投稿日:

 明日は午後から雨だ。

 明日の朝家から持っていく傘を地面に叩き付けてへし折り、粉々に踏みにじってしまいたいと思うが、そんなことをすれば、明日の夕方濡れそぼって帰宅せざるを得ないのは自分である。

 政治だのなんだのより、そういうクソ面白くもない内的な事情の中で人間は生きるが、それを外的なものと混同している連中が、つまり、俺と違う連中が他人に迷惑をかけながら世の中を変える。

 まったく、実に迷惑だ。死んでほしい。

 雨は人を殺す。

にゅろぬろ

投稿日:

 外出できないので家に垂れ込めていたら、「NURO光(にゅろぴか)」の営業が来た。

 薄汚れた作業着に、実直そうな汗を額に浮かべ、「今日も頑張ってますっ!」と言わぬばかりである。

 だが、その誠実韜晦とは裏腹に、この男は詐欺師であった。

 営業の仕方が人を騙すようなやりかたで不愉快だったので、「ウチは回線もプロバイダも代える気はありません」と一言、ピシャリと玄関を閉めた。こんな幼稚な野郎に騙されるようなことでは男が(すた)る。

 無視していたらずーっと玄関先でなにやら(わめ)いている。明日は我が身と思うと多少胸底の痛む気もしないではないが、それにしても日曜日に気の毒なこった。

 いろいろ苦しいとは思うが、人を騙すようなやりかたはどうかと思うぜ>NURO光(ヌロみつ)

 いくら良心的でも、「お客様は何もすることはありません、ただ回線が速くなるだけなんです」などと言って、無知と目した客がなんだかわからないうちに契約する相手を変えてしまう、てのは、例え形の上で合法であろうと、どうもよくないな。近代社会では契約ってのはけっこう大事なんだぜ。

 「NURO光」の営業の若僧には恨みはないが、とっとと帰れ、世間知らずが。