何か、NHKの番組が評判になっている。今夜放送されるという。評判になっている理由は、例の24時間なんちゃらの裏番組としてぶつけるべく作られた、「ケンカ売っとんのか」みたいな番組だから、らしい。
- バリバラ 生放送「検証!<障害者×感動>の方程式」(NHK番組表)
- 24時間テレビは「偽善番組」か NHKが「障害者の描き方」問う(NEWSポストセブン)
- 「障害者=感動、勇気をくれる」はおかしい? NHKが「24時間テレビ」放送日に生放送で討論番組(ねとらぼ)
さておき、私が思うには、「本来、障害者は人を感動させるべき人たちである」という決めつけに違和感を覚えるのは、それが聖書・マタイ伝にある、
(以下、聖書『マタイ傳』より引用)
「
幸福 なるかな、心の貧しき者。天國はその人のものなり。幸福なるかな、悲しむ者。その人は慰められん。幸福なるかな、柔和なる者。その人は地を嗣 がん。幸福なるかな、義に飢ゑ渇く者。その人は飽くことを得ん。幸福なるかな、憐憫 ある者。その人は憐憫を得ん。幸福なるかな、心の清き者。その人は神を見ん。幸福なるかな、平和ならしむる者。その人は神の子と稱 へられん。幸福なるかな、義のために責められたる者。天國はその人のものなり。我がために、人なんぢらを罵り、また責め、詐 りて各樣 の惡 しきことを言ふときは、汝ら幸福なり。」
……というような観念、つまり、「
つまり、このことに関する違和感は、それはキリスト教に対する違和感であると思えばよい、と私は思う。