スウェーデン

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スウェーデン、NATO加盟

 ついにあの、永世中立の王国スウェーデンが、「もう中立やめますッ!」と、ブチギレてしまった。

 無論、ウクライナ紛争の影響によるものだ。

 勿体(もったい)ない。スウェーデンは、実は戦闘機を含 “スウェーデン” の続きを読む

平坦無味無色円満無境界

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 商人が偉いとされ、これが牛耳る世の中は、カルロス・ゴーンのような尊大な卑怯者の金持ち商人を見ていると、もう嫌になった。堀江何某なんてのも、大きさはだいぶ下がるが、そんなようなものである。

 だからと言って、往古のように、軍人や武士が牛耳る世の中ほど窮屈なものもない。

 坊主、神主、教父や神父に類いする僧侶その他、宗教家が操る世の中なんて、もっと嫌だ。

 王とか皇帝もダメだ。大統領なんてのも、選挙で皇帝を選んでいるようなもので、アメリカの大統領を見ていると、これもダメだということがよくわかる。

 漢とか明の時代の中国みたいな、官僚専制国家体制も、真っ平御免である。

 技術者や科学者が牛耳る世の中もダメだ。技術者なんてものはほとんどがキチガイで、核兵器を作ってこの世に地獄を現出させるような罪人集団だ。

 人間はもっと真っ白で、何の利害もなく、平穏・平静で変化なく、怒りも憎しみもなく、柔和な中間色の、無音無熱の、光らずかつ闇にあらず、境界のない、中立無味の、平坦かつ真円のような存在になれないものなのだろうか。

勤労感謝の日

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天皇陛下万歳

 祝日「勤労感謝の日」である。

 このところ(かしこ)きあたりにおかせられては、大嘗祭(だいじょうさい)をお()り行いあそばされたところであるが、一方、本日は古く飛鳥時代、皇極天皇が創始された「新嘗(にいなめ)祭」の日である。皇極天皇と言えば、齊明(さいめい)天皇として重祚(ちょうそ)なされた女性天皇であることなどを学校の歴史で習った記憶のある向きも多いかと思われる。

 さておき、この「新嘗祭」は毎年行われる皇室の祭祀であるが、即位あそばされた後初めて行う一世一代の新嘗祭のことを「大嘗祭」というのである。

 農業国家として作物を通じて百姓(おほみたから)とその労働を称え、天神(てんしん)地祇(ちぎ)に拝礼することが新嘗祭の姿であってみれば、(けだ)(うべ)なるかな、(ひるがえ)ってこの日が「勤労感謝の日」となったのは当然のことと言えよう。

 余談ながら、日本書紀では「百姓」と記して「お()みたから」と()ませる。「(おお)()(たから)」の意であって、まことに有り難く、(かたじけな)い称名であると思われる。天皇と国民の関係は、この「おほみたから」という呼び方ひとつをとっても、諸外国の法王~皇帝~国王と国民の関係とは異なるのだ、という感じが新たになるように思う。