労組と故高橋まつり氏

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 高橋まつり氏は死んだ。あまりにも痛々しい亡くなりかたであり、母上の悲痛に同情する。

 その間、各所の労働組合は何をしていたかというと、「安倍政権粉砕」「戦争反対」「原子力発電所全廃」と言っていた。身に覚えがあろう。

 政治や戦争も、もちろん国民全体の大きな幸せに影響すること大であって、労働組合としてそれに関わろうとするのも正論と言えば言える。

 だが、彼ら労働組合は、この東大出の優秀な女性が自殺を選ばざるを得ないという、そういう異様な事態に、なんで「私たちは無関係、無罪、だからもっと大きい政治的課題に取り組むのだ」というような態度を取り続けておれるのか。同じ労働者たる仲間を救おうと、なぜしないのか。

 これは、もはや労働組合なるものが、とうの昔から働く人たちの味方などではなく、共産主義者、ひいては外患誘致を図ろうとする勢力、すなわちロシア、中国、北朝鮮の代表でしかないということを物語る。