当季席題詠「去年今年(こぞことし)

投稿日:
あと引きてチョコをさながら去年今年(こぞことし)
去年今年歯で糸切りて納めけり
レンズには去年今年てふ虹の紋
去年今年一盞(いっさん)(おし)みつゝ(いね)
(いまし)にも梵字梵鐘去年今年

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

鶏日(けいじつ)

投稿日:
鶏日(けいじつ)の正視し得ざる()()たる
(しゅうとめ)(もと)鶏日をさんざめく
何はなしひとまづ祝へ鶏日は

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

今週のさえずり季題

投稿日:

去年(こぞ)()(とし)

投稿日:
去年(こぞ)()(とし)花鳥(いま)だし星の寺
テレビさへ去年今年てふ構へある
(うずくま)るしゞまの隅に去年今年

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

今週のさえずり季題

投稿日:

どんど(やき)

投稿日:
煙のみ見ゆどんど(やき)手を(あは)す   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

今週のさえずり季題

投稿日:

俳句歳時記 新年

投稿日:

 今の時季に使わなきゃいつ使う、というのがこの「新年」の歳時記である。

 言わずと知れたことだが、俳句の季語は春夏秋冬それぞれにあり、歳時記も春夏秋冬に分けられ、あるいは合本、あるいは分冊となっている。

 知られているようで知られていないのがこの「新年」である。俳句の季語では、新年については春夏秋冬とは別扱いに切り出してあるのだ。

 私は角川の歳時記を愛用している。写真は角川文庫版の「新年」巻だ。

 「新年」「初春」などの言葉はもとより、「鶏日(けいじつ)」「初茜(はつあかね)」「雑煮」など、変わったところでは「伊勢海老」なんてのが正月の季語であったりする。

 さて、今週の「さえずり季題」は平坂さんの出題で、「初春」である。

 新年決定版の季語と言えるが、これはなかなか詠むのが難しい(苦笑)。