先日、古いブログの記事を今の新しいシステムにすべて流し込んだ。
それで、作動を確かめるのも兼ねて昔の記事を懐かしくさかのぼっていたら、こんな記事があった。
次女が1年生か2年生の、ほんの小さな女の子だったころの記事で、この頃私はと言うとバイエルの練習曲を全部弾き終え、「エリーゼのために」を弾こうとやっきになっていたのだった。
なつかしい。
こういうのがひょっくり出てくるから、ブログを日記代わりにするのはやめられない。紙の日記よりも長持ちするほどだ。
オッサンは生きている。
先日、古いブログの記事を今の新しいシステムにすべて流し込んだ。
それで、作動を確かめるのも兼ねて昔の記事を懐かしくさかのぼっていたら、こんな記事があった。
次女が1年生か2年生の、ほんの小さな女の子だったころの記事で、この頃私はと言うとバイエルの練習曲を全部弾き終え、「エリーゼのために」を弾こうとやっきになっていたのだった。
なつかしい。
こういうのがひょっくり出てくるから、ブログを日記代わりにするのはやめられない。紙の日記よりも長持ちするほどだ。
いやもう、「オッサンとバイエル、ピアノ等」って銘打ってて、長らくなかったこのネタ。ええ、ピアノですよ、ピアノ。
……すなわちコレである。Arduinoをピアノにつなぎ、LEDをピアノ演奏に合わせて明滅させようというものだ。
いまや遅しとやってみた。
一つ覚えみたいにノクターンで申し訳ないですが(笑)、すんませんレパートリーがあんまりないもんで。
アナログピンからピアノの音声出力を読み、それに合わせてTLC5940NTに接続されたLEDを適宜明滅させるわけである。いかにもピアノ風味に明滅させるにあたっては、乱数によるLED選択と、先日会得した「PWMを十分に使い、余韻をもって各LEDを徐々に消す」という技を遺憾なく使用した。
これをやるには、アナログピンに上手に音声を入れる必要がある。
こういう時、電圧レベルを知るのにオシロスコープなどが使えればいいのだが、残念ながら持っていない。そこで、あらかじめテスターのACでテレビ、ラジオ、自分のピアノなどの音声出力端子からだいたいのレベルを推定し、次に十分な抵抗を入れて、Arduinoのアナログピンに入力して読み取った。その結果、だいたい200mVの振幅程度であることがわかった。これならばArduinoに直接入れてもどうということはなさそうだ。ただし、レベルが小さいから、ソフトウェアのほうでうまくやる必要がある。
次に、音声はアナログ信号だから、プラス・マイナスに振れる。一方、Arduinoのアナログ入力は0~5Vの間を1024分割で読むのだから、ここをうまく工夫しなければならない。
まず、2.5Vを中心に電圧が振れるよう、2.5Vを生成して合成する。ちょうどTLC5940NTを動かすために5Vの3端子レギュレータを使っているので、ここから抵抗分圧で2.5Vを作り、それを合成する。合成するとき、出力側の音声端子に電流が流れ込んではまずいから、コンデンサを0.1μFばかりつける。周波数は見当がつくが、電圧の見当がつきにくいので、とりあえず0.1μFにして、出来が悪いようなら取り換えることにする。
まず、大して疑問もない簡素な付加回路。たしか、パルス技術ではこういうの、「クランパ」って言ったっけな……。
それで、TLCなどと一緒にLEDを植え込む。
ミニジャックを接続するために、秋月電子の「ステレオミニジャックDIP化キット」を取り付けた。
で、スケッチはこうなった。
// // voice2tlc.ino // アナログピンに音声を入れ、TLC5940NTを使ってLEDを光らせる。 // 27.08.13(木)1000~ // 佐藤俊夫 // #include "Tlc5940.h" #include <stdio.h> // const int AUDIO = 0, // アナログ0ピン THRESH = 8; // 8単位以上のレベルならLEDを点灯 // void setup() { Tlc.init(); Tlc.clear(); Tlc.update(); } void loop() { int v = 0, l = 0; static long int prevtime = 0.0; static int prevv = 0; v = abs(analogRead(AUDIO) - 512); l = constrain(fmap(v, 0, 15, 0, 4095), 0, 4095); if(millis() >= prevtime + 10){ prevtime = millis(); for(int i = 0; i <= 15; i++){ Tlc.set(i, Tlc.get(i) * 0.9); } } for(int i = 0; i <= 15; i++){ if(random(0, 16) == 1 && prevv != v && v >= THRESH){ Tlc.set(i, l); } } Tlc.update(); prevv = v; } // float fmap(float x, float in_min, float in_max, float out_min, float out_max) { // もともとの「map()」がlong int型でこの用途に合わないので、float型を定義 return (x - in_min) * (out_max - out_min) / (in_max - in_min) + out_min; }
まるでアホの一つ覚えで恐縮だが、心機一転ブログ、WordPress設置記念演奏で、飽きもせずノクターンである。
やっぱり、「オッサンとバイエル、ピアノ等」と看板上げるからには、どうあっても演奏データがないと、ねえ。
ヤマハの音楽教室に通う次女(当時4歳)のために、浦和のイオンの玩具売り場でキーボードを購入。19800円。ヤマハの「PSR-E303」。
買ってきたキーボードが面白く、ついつい次女を尻目に遊んでしまう。
1週間後、「弾いてみよう!はじめてキーボード」というサイトを見つけ、その記事にしたがってキーボードで遊んでいるうち、「きらきら星」がなんとなく両手で弾けてしまい、俄然面白くなる。
バイエルのMIDIデータがフリーであちこちのサイトに揃っていることを知り、ダウンロードして聞いたり、データから楽譜に変換してそれを見ながら少しづつ弾いて見たりする。
フリーのデータから起こした楽譜で、バイエル15番くらいまでは弾けたが、16番でつまづく。弾いてみたいなあ、と思うようになる。
それでもなんとかかんとか、5日ほどもかかって、バイエルの16番を弾く。
意を決して、それまで一度も入ったこともない楽器店というものに入り、全音の「最新バイエルピアノ教則本」を購入。
それから、バイエルを頭から1曲づつ弾いていくということをするようになった。
1年が経過し、バイエル70番くらいまで進んだ。その間、少し寄り道して、ショパンのプレリュードOp.28-No.7イ長調(『太田胃散』(笑)) を弾くなどした。
キーボードではやっぱりダメだと思い、1年がかりで貯金して、自分用のデジタルピアノを買う。ローランドのFP-7。
最終曲「バイエル106番」まで弾くことができた。
この前の年から、次女はヤマハをやめて近所のピアノ専門の先生に通うようになった。その次女のピアノの発表会に連弾相手として出て、「トルコ行進曲」を弾く。
「エリーゼのために」弾く。次女のピアノの先生に「単発レッスン」を一度お願いするなどしつつ、ほぼ8ヶ月がかりで弾けるようになった。
次女のピアノの発表会に連弾相手として出て、「王様の行進(ビゼーの『アルルの女』の一部)」を弾く。
全音「最新バイエルピアノ教則本」の一番最後の応用曲「アザリア・ポルカ」を弾く。
これで、この本に載っている音符という音符は、一例や例示、練習譜まで、一音符も残さず全て弾き終わった。
次女のピアノの発表会の連弾相手として「パッヘルベルのカノン」を弾くが、東北地方・太平洋沖地震による大災害のため発表会が中止になる。
名曲・ショパン「ノクターンOp.9-No.2」を弾こうと思い立ち、練習を始める。
ショパン「ノクターンOp.9-No.2」を弾く。7ヶ月がかり。
「ノクターン」を弾き終わってすぐ、この次の曲は何にしようと多少迷った挙句、今度はショパンの「雨だれ」を稽古し始める。
1年半以上かかって、なんとか「雨だれ」が弾けるようになる。
今度はエリック・サティの「ジムノペディ1番」を弾いてみようと思い立つ。
さて、突然だが、またバイエル74だ。
なんでまた録音したのかと言うと、このようにYoutubeに動画を上げて遊んでいたのだが、二人の方から「タイのつながったところ、音出さなくていいですよ」と、懇切にご指摘いただいたからである。
本当にネットというのは面白いもので、こうして教えて下さる方もいるのだから、バカにはできない。
私の演奏ごとき、参考にする人はあんまりいないと思うのだが、私自身、私と同じような素人の方の演奏日記などをずいぶんと参考にして練習してきたから、もしかしたら、私の間違った演奏が、知らない間に迷惑をかけているかもしれない。そこで、ここに訂正版をあらためて掲載しておこうと思う。
今日、「全音・最新バイエルピアノ教則本」の最後の応用曲、「アザリア ポルカ」を弾いた私である。
普通、この応用曲を弾いてしまえば、もう最後だと思うだろうが、どっこい、これで最後とは思わないのが私である。
「全音・最新バイエルピアノ教則本」には、この応用曲の後に、さらに付録として、「24の長音階と短音階」というスケールの譜が載っている。
これまでにも、番外や一例として挙げられている例譜まで、すべてを弾いて録音した私だ。やはり、この付録も避けて通ることはできない。
そこで、ここに下手糞ながら、その全部を録音したものである。