日常

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 庭の沈丁花が咲き始めた。

 赤花が先、白花が三分咲きと言うところ。

 池波正太郎原作の映画「仕掛人・藤枝梅安」の新作がかかっていて、ぜひ見たかったのだが、昨日と今日はかかっておらず、だからというのでもないが昨日は別の映画(『すずめの戸締まり』『ラーゲリより愛を込めて』)を2本見た。「仕掛人・藤枝梅安」のほうはもう今週木曜日で封仕舞いなのだという。劇場で見たかったが、残念だ。

 2部からなる大作で、第2部は4月7日から封切だという。今度は逃さず見てみたいもの。だが、第1部を見ていないと面白くないという作りなのなら、やめておこうかな、と迷うが、公式サイトを見るとそうではないようだ。公式サイトのストーリーによれば、第1部がシリーズ第1巻第1作の「おんなごろし」、第2部が同じく第2作「秋風二人旅」からの映画化のようだ。

 梅安で連想したわけでもないが、梅見頃を逃したかな、と思う。来週頃宮内庁越谷鴨場隣、越谷梅園に行ってみようか。

庭の沈丁花と梅林公園の梅見

投稿日:

 春だ。

 自宅の庭の沈丁花が咲き始めた。

 今日はよく晴れている。青空が広がり、微風が心地よい。(そぞ)ろ浮足立つ気がして、そうだ梅見頃だな、と思い立つ。

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観梅

投稿日:
花梅(はなうめ)へ風の(たわむ)れ共に落つ
臨御(りんぎょ)ありけむ鴨場には竹の秋
花弁ふと亀の看経(かんきん)よそに散る
一樹への()はくつきりと蝶逃げよ

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

テーマ詠「戒厳令」

投稿日:
春雪や軍旗と手の字(かし)ぎ浮く
ひつそりと春燈管制下に()(そう)
微分音異国の軍楽隊に花
銃声に慣る笑ひには慣れぬ梅
むくつけき戦車尻目に春ショール

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

 なお、総評に次のように記しました。

 明治欽定憲法には天皇の大権の一つとして戒厳令が規定されていましたが、その時代をリアルに知る人はおそらく私も含めて「じたばた句会」にはいないと思われます。

 また、戒厳令下の外国で過ごしたことがある方もそう多くおられるとは思えないので、どうしても想像の句となることでしょう。
戒厳令に似たものとして、「緊急事態宣言」というものがありますが、これと戒厳令との違いは、「軍が行政や司法の権能を一時代行するか否か」です。

 このため、日本は現憲法下、戒厳令が存在しませんし、また例えばアメリカなどは、制度としては戒厳令はあっても、シビリアン・コントロールの原則により、戒厳令が宣せられることはまずありません。

 しかし、世界の多くの国では政府の機能喪失に備えて戒厳令の規定を持っています。したがって、「戒厳令」という言葉からは、それだけで軍の存在と政府の機能不全、またそこからくる不安や生活の苦労が強く感じられることになります。

 また、戒厳令が宣せられた国や都市は平和とは言えず、軍の存在は色濃いけれども、まだ戦争にはなっていない、これが戒厳令の一側面でもあります。

 この点で、今回のテーマは「戦争未満」かつ「非平和」の、両者の中間付近の、どうにもやりきれないところを表現することとなりますが、「戦争」との詠み分けは極めて難しいな、と感じました。

投稿日:
縹渺(ひょうびょう)と笑ふ心地や夜の梅   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

梅と弥生

投稿日:
西行法師を本歌にとり昨日詠める

思へらく死してしがなと梅の(もと)弥生の雨はやみにけらしも   佐藤俊夫

#短歌 #tanka

SOBA満月~早春

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 読みかけの本を一冊持って、行きつけの蕎麦処「SOBA満月」へ一杯やりにいく。

 今日は蕎麦前に、牛蒡(ごぼう)と海老のかき揚げで、新潟の銘酒「吉乃川」のぬる燗を二合。

 この店は本当に揚げ物も上手で、このかき揚げだけでなく、野菜や穴子の天婦羅も本当においしい。天婦羅の盛り合わせもあり、これは旨いだけでなく、二人で食べても丁度良いくらいのボリュームがある。天婦羅の種物(たねもの)蕎麦には海老と野菜の2種類が、冷たいのと汁掛けのそれぞれにあり、どちらも旨い。

 ゆっくりとのんでから、生粉打ち・十割の「もり」を手繰る。いい香り、舌触り、喉越し、申し分なし。

 いい気分で帰路を拾った。

 今日は青空の広がる良い天気ではあるが、まだまだ寒い。だが、ご近所の植栽の梅はもう満開になっている。

 その梅の枝に、今年初めて目白が花蜜を啜りに来ているのを見た。梅の香り、尺を引く目白の声。今年の立春は去る2月4日、旧暦正月十一日である。既に暦は春ともなれば、さもありなん、というところか。

今週時事等

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ホーキング博士死去

 ホーキング博士と言えば、思うに私などが子供の頃から活躍していた。何分学究の間の事は私などにはよくわからないから、その宇宙論がどれほどのものであったのかなど理解できない。

 しかし、体の不自由をものともせず多大の研究成果を残したのだ、ということは、理解できる。

 祈冥福。

死刑は延期されれば延期されるほどよい。いい気味だ。

 ざまぁ見やがれ。こいつら如きの死刑執行は、遅れれば遅れるほどいい。拷問のように苦しみは倍加だ。思うに、50年くらいはいつ執行されるのかもわからない無明の闇の中に放置したほうがいい。

 その際、変なジャーナリストなどが獄中からの声などを中継しないようにしたほうがよい。忘れ去られ、誰からも尊重されず、誰にも自分の言葉を届けることができないまま、死刑を待つのだ。

いや、ンなこと言ったらアメリカだって同じだぜ

 だって、アメリカだってリビアにCIA送り込んでカダフィ暗殺してるぜ?同じだろ。

 今年はずいぶん早いようだ。

 今日は外出していたが、もう梅は最後、桃は散り始め、という印象もあった。

 ところが少し肌寒く、なのに青空が広がり、気持ちの良い一日だった。

忠魂碑と梅と目白

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 近所に忠魂碑がある。

 目立たない場所にあるが、私の家から駅までの通り道にあるので、いつも早朝にその前を通る。朝早くから遺族会員らしい年配の方々が黙々と手入れをしておられる。

 敷地の柵の(そば)がごみステーションになっているのはいただけないが、それでも四季折々の花が植えられ、静謐な鎮魂の場、あるいは武勇の顕彰の場らしく荘厳(しょうごん)されている。

 今の時季は幾本かの梅が、香りも(ほの)かに、やさしく咲く。

 今日も出かけるついでに忠魂碑前を通りかかった。ふと見ると、それらの梅に2羽の目白が来て蜜を吸っていた。2羽交々(こもごも)、いい声で鳴いている。

 これは春らしくて面白い、と思ったので写真に撮った。

 しかし、何分小鳥のことでじっとしていず、撮りにくいこと撮りにくいこと。何度もシャッターを切って、やっとものにした。