読書

投稿日:

 ブリア・サヴァラン「美味礼讃」上巻。

先々週図書館で借りて、ダラダラ読んだり読まなかったりしていたので、まだ3分の1ぐらいしか読めていない。

 今日が図書館の返却期限なので、スタバでコーヒー飲みながら、急いで読んでしまうことにする。

 前半90ページは退屈で全然面白くないが、90ページ以降あたりから俄然面白くなってくる。

 午前中で一挙に読んで返却し、一旦返却してあった下巻を借り直す。

言葉
オスマゾーム

 文中随所に出てくる。フランス革命前後の往古のヨーロッパでは、今でいう旨味成分の一つ「イノシン酸」をこの「オスマゾーム」として理解していたものであるらしい。

ル・マンの飼鳥(しちょう)

 自動車レースで知られるル・マンは、鶏だの鶉だのの名産地であったそうな。

 ちなみに「鶉鶏類」と書いて、「じゅんけいるい」と訓むそうな。

グルマンディーズ・グルマン・グルメ

 この三つの使い分けは難しいものだそうで、「コケット」などと言う言葉と同じく、適訳もどうもないらしい。本書中でもそのまんまカタカナ書きで「グルマンディーズ」と書いてあり、脚注・訳注などもない。

 しかしどうやら、

グルマン  食通・健啖家・食いしん坊
グルマンディーズ  食通連・貪欲連
グルメ  美食家・食通

……という使い分けでいいようだ。

キナ()

 キニーネの原料。

読書

投稿日:

 ダラダラ読んでいた開高健「巷の美食家」を図書館へ返しに行った。

 この前までに読んだ「最後の晩餐」と同じ文章が編み込まれていたりして、ああ、開高健の文章って、アッチコッチ使いまわしなんだな、と、少しガッカリする。

 入れ替えに小泉武夫の「ぶっかけ飯の快感」と言う本を借り出す。

 いつも立ち寄る棚でふと目についたから借りただけで、この小泉武夫という作者が他に何を書いているどういう人なのかなど、何も知らない。


 ついでに、その30センチほど離れた並びにあった岩波文庫、ブリア・サヴァランの「美味礼讃」上下を借り出す。

 これは、美食について書かれた本にはだいたい引用される有名な本だ。

 ちょっと怖いもの見たさと言うか、読んでおかなくては、というか、ムリヤリ借りた感じ。