日航機123便墜落事故
ふと思ったことだが、日航機123便墜落事故があったのは昭和60年(1985)の夏だった。
当時私は既に自衛官ではあったものの、陸自生徒・陸士長で18歳、当時の生徒中期教育で富士学校に入校中であったから、日航機救助のための災害派遣とは無縁だった。
しかし、先輩には参加した人がおり、凄惨な現場の様子を、後になってポツリポツリと聞かされた。
そんな私がもう60歳だから、当時現場に行った自衛官はもう現職自衛官としては自衛隊に残ってはいまい。60歳の将官はいるだろうが、防大出だと当時まだ高校生か、防大の1年生あたりだから、無論日航機の現場は知らないと思う。
再任用で自衛隊に残っている自衛官の中には、ひょっとすると現場へ行った人がいるかもしれない。だが、いても少しだけだろう。
この記事は、Threadsに書いた記事からの転載です。
土嚢 運搬雑想
「
昔は受検対象も今より狭く、大昔は36歳まで、私が若い頃は40歳で受検しなくてよくなった。ところが、私が40歳になる前に40歳以降も受験しなければならない新制度へ改正されてしまい、結局、私は定年まで毎年のように体力検定を受検する羽目になった。
さておき、土嚢運搬と走幅跳は怪我人が出やすい種目だった。特に土嚢運搬では腰を傷める人が多 “
便所爺
毎日伝書鳩のように会社と家を往復している。私は爺ィだから、品行方正そのものだ。
会社には子供みたいなことをする人がいて、トイレの手洗い洗面台がいつもびしょびしょに濡れ、汚れている。時にはゴミなどが放置されていたり、手を洗って拭かずに戻り、そのままの手で部屋のドアを開け、ドアノブが濡れていたりする。
それで、私はトイレに行くたび、他人の邪魔にならない限りは、備え付けのクリーニングクロスで汚れた洗面台と、うがいか何かの飛沫の飛び散った鏡を綺麗に拭き清め、クロスはぎっちり折って、真ッ四角に角をそばだてておく。ゴミは拾って、所定のゴミ箱に捨てる。ドアノブは備え付けのキムタオルか、それが切れておれば自前の懐紙で拭く。
もちろん、ビルの管理会社が一定のインターバルで清掃しているが、契約上のSLAでは少々間に合わないきらいがあるようだ。
こうしたことを地味に続けていると、それをするようになったきっかけを思い出す。
私は十数年前、47歳の頃、防衛省・統合幕僚監部 “便所爺” の続きを読む
USBメモリ一件に関する連想
真駒内の警務隊で起きたUSBメモリ一件に関するニュースを見ていて、定年前の思い出が色々と胸裏を去来している。
というのも、私は定年で自衛隊を辞める前、「情報保証・保全室長」という、部隊の保全と情報保証を担任する室の室長だったからだ。
陸自では、「情報・秘密保全」(一般用語で言う『諜報・防諜』)の機能は “USBメモリ一件に関する連想” の続きを読む
災害派遣で人を助ける
「自衛隊の悪口言う奴なんか、災害時に助けるな!まして『貧乏人呼ばわり』する奴なんか、助けなくていい!」みたいなことを書いている人が結構いて、いや、それは違うぞ、誰でも助けなきゃいかん、何なら戦時だって、敵国の困っている人や、傷を負った敵だって、助けなきゃいかんのだぞ、人道ってモンがわからんのか、などと内心ブツブツ考えていて、ふと次のようなことを思い出した。
3尉の頃、私は阪神淡路大震災の災害派遣に従事した。神戸では「平和の街神戸を軍靴で踏みにじるな!」だのと一般の人から抗議された。海自からは輸送艦「さつま」他の艦隊が派遣されて神戸港に入り、大いに陸自を助けてくれたのだが、神戸の人々はこれをしも「平和の港たる神戸港への戦争道具の入港を拒否する」などとがなりたてたものだ。
私も当時若かったものだから、抗議には不満と言うか、 “災害派遣で人を助ける” の続きを読む
スマートタグ雑想
紛失防止用のスマートタグ「MAMORIO」を私費でいくつか買った。
きっかけは、去年、会社から出た指示だった。「全員にスマートタグを支給する。入館IDには例外なくこれを装着すること」との指示があったのだ。社員の誰かが、入館IDを紛失してしまった事例があったからである。IT企業のセキュリティ失陥は直ちに会社の存亡に繋がりかねない厳しいものなのだ。で、それぞれの私有スマートフォンの機種に応じて、AirTagなりMAMORIOなりが、私のような協力会社の社員なども含めて全員に配られた。
会社の命令であれば是非もなく、受動的に1年ほどそれを使っていたのだが、「これは極めて有用なものだ」と思うようになった。入館IDを自宅に置き忘れて出社すると、自宅をしばらく離れた時点で携帯電話が鳴動し、「入館IDを忘れていますよ」と知らせてくれる。
以前は、1時間の通勤時間を費やして会社に行ってから入館IDを忘れたことに気づくことがあった。そんな時には「紛失ではありません」なんてことを言い訳して臨時入館の手続きをするか、所属部署に遅刻を詫びた上で自宅に取りに戻るか、いずれにしても面倒なことになっていた。ところが、 “スマートタグ雑想” の続きを読む
杜鵑花
花
読書
世界教養全集から脱線して、NHK出版の「世界史のリテラシー」シリーズのうちから、「世界史のリテラシー 朝鮮は、いかに『外患』を克服したのか ホンタイジによる丙子の乱」を読んだ。
日本でいえば徳川家光の時代、(1636前後)に朝鮮が後金~清に服属した経緯と、それがその後現在に至るまで、韓国人・朝鮮人の精神に落としている影ま “読書” の続きを読む