引き続き約60年前の古書、平凡社世界教養全集を読み進めている。
第7巻「秋の日本/東の国から/日本その日その日/ニッポン/菊と刀」のうち、三つ目の「日本その日その日」(E.S.モース著)を読み終わった。
著者のモースは、私なども学校で「大森貝塚」とともに発見者としてその名前を習ったもので、大の新日家として知られる。
素直な驚きと愛ある
本巻最初の「秋の日本」(P.ロチ)のような、どこか
気に入った箇所
他の<blockquote>タグ同じ。
p.265、藤川玄人氏の「解説」より
あるときのこと、本書の訳者の父にあたる石川千代松が、モースに向かって、日本にだって泥坊もいれば、行儀の悪い人もおりますのに……というようなことをいったところ、モースは、そうだろうとも、だが、それはみんな外国人が教えたことだ……といった、という逸話が残っているが、この話などは、モースを伝えて躍如たるものがあるといえよう。
言葉
桷
これで「
一端を臼石の中心の真上の
桷 に結びつけた棒が上からきていて、その下端は臼の端についている。
檐
これで「
檐 から出ているのはハナショウブの小枝三本ずつで、五月五日の男子の祭礼日にさしこんだもの。
(魚へんに荒)
おそらくはUnicode IVS依存で、多くの環境でこの部分はうまく表示されないだろう。「魚へんに荒」という字を表示させている。これで「
江ノ島は漁村であるが、漁夫たちは掃除をするときに注意ぶかく
を全部運び去り、そしてこれを毎日行う。
ここでは、「アラ」という鍋物などによい魚の一種のことではなく、魚の
堅果の虫癭
「
街路樹などでも、木の幹がところどころ
- 虫こぶ(Wikipedia)
この黒液は非常に染色作用が強く、欧米ではこれをインクに用い、そのインクのことを「虫こぶインク」とも言うのである。
-
没食子 インク(Wikipedia)
その一つは粉状で灰に似ている堅果の
虫癭 を入れた箱で、他には鉄の溶液を含む液体が入っている。
ここでは、日本の既婚婦人が「
次
次はB.タウト(Bruno Taut)の「ニッポン」である。