外出できないので家に垂れ込めていたら、「
薄汚れた作業着に、実直そうな汗を額に浮かべ、「今日も頑張ってますっ!」と言わぬばかりである。
だが、その誠実韜晦とは裏腹に、この男は詐欺師であった。
営業の仕方が人を騙すようなやりかたで不愉快だったので、「ウチは回線もプロバイダも代える気はありません」と一言、ピシャリと玄関を閉めた。こんな幼稚な野郎に騙されるようなことでは男が
無視していたらずーっと玄関先でなにやら
いろいろ苦しいとは思うが、人を騙すようなやりかたはどうかと思うぜ>
いくら良心的でも、「お客様は何もすることはありません、ただ回線が速くなるだけなんです」などと言って、無知と目した客がなんだかわからないうちに契約する相手を変えてしまう、てのは、例え形の上で合法であろうと、どうもよくないな。近代社会では契約ってのはけっこう大事なんだぜ。
「NURO光」の営業の若僧には恨みはないが、とっとと帰れ、世間知らずが。