天皇陛下万歳
今上陛下にあらせられては
かつては天皇誕生日は天長節として定められていたが、戦後天皇誕生日と称するよう改められた。
皇室の安定これすなわち国の安定であると私は思う。「天皇陛下万歳」と言うが、まさしく「万歳」つまり聖寿とこしなえに
オッサンは生きている。
さえずり季題【637】は『春炬燵』です。
うちはGW前まで炬燵出してます!(奥様とのせめぎ合い)かくれんぼ入れてふくらむ春炬燵 八染藍子
我が死後のことにも及び春炬燵 橋本榮治#saezuriha #saezuriha_odai— 矢的(やてき)/中鉢矢的 (@yatekihaiku) February 18, 2023
昨年急死した西村賢太の遺作「雨滴は続く」を帰りの通勤電車内で読み終わった。
私はそこまで西村賢太ファンというわけでもないが、気が付くと「苦役列車」「小銭をかぞえる」「暗渠の宿」「廃疾かかえて」「一私小説書きの弁」など、いくつも買って読んでいる。
「苦役列車」を読んだのはもうだいぶ前の事だったと思うが、その後はプッツリ読んでいなかった。その間、多くの作品が出されていたようだ。
この遺作「雨滴は続く」が未完に終わったあと、作中に変名で登場する古書店主や新聞記者が「文學界」の追悼号に文を寄せているという。興味本位だが、読んでみたいものだと思う。
ともすれば雪交じりの冷たい雨とともに吹く風にすら何やら春めいたぬるみさえ感じられるのは、何も立春だの旧正月だのの声を聴いたからばかりでもあるまい。
実際、気温はじりじりと上がっているようだ。
自衛隊を定年退官するよりもかなり前、日本ITストラテジスト協会に入ったところ、一般の会社の方々にかなり知り合いが増えた。今は日本ITストラテジスト協会も辞めてしまっているが、入会した当時、私にとっては刺激が多く、とても勉強になった。
反面、自衛隊のことで質問攻めにあうようにもなった。自衛隊は不思議な組織で、一般の人にはなんだかよくわからず、しかも “私FAQ” の続きを読む
昨年急死した西村賢太の「蝙蝠か燕か」を読んだ。このところずっと読んでいる平凡社の世界教養全集を取り敢えず置いておいて、これを読んだ。日曜日の夜から読みはじめ、明け方にはほとんど読み終わった。残りを行き帰りの通勤電車で読んだ。
あの荒んだ感じが鳴りをひそめ、なにか殊勝らしい感じになっていて、読みごたえと言うことだと覗きのような悪趣味が満足されることはないように思う。
西村賢太には最近発売されたものにこの「蝙蝠か燕か」の他に「雨滴は続く」があり、両方とも同じ2月4日の土曜日に買ったのだが、「雨滴は続く」は品薄らしく、まだ届かない。
こちらは遺作で、未完だという。
引き続き平凡社の60年前の古書、世界教養全集を読んでいる。
第23巻の二つめ「ベーリングの大探検 Vitus Berings eventyrlige opdagerfærd」(S.ワクセル Sven Waxell 著・平林広人訳)を行きつけの蕎麦屋「SOBA満月」に並んでいる間の待ち時間に読み終わった。
ところで、この巻の最初、S.ヘディンの「シルク・ロード」を読み終わったのが去年の8月22日だ。それから半年ほど経っているのだが、どうしてこんなに間が開いたのかと言うと、その間の9月30日に定年で自衛隊を辞め、今の会社に就職して忙しかったので、ゆっくり本を読んでいる暇がなかったからである。
さて、この「ベーリングの大探検」。今から300年近くも前、日本で言うと江戸時代に、ベーリング率いるロシア帝国の探検船隊は北太平洋アリューシャン列島を踏査し、島伝いに東方遠く、米国の西海岸までを極めたという。途次日本の周囲を遊弋して沿岸にも立ち寄っている。この記録は日本側にも異国船の記録として残されていて、ベーリングの探検の裏付けとなっている。
ただ、ベーリングは天候に悩まされ、その名を後にまで残すこととなったベーリング島へ避難してその地で帰らぬ人となり、数千人いた探検隊も著者ワクセルとともに生還し得たのは40人ほどであったというから、凄まじい大探検である。
引き続き第23巻「暗黒大陸 Through The Dark Continent」(H.M.スタンレー Henry Morton Stanley 著、宮西豊逸訳)を読む。