前にこんなことを書いたことがある。
- 新聞・テレビで全然言われないのだが(当ブログ、平成28年(2016)06月11日(土)14時11分)
その後、中央調査社は再び同じ調査をしており、それは次のような結果であった。今年の春の日付になっている。
- 「議員、官僚、大企業、警察等の信頼感」調査 (調査結果の概要((社)中央調査社、平成30年(2018)03月)
今回も前回と変わらず、この冷静な調査の結果と、大組織に関して新聞・テレビその他のマスコミや報道から受ける印象とが大きく異なるように感じるのは、私だけではないと思う。
私は前掲の2年前の記事でこう書いた。
そういえば、と思い出すことがある。
以前、あんまりにも「自衛隊は不祥事ばかり起こす最悪の組織だ」的な報道ばかりなので辟易し、ほんとうにそうかしらん、と調べてみたことがあるのだ。
犯罪に関する資料は、警察庁のホームページでいつでも公開されていて、誰でも見られる。たとえば、これは「平成26年の犯罪」という総まとめ資料だ。
この中には当然、職業別の犯罪発生率なども詳細にまとめられている。こういうものと、最近の公開主義にのっとって公開されている防衛省発表の自衛隊の犯罪発生率などをググッて使えば、すぐにまとめられる。
そのようにしてこの場でまとめてもよいのだが、既にまとめておられる方が他にいる。それを参考にさせていただこう。
この方のまとめによれば、自衛官の犯罪発生率は一般の人のにしかならない。
(たしか、以前私が警察庁の資料などから直接計算してみた時は、ほどだったように記憶する。就労人口や年齢の層別、交通事犯を入れる・入れないなどの違いが出たものと思われる)
自衛官の綱紀粛正のため、一般の人のにしかならない犯罪等を更に減らせとなれば、もはや尋常な手段では減らせないだろう。圧制、拘禁・監禁、脅迫等の非常の手段を用いないと、どうやったってこれ以下にはなるまい。それこそ、「パワハラ」になってしまう。つまり、防衛省に言わせれば、「正直、もう逆さにしても鼻血も出ない」というところであろう。
さて、このような状況を、なんと見るか。
もともと非常に少ない率であるものを、さも大無法地帯ででもあるかのように宣伝している何らかの意思を持った存在がある。その存在は、自衛隊が信頼を得て、国民とともに歩むようになると困る存在だ、ということなのだ。そして、新聞やテレビこそが正しく信頼のおける存在である、ということを言い立てると自分の有利になる、そんな存在であり、意志である、ということだ。
これを突き詰めて考えていけば、物言わぬ善良な人々、サイレント・マジョリティの、本当の敵が誰か、よくわかると思う。
こういう大多数の善人を操ろうとする、見えない敵こそ、真の日本の敵だ。これを間接侵略と言う。自分が自分の主人であり、自由な市民であるということの唯一の証明は、真の敵を見出して打ち勝ち、その敵を
仆 して自由を得るということである。新聞やマスコミそのものは敵ではない。その中に、ひっそりと、かつ公然に敵が溶け込んでいる。この敵を
剔除 すべし。灼熱した鉄鏝で焼き切り、病根を断つべきである。病人の全身に悪疫 が瀰漫 し、一点の病根を剔抉 し得ざるときは、蓋 し、彼の死を待ってその骸 を焼却するに如 かず、である。
この時こう書いた気持ちと所見