字音詠「かけ」

投稿日:
訪人(まろうど)()柚味噌炭火にかけて()
人生をかけるべけんや蚯蚓(みみず)鳴く
かけと(もり)蕎麦と白髪の秋深む
かけっこを校舎(まなびや)抱きしむる秋は
掛け投げを(ほこ)る相撲や太々(ふとぶと)

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

今週のさえずり季題

投稿日:

漫録多少

投稿日:
SOBA満月の人気と行きずりの知らない人と

 行きつけの蕎麦店、新越谷駅南側にある「SOBA満月」の表に並んで待っていると、人品卑しからぬ年配の男性が駅の方からやってきた。その人は表に何人か客が並んでいるのを見て、「あらー……随分並んでますねえ、このお店は “漫録多少” の続きを読む

投稿日:
仰向(あおむ)きて(すすき)天へと深呼吸

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha #俳句ポスト365

 「俳句ポスト365」令和4年(2022)8月20日週の兼題「芒」で、中級者以上の部「並選」でした。

一字抜き詠「月」

投稿日:
(なれ)耳朶(じだ)白し良夜(りょうや)のバルコニー
落雁(らくがん)三日(みっか)(ゆうべ)仄明(ほのあかり)
(ついたち)や地球の裏の秋如何(いか)
残菊(ざんぎく)も照り()ゆる()の家路かな
十六夜(いざよい)は美酒こそ良けれ退官す

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

胡桃(くるみ)

投稿日:
(あるじ)なき手沢(しゅたく)胡桃(くるみ)そのまゝに
胡桃てふもの(いにしえ)は何ぞかし
網切りて引き散らかすや胡桃割る

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

時事漫観

投稿日:
円安

 日本の輸出製造業がほぼ全滅状態みたいになってから円安になっても、なア……。

 昔、私などが子供の頃は、今からは想像もつかないが、1ドル3 “時事漫観” の続きを読む

今週のさえずり季題

投稿日:

一字詠「龍」または「竜」

投稿日:
(いず)れ虫(へん)なるよ秋の虹
むさし野や龍神(りゅうじん)弥陀(みだ)蕎麦(そば)もあり
(つた)ふ鍾乳洞の秋深し
龍ほどに根性あらば(かり)(たか)
(めし)ものゝ洒落(しゃれ)ておはすや龍田姫(たつたひめ)

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

幸せ男

投稿日:
幸せな男

 私は、自分が幸せな男なのではないかと思う。否、正確な表現ではない。自分が幸せだと思いやすい傾向をもった男なのではなかろうか、……こう表現すると正確かもしれない。

 と、言うのも……。

自衛隊の就職援護

 私は先月、9月30日の金曜日に、陸上自衛隊を定年で辞めた。ちょうど “幸せ男” の続きを読む