文化の日

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天皇陛下万歳

 祝日「文化の日」である。

 いうまでもなく、明治天皇の生誕記念日、「明治節」が変化した祝日だ。

 祖父母が生まれた明治を思う。曾祖父母は当然のことながら江戸時代に生きていた。

 昭和の戦争の時代も激動の時代であったには違いないが、明治もまた、革命的な男の時代だっただろうと思う。

読書

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 「雪の花」を読み終わる。150ページくらいの中編だ。

 この小説は、もとは「めっちゃ医者伝」という題で出版されたものだ。一旦出版後、主人公の笠原良策の子孫から多くの資料が提供されたことをきっかけに、作者の吉村昭が大幅に加筆修正して「雪の花」と改題して再度出版された。

 「めっちゃ医者伝」の「めっちゃ」とは、福井の方言で天然痘による痘痕(あばた)顔、転じて天然痘そのものをも指すという。

 種痘の普及に命懸けとなり、私財をなげうって邁進した江戸時代の町医の生涯を描いている。

 吉村昭の他の小説と同じく、実話を題材とし、丹念な取材に基づいて書かれたものである。冷静で抑制のきいた筆致なのに、美しい風景と厳しい疫病の落差、人々の哀歓などが躍動的に描き込まれてもいて、いつものとおり、期待を裏切らない。

 引き続き別の本を読む。こちらも図書館で借りたもの。

プログラミングを何読んで覚えたんだったか

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 美しいお姉さんが電車の中で「たのしいプログラミング Pythonではじめよう」なんつー本を読み耽っているのを見た。そのお姉さんはどうもプログラマなどには見えない。カジュアルな感じのお姉さんが、カジュアル~、に、そういう本を読んでいる。ああ、時代だなあ、と思う。

 そういえば、私自身はプログラミングの入門本というものを読んだことがないことに気づいた。BASICで8ビットプログラミングをしていた頃は入門本などなくても、マシンのリファレンス・マニュアルで十分だったし、機械語やアセンブラなどは命令表を見てプログラムを作ったものだし、それ以降も、例えばCだったらカーニハンとリッチーの「プログラミング言語C」、C++だったらストラストラップの「プログラミング言語C++」、Javaだったらゴスリングの「プログラミング言語Java」など、それらの言語の開発者が書いたものを参考にして覚えてきた。

 今はほとんどネット上のリファレンスで間に合ってしまう。だからPHPや、あるいはCSSとかHTMLの参考書など1冊も持っていない。

 そうなってしまった理由は、多分古い時代からプログラミングに親しんできたからだと思う。世の中の進歩に合わせて、自分も少しづつ進歩してきたので、入門本を必要としなかったのだ。

 だから、私のやり方はこれから入門する若い人には全く参考にならないということになる。

 ということは、さしずめ私など、「参考にならない、何の役にも立たぬ先輩」ということになるわけだ。後輩の指導には向かぬ。ハァ。