早春

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 ともすれば雪交じりの冷たい雨とともに吹く風にすら何やら春めいたぬるみさえ感じられるのは、何も立春だの旧正月だのの声を聴いたからばかりでもあるまい。

 実際、気温はじりじりと上がっているようだ。

今週のさえずり季題

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建国記念の日

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天皇陛下万歳

 祝日「建国記念の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 建国記念の日はその由来を遠く記紀神話に(さかのぼ)る。神武天皇即位の元日、皇紀元年(前660)旧暦一月(ついたち)が建国日なのであるが、この日は新暦上では2月11日であったため、(すなわ)ち本日、2月11日が「建国記念の日」として祝日に定められているものである。

 今年の旧正月は明日、2月12日なのであるが、このように旧暦は新暦上では数日移動するため、建国記念の日と旧元日は(ほとん)どの年で一致はしない。

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 朝晩、秋めいて感じられる。今日から新暦月遅れ盆。今夕は迎え火だ。私の自宅には仏壇はないので特段の(まつり)はしないが、ゆかしい行事だと思う。

 盆は仏教語の盂蘭盆会(うらぼんえ)、これは梵語の「ウラヴァーナ」であるということはよく知られるところだ。

 盆も色々ある。「私の田舎じゃ7月にやるんだけど……」と言う人も多い。俳句の季語としては盆は秋の季語に含まれる。「この暑いのになんでだ」なぞと思う人も多かろう。あるいは「地蔵盆ってやってたけど、アレ、何?」と言う人もいるかもしれない。

盆・新暦旧盆・旧盆 7月15日
新暦地蔵盆 7月24日
盆・月遅れ盆 8月15日
地蔵盆 8月24日
旧暦盆 旧暦七月十五日(今年は新暦の9月5日にあたる)
旧地蔵盆・旧暦地蔵盆 旧暦七月廿四日(今年は新暦の9月14日にあたる)

 端的に整理して書くと、右の表のとおりである。つまり盆はこれだけある。

 なぜこんなことになっちまっているのか、簡単に解説しよう。

  •  まず、「盆」と「地蔵盆」は別。
    •  盆は初秋の招魂行事、地蔵盆は地蔵菩薩の縁日。
  •  盆は、本来七月十五日。但し、「旧暦」。
  •  日本は明治時代に新暦に移行。
  •  いろんな行事の日取りに混乱が生じ、盆は以下、3派に分かれてしまった。すなわち、……
    •  素直派「新暦ならしょうがない。暦が変わったんだから、盆も新暦の7月15日にするしかない」
    •  中庸派「いや、いくらなんでも、新暦7月なんて、下手すりゃ梅雨の最中だぜ?真夏に盆でもないだろう。やるならせめて次の月の新暦8月なんじゃねえの?」
    •  守旧頑固派「盆は絶対旧暦七月十五日(新暦の9月はじめ頃)にやるに決まってるだろ」

    ……の3派。

  •  今の「旧盆」は「旧」とついていても旧暦とは全然関係ない。
  •  上記3分派の経緯は地蔵盆についても同じ。

 盆はこのように今でも混乱してしまったままだが、「正月」などはそれにくらべれば新暦でまとまっていると思う。いわゆる「旧正月」の行事は今ではどこの地方でもそれほど大きくはやらない。

旧正月

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 昨日は旧元旦であった。

 「旧正月」というと、最近は中国人観光客が大挙して観光に訪れ、そのためにどちらかというと「日本の旧暦の正月」ではなくて、「中国の春節休暇」というふうに取り上げられたり話題になったりしている。

 違いますよ、日本もほんの100年ほど前、明治の初め頃までは、今時分が正月だったんですからね。年賀状の決まり文句で「迎春」って言うでしょう。寒さが峠を越すか越さぬか、南国では梅の(つぼみ)(ほころ)びようか、こういう今の時期が日本の古くからの正月だったわけだ。

 さておき、春節休暇の中国人観光客というと、彼らのものすごい購買を指して「爆買い」などと言うようだが、このところは爆去(ばくさ)り」というそうな。「朝鮮戦争における人海戦術」もかくやという程の、一頃の波が一段落して、さっぱり中国人観光客が目立たなくなったことを指してこう言うそうである。

 まあ、中国にも流行ってものがあるでしょうからねえ。

 人海戦術のように押し寄せた中国人観光客を当て込んで、店舗拡張工事をしたり品揃えを変えたりした店など、パタリと中国人が来なくなり、潰れてしまったところもあると噂に聞く。

 諸行無常である。