってみた。
小さな資料館なのだが、相当に見応えがあった。律令以前の「
閉館時間が迫ってきてもまだ見足りなかった。図録を買って帰る。
帰りの電車で、妙に和装の若者が目立つな、と思った。帰宅して聞くと、今日は草加、足立、板橋、朝霞など、周辺のたくさんの自治体で花火大会があるという。次女も高校の友達と草加の花火を見に行ったらしい。
夕暮れ、どれ、私も花火でも見てみるかな、と近所の陸橋まで散歩する。暑いが風が出ていて、幾分しのぎやすい。
なるほど、4か所ほどから花火が揚がるのが見える。南部埼玉は高いところに登れば遮るもののない平地で、私の家の近所からでも富士山が望めるほどだ。関東平野の多くの花火大会が指呼の間に見える。
昔はこんな風に半ズボンを履いて宵に出歩くと決まってひどく蚊に刺されたものだが、この歳になると血も蚊にとって