スウェーデン

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スウェーデン、NATO加盟

 ついにあの、永世中立の王国スウェーデンが、「もう中立やめますッ!」と、ブチギレてしまった。

 無論、ウクライナ紛争の影響によるものだ。

 勿体(もったい)ない。スウェーデンは、実は戦闘機を含 “スウェーデン” の続きを読む

新コロ時疫籠(じえきごもり)と「異世界おじさん」その他

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 「新コロ」COVID-19感染症に(かか)ってしまい、6日間会社を休んだ。

 新コロは既に先月から「5類感染症」に格下げになっており――と(しる)すのもいかにも手慣れた風だがさにあらず、『5類感染症』という言葉や分類が結局のところ何なのかということを、自分が(かか)ってから追ッ取り刀(おっとりがたな)で検索し、改めて知った次第――そこまでピリピリする状況ではなくなって “新コロ時疫籠(じえきごもり)と「異世界おじさん」その他” の続きを読む

時事漫瞥(まんべつ)

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死者があまり増えないことが不思議だ

 依然、新型コロナウイルスは(しょう)(けつ)を極めている。

 一日のコロナ感染者が2万人を超えることが常態化しつつあるのは憂うべきことだ。しかし、注意しなければならないのは “時事漫瞥(まんべつ)” の続きを読む

花一杯

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 家内を誘い、花を見に行った。

 私の住まいの近所には「葛西用水」という用水が通っている。この用水に沿って「谷古田(やこた)河畔緑道」というささやかな園地が造られており、季節には桜が咲き誇るのだ。

 春の午後、よく晴れている。

 桜の他にも地域の人々が手入れをしているらしい様々な花卉(かき)(じゅ)がある。今の季節のことであるから、どれも盛りだ。椿(つばき)水仙(すいせん)鈴蘭(すずらん)酢漿草(かたばみ)、桃……。

 もとより混雑する場所ではないが、それでも例年ならば今の時季は花見気分を盛り上げるべく、近隣町内会の手で提灯などが吊るされ、弁当や酒肴を楽しむ人たちがシートを敷いたりテーブルを据えたりして思い思いに楽しんでいる姿が見られる。しかし、悪疫(あくえき)(しょう)(けつ)の折柄、いつもとは異なって人影も閑散(かんさん)とし、提灯もない。静かな緑道はリタイアしたらしい老人や中年の女など、齷齪(あくせく)しない種類の人達ばかりがゆっくりと歩いている。

 家内とのんびり桜を眺めた。

 帰り道、セブンイレブンで娘二人への甘味のお土産を買い、稲荷の古社((のぼり)()稲荷宮)へ立ち寄って(とな)えごとなどして帰宅。

一切変わることはないが、相手は

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 コロナ禍において、米国や欧州の民衆は民族の壮大な再生劇を経験しつつある。しかし、わが日本はそうではない。「そうではない」と仮に書いてみたが、もはや「そうではなかった」と過去形で記してもよいところにまで来ている。

 米国は既に50万人という途方もない死者を出した。これは、いわば核戦争の勃発にも匹敵する数である。米国は人権国であるから、第1次大戦や第2次大戦で死んだのは軍人ばかりであり、南北戦争にまでさかのぼらなければ、無辜の老若男女がこれほど死ぬということを経験していない。これでは、ワクチン開発成功後も国家の頽勢(たいせい)(おお)うべくもない。

 思うに、これは米国にとって建国以来245年、欧州も含めれば、欧米史的に言ってざっと500年来の歴史的致命傷となるのではなかろうか。

 核戦争に匹敵するような死者を出しつつある悪疫(あくえき)(しょう)(けつ)()(なか)に、如何(いか)に憲法上、また合衆国の慣習上守らねばならぬ期限とはいえ、人の定めたルールにすぎぬ規定に(のっと)り、人殺しまでしながら大統領選挙を敢行するという正気とも思えない馬鹿騒ぎをやってのけ、しかもその主題は悪疫ではなく人種差別とか分断、弾劾であるとは、()(はや)()いた口も(ふさ)がらぬ。とても我々と同じ赤い血の流れる人間がしでかしている騒ぎとは思えないが、だがしかし、当の米国人たちはそれをリアルタイムで喜々として実行中だ。

 それに比べれば、災害()れ、自殺熟れ、ひいては大東亜戦争敗戦以来鬱然、屈折して陰々滅々と米国に隷従してきたわが日本にとっては、亡くなった方々にはまことに無礼千万な表現をあらかじめお詫びしなければならないが、コロナウイルス顕在以来(このかた)今日まで、累計(わず)か7500人と言う死者の数であってみれば、これしき、どうということのない日常に過ぎない。

 かくまでに私たちは平穏にして整斉粛々、抑制の効いた生活を送ることにより、逆にむしろ、生まれ変わるチャンスを逸した。世の中はリモートワークだ改革だと言っているが、実際のところ、米国や欧州の、毒を以って毒を制するが如き民族的・歴史的な逆療法と言ってもよいショック、またそれによって惹き起こされる過激でもあろう復興から見てみると、日本は岩石とか鋼鉄のように、まるで何も変わっていない。

 欧米白人たちは、日本人からは想像も及ばぬ、宇宙人のような、いや、無機物のような、正体不明の、人外の異生物に変貌するだろう。そんな彼ら化け物どもとどのように対峙していくかが、新型コロナ後の課題なのではないか。

時事漠視

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結局は地獄の沙汰も金次第

 ああ、醜い、醜いねえ。昔から、「薬九層倍、百姓百層倍、坊主丸儲け」などと言ったもので、薬もこうなってみると九層倍どころの話ではない。……ま、「丸儲け」まではいってないからマシと言えばマシだけれどもさ。無論、今回だけの話をしてるんじゃない、今回を取ってみれば九層倍(9倍)なんてのは言い過ぎで、まずまず良心的ではあろうけれども、抗癌剤での暴利ぶりを見て見ろよコイツら。九層倍どころの騒ぎじゃないだろ。

根性試し相場(笑)

 いよいよヒリヒリヒリヒリ、導火線がチリチリと火花を上げてはじけ縮んでいく爆弾を最後まで持っているのは果たして誰か、テストされるような根性相場になった。おっそろしい。

 私は、今回は「全力売り」の方なんで、まあ、ガタンと力尽きてほしいと思ってますが、それはそれとして、皆様の幸福を祈っていることは確かです、ええ、ええ(謎)。どうかお幸せに(増々謎)。

イギリス人の(かい)(ぎゃく)はさすが年季が入っている

 イギリスの猫官僚。笑ってしまった。

 お堅い我が国政府にも、この程度の諧謔を楽しむ余裕があれば気分もほぐれて楽しいだろうなと思うが、まあ、我々日本人は糞真面目な上に()真面目と来ているから、もしこんなことがあったとしても「税金で猫なんか飼いやがって!」くらいしか言わないんだろうなあ。

時事漫策

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世間、というか新聞やテレビの方がおかしい

 東京五輪・パラリンピック組織委員会長、森喜朗元首相が失言したとされ、発言から今日でもう1週間以上も経つにもかかわらず、いまだに紛糾している。

 私には世間が「オリンピックをこういうふうにしましょう」という話をせず、「森ッ!ハラ立つから辞めろこの糞爺ぃ!」みたいなことばかり言っているように見える。つまり、オリンピックなどどうでもよく、そしてまた、森氏がオリパラ組織委員会長であろうと、他の何かの役職であろうと、それもどうでもよく、とにかく森をやっつけろ、というふうに何者かが誘導しているように感じられる。

 確かに森氏の発言は、慎重に言葉を選んで丁寧にスピーチしたとは言いがたく、失言と言えば言える。だが、私に言わせればそんなことどうだっていいし、さらに言えば、女性蔑視とされる意図が森氏発言にあろうがなかろうが、それすらどうだっていいと思う。

 というのは、本来なら、この世界的悪疫(あくえき)(しょう)(けつ)のさなか、オリンピックをやるのかやらぬのか、やるとすれば如何にするのか、やらぬとすればどう幕を引くのか、そこを真剣に詰めなければならないはずだからだ。今は、オリンピックそのものや選手たちの血の(にじ)む努力をどうするのかが話の焦点になければならないのである。オリンピックの周辺部を徘徊しているだけの老人の失言なんか針小棒大に取り上げて騒ぐことしかしていない世間、……いや、世間ではない、世間を(あお)って問題を()じ曲げようとしている新聞やテレビは、誰がどう見たっておかしい。

 思うに、東京誘致後の話題も、スタジアムの設計がどうとか、ロゴマークが盗作だとか、そんな周辺のどうでもいいようなことしか新聞やテレビは取り上げてこなかった。選手や、オリンピックそのもののことなど、うっちゃらかしたままだ。

この人、学者先生のクセに、ものを知らん人だなあ
記事から引用

Wordで文書を作って「印刷」を選ぶと「Microsoft Print to PDF」という選択肢がある。しかし作成されるのは画像PDFだから、文書の中のテキストが読み取れない。これでは、視覚に障害のある人は情報を取得できない。

 何言ってンだこれ。謎だ。この人、本当にこのメニューからPDF作ったことがあるとは思えない。学者センセイのクセして、本当に無知だなあ。

 参考に、このセンセイが言う手順を忠実・正確に()んで作成したPDFをここに置いておきますね。

 このPDFが、センセイの言う手順を忠実・正確に守って作成されたかどうかは次の手順で確認できる。(すなわ)ち、AcrobatでこのPDFを開き、コマンドメニューから「ファイル ▶ プロパティ」と操作し、作成ソフト名がタイトルに埋め込まれ「Microsoft Word」と表示されていること、更に「その他のメタデータ」ボタンをクリックし、「詳細」を選択して「PDFのプロパティ」というツリーを開くと「pdf:Producer: Microsoft Print To PDF」と表示されていることから、それが(わか)るだろう。

 その上で、文書中の「あいうえお」という文字が選択できないかどうか、また「コピー」ができないかどうか、「メモ帳」(Notepad.exe)を起動してそこに「あいうえお」という文字がペーストできないかどうか、試してみるがいい。

 ……しかし、何にせよこのセンセイ、こういうところで無知をさらけ出すと、この記事で訴えたいのであろう内容、つまり、「PDFはアクセシビリティがいいとは必ずしも言えない。他に多少の問題点もなきにしもあらずであるから、なんでもかんでもPDFにしてそれでよしとしたり、いわんやPDFに完全依存したりするのはやめたほうがよい」というような内容が(いっ)()だにされなくなってしまう、ということを知るべきだ。

野良PCR

 「野良PCR」というのが話題になっているようだ。

 あちこちにポコポコ出来ている検査店や、ネット販売検査キットになんとはない()(さん)臭さを覚えてはいたのだが、なるほど、こういう始末か。

 いまや、タピオカ屋がPCR屋に鞍替えしているというのなど、むしろ逆に商魂の(たくま)しさに尊敬すら覚える。

 金持ち連中が先を争って打っているという「中国ワクチン」も、どうも、こういう貧乏(くじ)であるような気がする。

 それにしても、感じるところ、新聞やテレビは「政治家の会食三昧を絶対許すな!」みたいなことを言い立て書き立てているが、表に出ない三流経営者連中だってこんなようなだらしないことであって、実に唾棄すべき状況である。

こいつマスク

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 Twitterで「こいつマスク」というのがトレンド入りしていて、なんだなんだと内容を見てみて、不覚にも笑ってしまった。

 上がその「こいつマスク」の記事らしいのだが、エエ歳こいた60歳近いおっさん二人(なぜか二人とも「アルバイト」とかいうのもなんだかアレだし)が殴り合いの喧嘩をして双方とも怪我を負い、二人とも逮捕されるという、なんですか小学生かお前らは、というような。

 しかしまあ、ある意味、尼崎らしい、という感じもする。

変なマナー作ろうとするな馬鹿

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 何か、「公的な場では布マスクではなく、不織布マスクを着けるのがマナー」みたいな、変な空気が醸成されようとしている。

 まったく馬鹿々々しい。

 左の動画で報告されている、理化学研究所で行われた研究がこの変な風潮の元になっているようだ。

 確かにこの動画では不織布の性能がよい、と指摘されているが、中身をよく見なければならない。動画内では顔にフィットしない不織布マスクの隙間から多くの飛沫が飛散していることも同時に指摘しているのだ。フィルター性能が高ければ高いほど、呼気の通行も妨げられるということもこの研究は指摘しており、それはすなわち、性能が高いとされるマスクでは、かえって呼気が逃げ場を求めてマスクの周囲から通行してしまう、ということをも示唆している。

 だから、この研究の上っ面だけをとらえて「不織布マスクが今後の正しいマナーだ」などと短絡するのは間違いなのだ。坪倉博士は上の動画内でも「経済性や置かれている状況その他を総合的に判断して選択するものであり、一般の人がどのような場合でも必ず不織布マスクを選択すべきだなどと言うことは一概には言えない」という意味のことを付言してもいる。

 したがって、新聞・テレビが「使い捨ての不織布マスクが新たなマナー」みたいなことを言い出すなど、支離滅裂である。さなきだに、昨年来、あれだけマスク不足だなんだと新聞・テレビが煽ったから社会が混乱したのではなかったか。今、ようやく一般人が布マスクなどで自衛することが定着したところなのだ。

 私などは、この悪性コロナウイルス騒ぎの前から自作の布製マスクを使用している。市販の不織布マスクが自分の顔の形に合わず、頬骨や目への無用の圧迫がある上、呼気のほとんどがマスク周囲の隙間から出入りしており、これでは意味がないと感じたからだ。目の間隔や鼻の高さ、顎の幅など、自分の顔の寸法を定規やノギスで測り、立体的に縫製し、顔にピッタリと合わせてあるので、周囲からの空気の漏れはほとんどなく、呼気は布を通る。なおかつ、着けていて変なところが痛むということもない。そのため、昨年のマスク不足騒ぎの時には全く痛痒なく、何の影響も受けなかった。

 これをしも「マナーに違背するから不織布マスクを着けてこい」などとされるのは、不愉快千万である。

スウェーデンの親子の幸福を祈る

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 左は、()(ぶと)(たくま)しい腕をしたスウェーデンの鍛冶(かじ)屋のおっさんが、精妙・精密・繊細、なおかつ質実剛健な製菓道具を作って、それでお菓子をこしらえ、可愛いお嬢ちゃんと一緒にパクつくという動画である。

 それだけの動画に、なぜだか思わず涙ぐんでしまいそうな感動を覚えるのであった。

 今しも、スウェーデン王国は1千万人強の人口に対して悪性コロナウイルス感染症により1万人を超える死者を出し、国難の()(なか)にある。国民のうち1000人に1人が既に亡くなっているのだ。

 (ひるがえ)ってわが日本は、1億人を超える人口を(よう)する過密の国であるにもかかわらず、諸外国に比べればまだましなほうだ。今、日本が仮にスウェーデンと同じくらいの人口、総勢1千万人強の国であると仮定すると、同感染症による死者は500人強ということになる。2万人に1人が亡くなっている状況だから、スウェーデンも含めた欧米の状況とはかなり異なる。

 勿論、我が国内で不幸にも同感染症で亡くなった多くの方々には、衷心より悲しみとお悔やみを共にしたい。

 さはさりながら、諸外国と比べてこの相対状況であるならば、日本はむしろ余力のある国として、他国に救助のための手を差し伸べ、俄然奮迅努力しなければならない立場にあると思うのだ。ところが、残念ながら日本国内の状況は、緊急事態宣言に目の色を変え、有象無象の勢力が互いに批判と罵倒を繰り返し、自らの不幸を嘆き、恐怖に駆られて政府や行政を()()ろし、愚図愚図(ぐずぐず)するな助けろ馬鹿野郎などと絶叫するのみに終始するばかりか、日本よりよほど困難を極める状況にある欧米が血の(にじ)む思いで開発し終わったワクチンを「とっととよこせ、俺が先だ!」などと言って争奪騒ぎまで起こしかねぬばかりの情けない有様(ありさま)、さながら女装してタイタニック号の救命ボートに潜り込もうとする卑怯な東洋人の姿そのものであることには、ひたすら恥じ入るばかりである。眼前で蜘蛛の糸がプッツリ切れて再び真っ逆さまに地獄の奈落へ消えてゆく(カン)()()のような末路すら(かい)()見えるような気がして、暗澹(あんたん)鬱然(うつぜん)たる気持ちになるのは、私だけであろうか。

 科学者の活躍が待たれるところだが、学術会議の人事にあんなにも頑固で片意地な異を唱えた学者連中がここにきて沈黙しているのは、笑止千万と言わざるを得ぬ。どんな素人が見ようと、あれなど外患誘致の疑いによる騒動でしかない。科学者は皆、学際挙げてのあの馬鹿げた喜劇の如き狼狽(ろうばい)を恥じるべきだ。敵国への卑しい通謀(つうぼう)で得た大した額にもならぬ汚いカネなど直ちに捨て、さっさと世界の困難を救う薬品の研究を完成させ、中立と潔白、そして(みずか)らの学問の高さの証明となし、それを()()げてはじめて政府に噛みついてはどうか。

 だが、「お()(こう)馬鹿(ばか)」の揃った学者連中にそんなことなどできないことはこれも知れ切ったことで、残念ながら書いて詮無きことではある。呵々(かか)、力なく吐息混じりに哀笑せざるを得ぬ。

 スウェーデンの美しい親子の動画から、そんなことをあれこれと連想する冬の午後なのであった。