新コロ時疫籠(じえきごもり)と「異世界おじさん」その他

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 「新コロ」COVID-19感染症に(かか)ってしまい、6日間会社を休んだ。

 新コロは既に先月から「5類感染症」に格下げになっており――と(しる)すのもいかにも手慣れた風だがさにあらず、『5類感染症』という言葉や分類が結局のところ何なのかということを、自分が(かか)ってから追ッ取り刀(おっとりがたな)で検索し、改めて知った次第――そこまでピリピリする状況ではなくなっている。

 今更「ハァ?なにそれつまんねェ」というのが正直な印象である。巷間(こうかん)みな新コロに()み飽きた状況なのに、今更こんな(クッソ)面白くもない病気になどなってしまったのは実に残念だ。

 朝起きたら熱が出て体に痛みがある。「これはまあ、新コロなんだろうな」という予感というか確信があり、会社にメールして休みにした。

 近所の病院に行って検査・診断をしてもらった。医師が見せてくれた検査キットに「C SBA」と記された小窓がある。その「C」のところに薄い線が、「S」のところに太々と赤い線が出ており、判決確定である。

 症状は意外にどうってことなかった。初日は倦怠感・体の痛み・発熱が主症状だった。発熱は38.6℃くらいにはなったが、それ自体はあまり苦しくはなかった。こたえたのは体の痛みだった。これはちょっとテレワークで仕事になる状況ではなかった。

 実のところ熱は翌日には下がった。しかし、熱が下がった後、発症2日後頃から鼻水と(くしゃみ)に悩まされた。これはいつものように鼻にティシュペーパーで栓をして乗り切ったが、次の日、発症4日から喉が痛くなり、喀痰が始まった。薄汚れた色で、他の感染症だともっと濃い黄緑色のやつが出るが、あまり見たことのない緩い薄黄色のものが出るようになった。体のしんどさ的には、このあたりからもう仕事はできるかな、という感じだったが、無理はよくないし、変な咳と痰で回りにまき散らすのも迷惑だろうから、基準通り休み続けた。

 休んでいる間、あんまりにも無聊で、短文「妄想・老人自衛官」というのを書き、あとはKindleで漫画を読んで過ごした。読んだのは「ザ・ファブル」と「異世界おじさん」である。どちらも3~4年前から気になっていて、「試し読み」などでちょっと読んではいた。

 「ザ・ファブル」はもうだいぶ前に連載が終わり、単行本は大団円を迎えて完結していた。面白かった。数年前、岡田准一主演で既に2本も映画になっていたことを知った。見ておけばよかったと思う。全然知らなかった。漫画のほうは「ザ・ファブル The second contact」と題を改め、続編が連載中であるようだ。

 「異世界おじさん」はまだ連載中で、今出ているのは第9巻だ。9巻まで読み、いいところで「続く」になった。早く続刊が読みたいもの。そして、去年既にアニメ化され、テレビで放映されていたことも知った。それで、Amazon Primeを見てみたら、アニメ全話が見られるということがわかったので、それも全部見た。

 病気もすっかり良くなった。明日から仕事である。ツマンネェ。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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