夏至も過ぎた。だいぶ暑い。夏至を過ぎれば次の節季は半夏生が7月1日、7月7日が小暑で七夕、その次が土用、ということになろうか。
今年の夏の土用は7月19日、正確にはこの日の15時3分だという。これは太陽高度で決まるので、このように時間まで出ている。細部は国立天文台の暦要項に詳しい。今年(平成28年(2016))のものはこれだ。
こう書いて来ると、「じゃ、
暦を繰ると、7月19日は旧暦六月十六日で、この日は「寅」の日である。この日から
鰻を喰うのはこの日、「土用の丑」の日である。
こう書いて来ると、土用の丑に鰻を喰うのは、まるで古来の由緒正しく
土用の丑まで待たずとも、今の時季、淡水魚で旨いものというと、やはり
浅草の「駒形どぜう」が呼んでいる気がする。アレはうまい。また行きたいなあ。
泥鰌に舌なめずりしなくても、私の住む
夏は暑さで食欲も減退し、相対的に旨いものが減るが、なに、気の持ちようだ。氷もビールもウィスキーも日本酒もワインも肴も、どうしても旨い。