読書

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 先日手に入った60年前の古書、平凡社の「世界教養全集」。先々月、1巻の哲学物語から読みはじめた。

 ちょうど先ほど、読み終わった。

 この本は戦前にアメリカで出版され、空前のベストセラーとなったものだ。哲学を一般の人にわかりやすく、しかも的確に紹介した名著である。

 原題は「The story of philosophy, The lives and opinions of the greatest philosophers 哲学物語 ~偉大な哲学者たちの人生と示唆~」という。文字通り、哲学のみならず、哲学者の人生について触れ、その人間的魅力を味わうことができるように書かれており、それが面白さを際立たせる。

 ソクラテスから語り始められ、プラトン、アリストテレスが語られる。時代は飛び、フランシス・ベイコン、スピノーザ、ヴォルテール、カント、ヘーゲルが語られ、ショーペンハウエル、スペンサー、ニーチェが語られる。最後に近代ヨーロッパの哲学者、ベルクソン、クローチェ、ラッセルの3人と、近代アメリカの哲学者、サンタヤーナ、ジェイムズ、デューイの3人が語られる。

 浩瀚(こうかん)で、読むのになかなか歯応えがあった。去る3月16日から読んでいるので、読むのに2カ月弱ほどかかった計算になる。

 引き続き第2巻、「随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」を読み始める。それぞれモンテーニュ、ロシュフコー、パスカル、ブーヴの著作である。

もうひとつだった。

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 平日の休暇であるから、家内と越谷のサンオークというホテルの地下にあるイタリア料理店、「クローチェ」へ行ってみた。


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 うーん、昨日食べた八潮のフレンチ、「ココ・パームス」がすばらしい出来だったせいか、どうも今ひとつである。

× 悪い点

  •  値段の範囲内でよく努力しているとは思うが、前菜の味付けは、マヨネーズないし酢油でやっつけときゃいいというものではないと思う。3種とも似たような味付けなのはいかがなものか。
  •  パスタがややぬるい。
  •  サービスするときに、店員さんがボールペン持った手で皿を並べ、見ているとボールペンの先が皿に入るかはいらないかきわどくてハラハラする。検討の余地あり。
  •  喫煙・禁煙の席の区分がヌルい。禁煙席に案内されたものの、1メートル後ろの席でプカプカやられたのでは、喫煙席と同じで、気分が悪い。
  •  コーヒーのサービスが悪く、家内の席にガチャコンとカップを置き、こぼれてソーサーがコーヒーまみれになった。飲もうとするとカップの底からコーヒーが滴り落ちる始末。一考を要する。
  •  コーヒーがぬるい。

○ 良い点

  •  店がまえの雰囲気、値段は良い。
  •  ランチの「魚メニュー」は、アンコウで、珍しい魚に努力して取り組んでおり、味もよく、評価できる。「肉メニュー」も珍しい味付け、センスのあるフランス料理ばりの盛り付けで、良い。
  •  デザートはそう珍しいものではないものの、アイスシューとイチゴの取り合わせに、ココット盛りのティラミスの2種で、ボリュームも申し分なく、評価できる部類。コーヒーもおかわりできる。

 ・・・もう一回行くかというと、・・・行かないな(笑)。60点。一応及第点。