今日は日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会があったが、行かず。野暮なことがいろいろとあり、このところ全然行ってない。レゴを使ったワークショップとのことで、変わっていて面白そうだし、興味を惹かれたが、今日も他で野暮用があり、行かなかった。
先週水曜日、妻が車の後ろ隅のあたりを自宅の角に
傷はパネルを取り換えて、だいたい5万だという。まあ、仕方がない。明日までに出来る、とずいぶん早い返答だったので、それで了承し、車を預ける。中途半端に時間を余らせる。
ふと思いついて上野まで出る。しとしと雨が降る中、昼食でも、と思って、久しぶりに池之端の籔蕎麦へ行って見た。
……アレ??
池之端・籔蕎麦、……が、ない。
あれれれれ……!?ハテ、たしかこの建物のハズだが、……という、そのビルの中には重機が入っていて、シートで覆われ、取り壊している最中ではないか。
Googleで検索してみると、Wikipediaの「池の端籔蕎麦」の項目に、「平成28年現在、二代目が体調を崩し、休業中である」というようなことが書かれてある。
ネットではそれ以上のことはわからなかったし、不忍通りの一本裏にあるこの「仲町通り」で道行く人に尋ねたりすると、これが昼サロなんかの悪質な客引きだったりして騙されることもこれあり、聞くこともしなかった。
取り壊し工事中だったわけで、これは休業中というようなものではなかった。改装するのかもしれないが、ハテ、かの名店がもうなくなってしまうのか、どうなんだろう。
気を取り直し、他へ行くことにする。一度蕎麦だと思うと、蕎麦を手繰らなければ気が済まない。上野・アメ横のほうの籔へ行った。
いつものように、蕎麦味噌で半合、焼海苔でもう半合。ここの焼海苔も、「籔御三家」同様、炭の
ここは目の前で蕎麦打ちを見せてくれるので、飽きない。昼時は客が立て込むので、そこだけが難点だ。
アメ横のほうへ出ていくと、「祝・国立西洋美術館、世界文化遺産指定」などと横断幕が張られている。そうか、そうだったな、と思い、上野公園のほうへ歩いて行ってみると、そぼ降る雨にもかかわらず結構な人出で、また最近の例により外国人が多い。
西洋美術館の前の、ロダンの彫刻の広場にも外国人が詰めかけており、日本語の注意書きがわからず、ロダンの彫刻「地獄の門」の、免震台座の上に上がり込んで写真を撮ろうとして通りすがりの人に怒られている奴もいる始末だ。
チケットカウンターで何か案内を言っていて、耳をそばだてたら「今日は常設展は無料です」と言っている。ほほう、そりゃいい、というわけで、入った。
国立西洋博物館は数奇な運命を経た「松方コレクション」を展示するため、これまた紆余曲折の末に国で整備した美術館だ。
つい先頃、クーデターの真っ最中にイスタンブールで行われていた会議で世界文化遺産に登録されたことが思い出される。これは日本のお手柄というようなことではなく、世界的建築家のル・コルビュジエ氏の一連の作品、ということで、各国に残る他の建物も含めて「全体で一組」ということで登録されている。
常設展では中世頃の教会美術・宗教画から風俗画、近代のキュビズム等に至る幅広いコレクションが無料で見られる。ミレー、マネ、ルノワール、ゴーガン、ゴッホ、ピカソと言ったあたりの真作も多くあり、見飽きない。
用事を済ませ、夕刻帰宅。