昔の人は先月の「仲秋の名月」、つまり十五夜の月だけを見るのを「片月見」と言って嫌った。
中秋の名月のことを「芋名月」というのに対して、後の月のことを「栗名月」とも「豆名月」ともいう。食欲の秋らしく、旨いものが多い。
しかし、団子も芋も旨いが、酒呑みはどうも、どっちの月でも「お
オッサンは生きている。
夕べは旧暦九月十三夜、つまり「後の月」であった。
実は、旧暦九月十三日は今日だとばかり思い込んでいた。今朝になって暦を見、今日は旧十四日だと気付いた。
昔の人は旧暦八月十五夜の「仲秋の名月」だけでなく、九月十三夜の「後の月」でも月見をしないと、「片月見」になる、と言って嫌ったものである。
昨夜、晴れていたから月が綺麗で、夜空を見上げて「そう言やァ、明晩は後の月だな、片月見にならないようにしないとな」などと、日にちを間違ったまま考えていた。
ともかく、曲がりなりにも昨夜の月だけは見た、と言うことで、片月見の縁起担ぎはこれでよしと心中で強弁する。
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……そういや今週は木曜が十三夜で後の月だったな、と思い出しました。仲秋は無月だったから、晴れたって後の片月見。