DIYで片側給電仕様LED管用安定器バイパス工事

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もはや蛍光灯の時代ではない

 自宅のリビングの40形直管蛍光灯。蛍光灯は寿命も短く、意外にしょっちゅう交換しなくてはならないし、蛍光灯器具は漸次製造が縮小されていてだんだん部品も無くなっていく。

 無論、蛍光灯は白熱灯に比べれば驚くほどの省電力を達成した画期的な現代の明かりではあったものの、今となっては “DIYで片側給電仕様LED管用安定器バイパス工事” の続きを読む

靴の踵に金物を打ち付ける

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 今通勤などに毎日履いている靴は、ホーキンスの「AL IT5 PLAIN5 HB80150」というスクエア・プレーン・トゥのシンプルなモデルだ。安いが天然皮革で磨くとよく光り、気に入っている。靴底は特殊な素材でできており、雨の日でも滑りにくい。

 しかし、滑りにくいのはいいのだが、それと引き換えに柔らかく、踵がよく減る。

 靴本体は頑丈でなんともないので、踵の摩耗のためだけに靴を替えるのはもったいないなあ、と思っていた。

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鍵束入れを自作

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 20年くらい使っていた自作の鍵束入れが古びてボロボロになったので、新しいものを作り直した。ちょうどよいサドルレザーの手持ちがあったからである。

 材料は全部手持ちのものがあったので、タダでできた。しめて10分もかからぬ。

ターンバックルのネジはなぜウィッテ(W)規格ばっかりなのか

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 私は頭の鉢が意外に大きく、吊るし売りの帽子のサイズは大抵合わない。そのことでモヤモヤしていたところ、先日「ハットストレッチャ」という便利な器具を見つけ、愛用の帽子のサイズを自分の頭の鉢に合わせることができるようになったのは先日書いたとおりだ。実に気に入り、帽子もハットストレッチャも愛用していた。

 だが、後日談である。

 ハットストレッチャで引き延ばした帽子は、毎日被っていると汗などの浸潤と乾燥が交互に繰り返されるせいか、しばらくするとまた縮んでくるのである。それで、何日かに一回、帽子に霧など吹いて、また引き延ばし直すのである。

 それはそれでうまくいっていたのだが、毎回 “ターンバックルのネジはなぜウィッテ(W)規格ばっかりなのか” の続きを読む

駐車監視・直接配線コードをDIYで取り付ける

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ドライブレコーダを取り付けた

 去年の7月だったか、トヨタ南越谷店で愛車ラクティス(平成23年、DBA-NCP120)の6ヶ月点検をした時、ついでにドライブレコーダを取り付けて貰った。

 当今、「あおり運転」がよく話題になるし、またそれでなくとも、ありふれた接触事故の始末が(こじ)れ、トラブルに発展してしまうなどということも考えられる。転ばぬ先の杖、と思い、取り付けることにしたのだ。

 取り付けたのはコムテック社の「HDR360G」という製品で、リアカメラがなくても360゜全周の撮影が可能なものだ。GPS内蔵で、性能に過不足はない。トヨタ南越谷店の施工も丁寧で、満足した。

「駐車監視モード」とは

 持ち帰って説明書を見ながら操作への慣熟を図っていると、「駐車監視モード」という “駐車監視・直接配線コードをDIYで取り付ける” の続きを読む

網戸の張り替え

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 自宅建築後18年間、手つかずで放っておいたリビングの網戸。さすがに破れや伝線めいた傷が入って、時に虫が入るようになった。張り替えるにしかず。

 網戸の寸法を測り、ホームセンターで間に合うサイズの取り換え用網と、固定用のゴムチューブ(⌀3.5mm)、ゴムチューブ押し込み用のローラーを買う。

 網戸の網にはいろんな寸法があるから、自宅の網戸をよく測ってから買いに行くことだ。この際、忘れずに「固定用ゴムチューブ」の直径も測っておかなければならない。

 網には「ノーマルな『灰色』」とか「外が良く見える『黒』」、また屋内からは外が良く見えるが、外からは屋内が良く見えないという「外が『銀』、内が『黒』」というようなものもある。今回は3番目の「外が『銀』、内が『黒』」の網を買った。

 網についていた「網の張り替え方」の(しおり)を見ながら作業する。

 小一時間ほどでうまく仕上がった。

(ひげ)男「できるかな」動画

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 この(ひげ)男の動画は面白く、いつも見入ってしまう。

 なんというか、大人の「できるかな」みたいな趣がある。

 いつも見事な手際であっという間に実用品を作ってしまうのだ。その分野も、刃物、木工、金属、革製品、なんでもござれで、古い電気工作機械をリストアした時など、電流制御回路のダメになってしまっているコンデンサーやトランスを構成しなおし、ほとんどスクラッチビルドという状態で再生していた。とても素人にできることではない。

久しぶりに日曜大工

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 昨日届いた日立の衣類乾燥機をDIYでフィッティングした。久しぶりの日曜大工である。

 近所のホームセンターで安いラワンの構造用合板(1450円)を買い、小口(こぐち)を「木目テープ」で化粧した。厚みは12mmあるので、ガッチリ頑丈である。

 底面の通気口と排水ホース取り付け部を塞がないよう、ホールソーとジグソーで切り抜いて遺憾のないようにし、フラットなところに板をカマして隙間を空けた。

 左側の壁の下地を探し、2×4材を長いコーススレッドでしっかりネジ留めして棚受けにした。右上・内側の隅は199円のL型金具をネジ留めし、ぐらつかないようにしてある。

 全部で2000円くらいでできた。

 純正ラックは7千円~8千円ほどもするし、そもそも洗濯機の下に防水パンが壁ぎりぎりについていて、ラックが置けない。

 洗濯機は東芝、衣類乾燥機が日立、メーカー違いのため、「直付けステー」の類も使えない。

 それで、格安で自作したわけである。3~4時間ほどだろうか。

Black Beard Projects

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 Youtuberには「クラフト系」「古物リストア系」とでも言っていいようなカテゴリが存在し、見飽きない。ファンも多いようだ。

 その中でも、私はこの「Black Beard Projects」という人の動画が好きだ。

 何国人の何者なのか、サッパリわからないが、左の動画では和式の菜切り包丁を生の鋼材から削り出し、凝った柄をつけて切れ味を誇っている。この人のいつもの見せ場で、自分のコ汚ェ腕毛を剃って見せて、そのあとで野菜を削ぎ切りにするのはチトいただけないが……(笑)。

 ああ、私にも、こんなことに一日中没頭できるようなガレージがあればなァ、などと思う。

 いや、実は、よく似たガレージはある。PCと開発環境である。今日び(きょうび)、昔のように高価なIDEとコンパイラ一式を私費購入しなくても、オープンソースだけであらゆるプログラムを作成できる。

 だがしかし、正直なところ、これに倦み飽いてもいる。
 

財布の修理

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 15年ほど前に財布を作った。

  •  財布を縫う(このブログ、平成15年(2003)7月13日(日)17時09分00秒 JST)

 自分の生活の仕方、お金の使い方、持ち歩き方にちょうどよい、持って楽で便利で長持ちする財布がなかったから自分で作ったのだ。右の写真は、15年前、作ったばかりの時に撮ったものだ。

 「システムやパソコンやソフトウェアなんてものは道具(ツール)だ!だからパソコンやソフトウェアは人間に拝跪(はいき)すべきだ」なんてことをのたまう向きはよくいるが、肝心の、「道具(どうぐ)道具(ツール)だ!」という当たり前のことを言う人は少ない。「道具の方で人間に合わせ、奉仕するべきだ」ということを言う人はほとんどおらず、たいていの人はツールに身の丈を合わせることに汲々とするばかりか、職人的な人ほどツールに奉仕することを喜んでいるふしがある。

 私はそういうのがガマンならない。自分の使うものは、物のほうで私に合わせるべきだと思っている。いきおい、既製品は自分に合わないことが多く、合うものを見つけるのに苦労するか、いっそのこと自分で作ってしまう、ということになる。だから、DIYで物を作ることが多い。

 余談ながら、私がコンピュータのプログラムなど作るようになったきっかけは、ソフトウェアがなかったから自分で作ったということだ。DIYの延長である。それが紆余曲折を経て、口を糊する術、今の身過ぎ世過ぎの発端になっているというのも、考えればおかしなものである。

 さて、そんな理由で自分で作ったその財布、安くて丈夫なオイルレザーで縫ったから、頑丈そのもので、まだ使っている。(ほころ)びが生じても縫い直せばよく、それで今まで使ってきたのだ。写真は同じ頃作った名刺入れやメモ帳入れ、キー・ケースである。一番上の写真と見比べると、特に財布は毎日持ち歩くせいもあって、相当くたびれている。だが、単に汚れているだけで、機能上何の問題もない。

 ところが、小銭入れの部分は金属である小銭がこすれ合うせいか、さすがに傷みが激しく、いつぞや雨に濡れた時に、ついに革が破れてしまった。

 これでは財布から小銭が漏れてしまう。

 もともと自分で縫った財布であるから、こういう場合は修理すればよいのである。

 「革細工」というとなんだか難しそうに聞こえるが、素人が財布を縫う程度の事であれば、大して難しくない。服などを縫う方がよっぽど難しい。道具類もそんなに高くはない。針や糸なんて数百円だし、穴を開けたりする道具なども500円だの250円だのと言った値段だから、出来合いの本革の財布を買うよりも、作った方が絶対に安いし、自分のお金の持ち歩き方に合った大きさのものができる。

 休みだったので、朝から三郷ピアラシティにあるクラフト専門店「VC’s(ヴィシーズ)」へ行って革を買ってきた。2mm厚のオイルレザーで、写真のような大きさのものが1300円ほどである。

 壊れた財布の糸をほどき、分解する。破れた小銭入れの部分の革を取り外してしまう。

 この革をよく伸ばして、買ってきた新しいオイルレザーに寸法を写し取る。この小銭入れの大きさも、自分が普段どれくらい小銭を持って歩いているかを測って作ったものなので、私の日常の行動にピッタリで、手放し難い理由の一つだ。


 寸法を写し取ったら切り取り、「菱目打ち」という道具で縫うための穴をあける。菱目打ちと言うのは皮革を縫うためには必ず必要な道具で、フォークのような形をしており、歯の一本一本は菱型になっていて、鋭い刃がつけてある。これで穴をあけると、等間隔に菱型の穴があくのだ。

 寸法取りをして切り取ったオイルレザーはこのようになる。(ふち)に点々とあいた穴に糸が通る。


 次に、小銭入れのふたを閉めるためのスナップ・ファスナーを取り付ける。専用のポンチでトントンとかしめるのだ。

 いよいよ縫いにかかる。麻糸に皮革用の蠟をひく。この麻糸の両端に皮革用の縫針を通し、交互に平縫いにするのである。布を縫うのと違う点は、一本の糸に2本の針をつけ、同時に平縫いをすることだ。返し縫い、あるいはミシン縫いに見えるがそうではない。手で平縫いにすると、ミシン縫いとは違って、一か所糸が綻びても縫いはほどけない。ミシン縫いだとそうはいかず、一か所の綻びで全部の縫いがほどけてしまう。


 新しく作り直した小銭入れの部分は写真のような箱状になる。


 箱状になった小銭入れを財布本体に縫い付けていく。

 こうして、小銭入れの部分だけ、すっかり新しくなった財布に生まれ変わる。