獺祭(だっさい)

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 昔は、以前から自分が秘かに好きだったものに人気が出て、広く知られるようになったりすると、例えば小説なんかだったら「ああ、俺の北方謙三がああ!何もわからん一般人に汚されていくぅう!」などと残念に思ったものだった。

 最近はそういうことをあまり思わなくなり、「ヒットしてよかったなあ」などと思うようになった。

 以前から「おいしいなあ」と思っていた酒、「獺祭(だっさい)」が、いよいよ行き渡り、定番の酒の地位を獲得しつつあるのだそうな。

 なんかこう、嬉しい感じがする。