#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha
タグ: 秋
終戦日
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盆
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盆
さえずり季題【297】は「盆」です。地域ごと、宗派ごとにそれぞれの行事があるのも興味深い。仏教徒ではなくとも、夏季休暇に入るこの時期が一区切りになりますね。「盆唄や今生も一ト踊りにて」石塚友二 #saezuriha #saezuriha_odai
— June,born in Apr. (@no_ra_co) August 13, 2016
暑くても秋
暑い。
玄関先に半野良の老猫・ハートが寝そべっていて、出入りの邪魔だが、畜生をむげに扱うとバチがあたると思ってそのままにしている。
長女が何か辛い料理を拵えている。夏だからという。出かけていた家内が疲れて帰ってくる。
冷蔵庫から氷を取り出し、いつものとおりアイスピックを突き立てる。
「
夏既に去る、一昨日立秋。だからこそ「残暑」とも言う。
子供の頃は大人が交わす見舞状に「残暑御見舞」などという文字を見出しては、「夏真っ盛りなのに、なんで『残暑』??」などとも思ったものだ。
これからどんどん暮れやすくなる。この
台風はゆきすぎて雨もなし。好日。
「雲の峰」連想、雲高高し
さながら秋の空のように雲が高い。だが、まぎれもなく今日は梅雨中の一日、初夏である。「雲高し」では秋になってしまうし、「雲の峰」では真夏すぎる。さりとて、今日の雲は鰯雲か羊雲の類の、本当に本当に高い雲なのだ。
無月
横恋慕無月に隠す男かな 佐藤俊夫 #kigo #jhaiku #haiku #saezuriha (季語は「月」)
— 佐藤俊夫 (@SatoToshio) September 25, 2015
秋
来週の「さえずり季題」当番が回ってきた。
秋は季節感が豊かで、俳句の季語もさぞかし多くあるような感じがするが、歳時記を繰ってみると、実はそれほど多くはない。むしろ少ない方である。
だが、私は秋生まれで、夜の虫がちろちろと鳴く秋が好きだ。暑から涼へ劇的に傾いていく、草木が落ち着いた色に変わっていく、なにか気取って溜息などつく人も増える、意外に仕事も忙しい、しかし、おいしい食べ物がたくさん店に並ぶ、空の様子が変わって月がまぶしかったり空が青かったり雨が意外に降りつのったりする…。
記紀に「秋津洲」という。米が主産品であった日本では、その収穫時期である秋は、特別の季節であったことがその字面からも腑に落ちる。
ああ、秋であるな。まったくのところ。
月は忌むべきものではない
秋の名物と言えば月である。しかし、「中秋の名月」が終わった途端、誰も月を見なくなってしまうのは残念なことだ。人々が三々五々祭りの喧騒から帰ってしまうような感じは、なんとしても惜しい。
最近は欧米白人の言説に惑わされてか、「月の光を浴びると狂気が生じ、犯罪が多発する」なぞと言いふらす輩が増えているが、古来日本人は四季のはっきりとした日本の風土とともに独自の文化をはぐくみ、月を美しいものとして鑑賞してきたのであって、月を見たからと言っていちいち欲情したり犯罪に走っておっては身が持たぬ。
一般ピープルは中秋の名月を見終わってサアヤレヤレ、ほなサイナラ、と月から去ってしまうが、私のような玄人(マテ(笑))は、ここからが違う。万事、「人のゆく裏に道あり花の山…」なのである。
中秋の名月にしても、私なぞ、十五夜で大騒ぎはせぬ。まず、その前日、「十四夜」で騒ぎ始める。十四夜は「
さて、そうして十五夜を迎え、人々の喧騒が去った翌夜、また私の出番(笑)となる。
十五夜の翌夜は、そのまんま「十六夜」と言う。これは
この次もまだある。中秋の名月の二日後の月を「
これくらいかというと、まだまだ月は終わらない。その翌晩の月を「
まだありますよ(笑)。十九夜、つまり四夜後の月、もうこうなってくるとだんだん下弦に近づいてくるのであるが、この月を「
これで終わりかと思ったら、まだまだ引っ張りますとも、ええ。二十夜の月を「
で、二十夜も過ぎると、見えるところに月が上がってくるのは、午後九時ほどにもなってしまう。こうなると、月のことを言っているにもかかわらず、月を指して言わずに「宵闇(よいやみ)」なぞと言ってみたりする。
さて、中秋の名月に続く夜々はこんな具合だが、まだ秋の月は終わらない。なかなかシツコイ(笑)。そのひと月後、つまり旧暦九月十五日(今年は10月19日(土)にあたる)も、当然満月である。これを「
豆や栗を供え、「中秋の名月」のように月見をする。中秋の名月にだけ月見をして、この十三夜に月見をしないと、「片月見」と言って縁起がよくないものだそうな。
なんにせよ、月は美しい。カレンダーというもののない昔の、文字の読めない人たちでも、「空にカレンダーがかかっているように」、月の満ち欠けで日にちを知ることができるという実用上の意味も月には大いにあった。妖怪や犯罪、性欲なぞ言う無粋なことはこの際置いて、かぐや姫のおとぎの居所を眺めてしみじみしたいものである。
涼新た
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