ともすれば雪交じりの冷たい雨とともに吹く風にすら何やら春めいたぬるみさえ感じられるのは、何も立春だの旧正月だのの声を聴いたからばかりでもあるまい。
実際、気温はじりじりと上がっているようだ。
オッサンは生きている。
ともすれば雪交じりの冷たい雨とともに吹く風にすら何やら春めいたぬるみさえ感じられるのは、何も立春だの旧正月だのの声を聴いたからばかりでもあるまい。
実際、気温はじりじりと上がっているようだ。
去年の秋、9月下旬に植えた紅白それぞれの
Amazonマーケットプレイスで買って植えたのだ。先週「
いい花が咲くのが楽しみだ。香りもよいことだろう。
読みかけの本を一冊持って、行きつけの蕎麦処「SOBA満月」へ一杯やりにいく。
今日は蕎麦前に、
この店は本当に揚げ物も上手で、このかき揚げだけでなく、野菜や穴子の天婦羅も本当においしい。天婦羅の盛り合わせもあり、これは旨いだけでなく、二人で食べても丁度良いくらいのボリュームがある。天婦羅の
ゆっくりとのんでから、生粉打ち・十割の「もり」を手繰る。いい香り、舌触り、喉越し、申し分なし。
いい気分で帰路を拾った。
今日は青空の広がる良い天気ではあるが、まだまだ寒い。だが、ご近所の植栽の梅はもう満開になっている。
その梅の枝に、今年初めて目白が花蜜を啜りに来ているのを見た。梅の香り、尺を引く目白の声。今年の立春は去る2月4日、旧暦正月十一日である。既に暦は春ともなれば、さもありなん、というところか。
さえずり季題【426】は(早春)です。冬ざれの舞台裏には暖かな家族が居るようだ。桜の梢の脹らみや雪の路肩に転ぶ雀や。何時の間にやら春は始まる。例句「早春の日のとろとろと水瀬かな 飯田蛇笏 」 #saezuriha_odai #saezuriha
— 平坂謙次 (@hedekupauda) February 1, 2019
早春らしく暖かさが増し、青空の広がる好日であった。
用事があって市ヶ谷まで行った。用事を済ませ、桜樹の蕾に鬱勃と内包されるものが予感される靖国通りをぶらりぶらりと歩き、九段坂を下った。
神田の古書店街の一画にある蕎麦のチェーン店で遅い
「出羽桜」を一杯たのみ、「天もり」を肴に飲みかつ手繰ったが、これで千円以下、700円台だというのだから恐れ入る。
さっさと帰ればよかったのだが、天気が良く、陽気に常日頃の殺伐とした気持ちを
本屋、とりわけ古書店街で足を止めてしまうと、そのまま古書の
2、3時間ばかり時間を
そうするうち、三茶書店という古書店で、新潮の「日本古典集成」の5冊揃いで4000円というのを見つけた。小遣いもあったし、買いかけたが、正気を失わなかった。ガマン。ホッ。
ちなみに「太平記」は、岩波文庫の新品だと6巻セット箱入りで、8千円近くする。
図書館で借りるのではなく、蔵書にしてゆっくり読みたいのだが、金もないことで、仕方がない。
結局古書は何も買わず。しかし心苦しくもなく、三省堂に立ち寄って1階の洒落た雑貨などを見、それからのんびりと秋葉原まで歩いた。
家への土産がわりに、新越谷のスターバックスでマグボトルにコーヒーを詰め、ココアパウダーで香りをつけた。
ゆっくり歩いて帰宅。
#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha
さえずり季題【375】は「 蕗の薹」です。まだ枯色に覆われた野山に真っ先にうすみどりの卵のような花茎を出して春を告げます。このほろ苦さと香りは春そのもの、子どもには絶対にわかりません。 例句:ふたつ目はこんなところにふきのたう/伊藤恭子 #saezuriha_odai #saezuriha
— 砂女 (@sunajopon) February 9, 2018