ブリア・サヴァラン「美味礼讃」上巻。
先々週図書館で借りて、ダラダラ読んだり読まなかったりしていたので、まだ3分の1ぐらいしか読めていない。
今日が図書館の返却期限なので、スタバでコーヒー飲みながら、急いで読んでしまうことにする。
前半90ページは退屈で全然面白くないが、90ページ以降あたりから俄然面白くなってくる。
午前中で一挙に読んで返却し、一旦返却してあった下巻を借り直す。
言葉
オスマゾーム
文中随所に出てくる。フランス革命前後の往古のヨーロッパでは、今でいう旨味成分の一つ「イノシン酸」をこの「オスマゾーム」として理解していたものであるらしい。
ル・マンの飼鳥 類
自動車レースで知られるル・マンは、鶏だの鶉だのの名産地であったそうな。
ちなみに「鶉鶏類」と書いて、「じゅんけいるい」と訓むそうな。
グルマンディーズ・グルマン・グルメ
この三つの使い分けは難しいものだそうで、「コケット」などと言う言葉と同じく、適訳もどうもないらしい。本書中でもそのまんまカタカナ書きで「グルマンディーズ」と書いてあり、脚注・訳注などもない。
しかしどうやら、
グルマン 食通・健啖家・食いしん坊
グルマンディーズ 食通連・貪欲連
グルメ 美食家・食通
……という使い分けでいいようだ。
キナ皮
キニーネの原料。
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