早風呂に入って一杯やりつつ本など読んでいたら、妻が「お父さん、(次女を)ちょっと迎えに行ってくるから、お鍋の番をしていて」と言う。
不肖、私こと佐藤俊夫宅では、妻の命令は絶対厳守ということに決められている。
お、
これは、こういうもので呑めという妻の優しさではないかいッ!(違)
妻が玄関から出ていくのと同時に、ガスレンジのかぶりつきのところへ、酒を持って行って、立ち呑み、
熱い。ホフハフホフ、……である。
煮えばなの大根のうまさと言ったらない。
至福だ。もう、人生などどうでもよくなってきた。