今週時事

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西城秀樹氏死去

 時代の定点としてずっと変わらずにいる人、……というふうに感じていたのだが、まさか亡くなるとは思いもよらぬことであった。

 祈冥福。

大英帝国慶事

 イギリス王室に黒人の血が入ることについて、一部で取りざたされているようであるが、ともあれ盟邦の慶事であり、謹んで祝する。

そんなもん、ぶっちゃけ野球だってサッカーだって、下手すりゃ死ぬような危険行為だよ

 こんなの、アメフトだけの話ではない。

 前途ある若者の生命や身体を意味もなく危険に晒し、死なせることもあるという点では、スポーツなど戦争以上の陰惨な危険行為である。

 戦後、日本では戦死した人はほぼゼロだが、翻ってスポーツで大けがしたり死んだりした若者は何人いるかね。数百人は下らないだろう。世間は若者にスポーツをやれみたいなことを強制するが、スポーツマンシップなんてものは、自分の生命や身体と引き換えにしなくちゃならんような崇高なものなんかね。もっと言おうか、福島の原子力発電所災害で死んだ人はほぼゼロだが、中学校や高校の野球の練習で死んだ子はこの数十年で何十人もいるぞ。

 スポーツなんか軍国主義的で馬鹿馬鹿しいから、全部廃止したらどうか。

 言わでもがなのことだが、これは逆説である。軍国主義的で、人格否定的で、強制的で脅迫的なものが「スポーツの厳しさ」として肯定されるならば、例えば仕事にだって社会にだって、軍国主義的で、人格否定的で、強制的で脅迫的なものが許されなければならないのである。それが許されないなら、スポーツからもやっぱり死ぬような危険は排除されなければならず、排除できないならスポーツ全体をいっそやめてしまえ、ということなのだ。

 ちなみに私は、野球をはじめ、「強制スポーツ」が大嫌いである。

ロッキー

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 先週いつだったか、タイムラインかウォール上に「実は『ロッキー』という映画は逆差別の映画だ」というリンクを見かけた。なるほど、そりゃ確かに……と思ったものの、よく考えてみたら私は「ロッキー」を見たことがないということに気付いた。

 Amazonプライムで見られることがわかったので、見てみた。

 見ているうちに差別がどうとかはもうどうでもよくなり、貧しい主人公たちの純愛に思わず涙ぐんでしまった。脚本はスタローン自身が書いているわけだが、よくこれだけのものを作る才能があったなあ、と思う。否、努力と言うべきか。