軍歌なども

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 今日はNHKの人気ドラマ「エール」の最終回の放映があった。

 ドラマそのものは昨日で終わりであり、今日はNHKホールから、俳優陣総出演でドラマ中の名曲を披露するというすばらしい趣向であった。

 出演者のほとんどは歌がうまく、歌手が本業でない、二階堂ふみ氏らまでもがすばらしい歌声で、聞き惚れた。

 ただ一点、惜しむらくは、古関裕而の真骨頂と言える軍歌ないし戦時歌謡が、一曲も披露されなかったことであろうか。これだけが実に惜しかった。

 歴史は歴史、芸術は芸術、作品は作品、成功は成功、失敗は失敗、戦争は戦争、戦勝は戦勝、敗戦は敗戦、それはそれ、これはこれ、ではなかろうか。だから、淡々と軍歌や戦時歌謡も取り上げればよかったと思う。

 ただ、そうは言っても、このことのみをもってNHKを責めるわけにもいくまい。世の人々の気持ちや感情に寄り添うことも必要である、ということは、私も否定しない。

 かえすがえすも、その一点のみ、番組が素晴らしい出来であっただけに、実に残念ではあった。

ウクレレやギターや

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 時疫(じえき)(ごも)りの無聊(ぶりょう)(まぎ)らわすためとて、妻がウクレレのセットを買い、長女がフォークギターのセットを買った。楽しそうに(つま)()いている。

 妻がウクレレを弾いているのを見ていると、自分も触ってみたくなり、「オイ、俺にもちょっと貸せ」と借りてみた。

 弾きたい曲のメロディーが根音かどこかに混じった和音を弾けばコードになることがわかった。C、F、G7、その他少しのコードを覚えると、「海行かば」(大伴家持作詞・信時潔作曲)が弾けることもわかった。

♪ ( C)(Dm)(Em)
 (G7)(C)くかば(G7)
 ( C)(E7)(F A7)
 (DmG7)生すか(C)(C7)……

……おおっ、こ、これは面白い。歌いながら弾くと楽しい。弦楽器ってこんな面白いものだったのか。

 ひょっとすると、この調子ならギターも弾けるかも!?というわけで、「オイ、お前のギターをちょっと俺にも貸せ」と、長女のギターを借りてみた。

 だが、「F」のコードのところで挫折した。……指が変になりそうだ。ギターを弾ける人はスゲェ。どんな指してるねん。指に骨が入ってないのとちゃうやろか。あんな変な指の形、変態やないとでけへん。

 などと吐き捨てつつも思い返すに、ピアノが少し弾けるようになった頃、そのことを人に話すと、「あんな左右の手や足がバラバラに動くようなことは常人のなしうるところではない。キチガイだ」というようなことを言う人がいたことを思い出す。

 キチガイでもなんでもない。相当上級の曲を弾く人のことは別として、ピアノの手足は、実はバラバラになんか動いていない。一定のリズムと規則で動いており、バラバラではないのだ、ということを、ピアノを1年ほど弾いてみているうちに実感・納得したことを思い出す。

 だから多分、ギターにも音楽のルールがあって、Fコードも多分なんてことはないのだろうと思うが、しかし、門外漢には極めて難しいのである。

向うだって

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 向うだってこんな「殺人強盗 日帝野郎を皆捕える」……云々、なんて歌を、しかも日本の「鉄道唱歌」のメロディの全パクリでやってんだからさ。こんなの、ヘイトスピーチならぬヘイトソング。

 だったらコッチも「馬鹿な朝鮮人を皆追い出せ~♪」とか歌っても、文句はなかろうぜ。