いや、これは既に2千年もの昔に
- 「生まれてこないほうがよかった」 世界で注目「反出生主義」とは何か(会員限定有料記事)(毎日新聞、令和3年(2021)01月02日(土)13時00分)
ああ、これ、ねえ。別に「最近」ってことはないんじゃないかな。「『産んでやった』『育ててやった』とか、恩を売るようなことを言うなら、なんで生んだんだ!お前らが勝手にしたことだろ!?」なんてことは、親に反抗する子の常套句で、取り立てて言うほどのことではない。
それはさておき、出生の否定は人生の否定、ひいては世界の否定でもある。私はキリスト教の回し者ではないし、キリスト教なんか嫌いだが、このことに関する解決の無視すべからざる有力な一方策は、既に2千年の昔、ナザレの大工の息子、ガラリヤの説教師、イエスによって提示されている。
そのいわく、「世界は悲痛や苦悩でできてはいない。喜びによって満たされている」すなわちこれである。ただ、その根拠について、キリスト教は強引なる
実は仏教も似たり寄ったりのことを別の経路で発見・定義・教示しており、各宗派によってそれは様々なのであるが、悲しいことに我々日本人には中途半端なキリスト教
ところが、哲学者が
悪いことに、
結局、欧州で数百世紀にも及んだ図らざる集団的宗教実験はあまり成功していない、などとと吐き捨てるのは急ぎ過ぎだろうが、では他に納得のいく解決の選択肢が欧州の人々に与えられているかと言うとどうも怪しい。まして欧州以外においてをや。「選択肢が与えられているかというと」と書いたが、「与えられる」? 誰から? ……みたいな堂々巡りにもなるだろう。
いずれにせよ、苦悩の解決に自ら到達する前に、圧倒的大多数の人間は長かろうと短かろうと命が尽きて死ぬわけだ。
私ですか?
私なんぞ、誰かに責任をおっかぶせて何かから逃れようなんてことは、とうに、してませんわ。いや、正確に言うなら、そんなことができる状況に、昔ッから、ない。だから幸福も歓喜もヘッタクレも、また苦悩も悲痛もクソも、そんなモン、アナタ(微苦笑)。そもそも誰かに責任をとらせよう、さて誰に責任を取らせよう、なんて選択肢の置かれた岐路自体が、私にはハナっから、ない。
出生なんて所詮は親の
餓鬼みたいなこと言ってンじゃねえよ。……あ、文字通りガキか。
まあ、あくまで私にとっては、ではありますけどね。だからこんな暴論めいた自分流の解決を、自分の妻や子供も含め、誰かに押し付ける気もないですわ。「反出生主義」なるほど、ええ、ええ、結構なことじゃないですかね、おお、ヨシヨシ、オジサンが聴いてあげるよネンネちゃん、ってなモンですわ。
あんまりにも無残で
この
故 に我 なんぢらに告ぐ、何を食 ひ、何を飮まんと生命 のことを思 ひ煩 ひ、何を著 んと體 のことを思ひ煩ふな。生命は糧 にまさり、體は衣 に勝 るならずや。空の鳥を見よ、
播 かず、刈らず、倉 に收 めず、然 るに汝 らの天の父は、これを養 ひたまふ。汝らは之 よりも遙 に優 るる者ならずや。
新年御祝儀相場でこんなに下げなら……キッシッシ
- 日経平均、下げに転じ一時400円超安 感染拡大警戒(株式)(日経、令和3年(2021)01月04日(月)09時02分)
大発会でこれなら、明日以降なかなか期待が持てるな。
「『期待』だと?」
……ええ、そうです。ほぼ全力売り中ですゴメンナサイ。
こんだけデジタルがいろいろあっても
まあ、そりゃ、そうなんだろうねえ……。
- 連載>共生のSDGs 明日もこの星で>記事 第7回コロナでも恋人と「会いたい」 オンラインでダメな理由(有料会員記事 新型コロナウイルス)(朝日、小川崇・伊木緑・小早川遥平、令和3年(2021)01月04日(月)08時00分)
理由もヘッタクレも、下世話で恐縮だが、若い人には性欲ってモンも、そりゃ、あるからねえ。会わなきゃそれこそ「始まらない……」わけではある。