マタイ傳福音書

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 クリスマス(聖誕節)であるから、愛蔵の文語体聖書の、「マタイ傳福音書」を読む。テンポの良い格調高い文語体が、()()るように詩的である。

 もとよりキリスト教徒などではなく、むしろキリスト教など大嫌いな私であるが、上記書第18節、「イエス・キリストの誕生(たんじゃう)()のごとし。その(はは)マリヤ、……」から始まるイエス聖誕譚は読み物、昔話としても面白く、ダイナミックであり、好きである。