(うべな)うことはできないが、考え込むことはできる

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 先日の韓国大法院における朝鮮人徴用工判決は、私のような右翼にとって感情に触れる不愉快なものがあったが、一方で、こんな記事に考え込まされてもいる。

 こう読んでみると、大きな権力に対してどうこうするような手段を持たぬ無辜の一庶民に、十分な思いやりや慰謝がないということは、気の毒であり、かわいそうである、とも思う。

 この記事は次のように結ばれている。

日本政府が韓国政府に対応を求め、韓国政府は世論の沈静化を待ち、できることを考える。当分そうするしかなさそうだ。

 実際のところ、そのようにして100年、200年と時をやり過ごすよりほかにないと思う。

まじめゴジラ

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 ニュースサイトなんかを見ていると、軍事評論家や有識者が寄ってたかって映画の「シン・ゴジラ」に論評を加えており、それがもう、いずれ劣らぬ中年のオッサン論客、オバハン思想家が額に青筋立てて口角泡を飛ばすような勢いである。

 それにしてもしかし、いやもう、いいトシこいたおっさん・おばはんが、そんなに必死になるなよ、と思うのである。

 エンターテインメントでしょうが、ゴジラなんてのは。映画なんて、適当に見たらイイじゃないっすか、なんなんですか皆さん(笑)。

 また、政治家なんかも登場してきて、暑苦しく議論している。なんで楽しいエンターテインメント映画を見て、それが法律論になるんだ?

 まあ、編集者なんかから注文が出て、しぶしぶ言わされたり書かされたりしてンのかもしれないですけどね……

 ほかにもわんさか、出てくる出てくる。上に挙げた中では、モノスゴイ勢いで秋山謙一郎氏に噛みつく清谷信一氏のスットコドッコイっぷりなんて、いやもう、「キ、キヨタニ先生、お、落ち着いてください」ってなモンである。

 しかも、映画評論誌とか芸能雑誌ではない、ほとんど全部が東洋経済だのダイアモンドだの日経ビジネスだのという、れっきとした「おっさん雑誌」の記事なのだからびっくりしてしまう。

 みなさん、もうちょっと脱力して、何も考えず楽しく映画見たら~?