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 あまりにも長年にわたり庭を放置してきたため、さながら(こう)()()密林(ジャングル)かとでもいう様相を呈していたのであるが、意を決し、この梅雨(つゆ)前頃から庭の手入れに精を出している。その時、かなり気合いを入れて蔓延(はびこ)っていた藪枯(ヤブガラシ)を始末したのだが、地下茎の全部は取り切れていなかった。

 庭の砂利下の全域に敷き詰めた防草シートの威力は絶大で、庭の雑草はほぼ一掃された。しかし、レンガの見切りや防草シートのわずかな隙間から、取り切れていなかった藪枯の小さい芽が幾つか、チラホラ顔を出している。きょうはこれを始末した。

 IHヒーターコンロと大鍋を庭に持ち出し、熱湯を大量に沸かす。花壇の隅に取り残したものにはこの熱湯をたっぷりかけて、地下茎まで煮やして取り去る。花壇以外の砂利敷きの隙間から顔を出したものは、すぐに抜かず、葉に傷をつけて除草剤をたっぷりかける。除草剤は葉からしみ込んで根を枯らすので、抜いてはダメなのだ、

 そのあと、泥だらけのままで、きれいにし切れていなかった砂利敷きの砂利を洗って敷き直す。

 ホームセンター(ケイヨーデイツー)へ行き、百日紅(サルスベリ)の苗木と龍の髭(リュウノヒゲ)(黒龍(コクリュウ))をそれぞれ一つ買う。

 百日紅の品札には「ペチートサンシャイン レッドイムプ」と書かれている。調べてみると、これは矮性種で、大木にならず、しかも丈夫で育てやすいそうである。

 東から三つ目の家寄りの花壇にこの百日紅と黒龍を植えた。

今週のさえずり季題

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 庭に折鶴蘭(オリヅルラン)5株、龍の髭(リュウノヒゲ)(玉龍(タマリュウ))3株植える。折鶴蘭\198×5×1.1=\1,089、龍の髭\107(内税)×3=\321.

 計1,410円、安いものである。

今週のさえずり季題

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読書

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 引き続き、約60年前の古書、平凡社の「世界教養全集」を読んでいる。第10巻の途中だ。キリスト教一色であった前第9巻から打って変わって、第10巻は仏教一色である。

 昨夕、帰りの電車の中でこの巻二つ目の収載作「般若心経講義」(高神覚昇著)を、解説だけを残して読み終わった。今朝の出勤時の電車の中で、解説も読み終わった。

 著者の高神覚昇師は戦前から戦後にかけて、仏教の普及に最も功績のあった一人として知られ、真言宗智山派の名僧である。真言宗のみならず、大谷大学に国内留学して浄土真宗にも縁を持ち、華厳宗・三論宗をも論じた。そのため、この本のみならず、密教や空海・最澄に関する著書など、多くの著作がある。

 高神師は戦前、ラジオで「般若心経講義」という番組を放送して好評を博した。その後、放送内容をまとめて出版したものが本書である。終戦後再版したようだ。既に著作権が消滅しており、青空文庫にも収められている。

 内容は般若心経の一節一節を逐条的に、かつ、誰にでもわかりやすく、そしてまた、著者の西洋哲学や西洋文学に関する該博な知識と理解をも開陳しつつ講義していくものである。

気になった箇所
平凡社世界教養全集第10巻「釈尊の生涯/般若心経講義/歎異鈔講話/禅の第一義/生活と一枚の宗教」のうち、「般若心経講義」より引用。
他の<blockquote>タグ同じ。p.125より

因縁の真理を知らざることが「迷い」であり、因縁の道理を明らめることが「悟り」であるといっていい。

p.150より

何事によらず、いつまでもあると思うのもむろんまちがいですがまた空だと言って何ものもないと思うのももとより誤りです。いかにも「謎」のような話ですが、有るようで、なく、無いようで、ある、これが世間の実相(すがた)です。浮世のほんとうの相です。

p.189より

 草履取りは草履取り、足軽は足軽、侍大将は侍大将、それぞれその「分」に安んじて、その分をりっぱに生かすことによって、とうとう一介の草履取りだった藤吉郎は、天下の太閤秀吉とまでなったのです。あることをあるべきようにする。それ以外には立身出世の秘訣はないのです。五代目菊五郎が、「ぶらずに、らしゅうせよ」といって、つねに六代目を戒めたということですが、俳優であろうがなんであろうが、「らしゅうせよ」という言葉はほんとうに必要です。

言葉
審か

 「(つまびら)か」である。

下線太字は佐藤俊夫による。p.138より

「博く之を学び、審かにこれを問ひ、慎んで之を思ひ、明かに之を弁じ、篤く之を行ふ

熟する

 全然難しい()みではなく、そのまんま「(じゅく)する」であるが、用法が面白かったから挙げた。

p.171より

いうまでもなく惑とは、「迷惑」と熟するその惑で、無明、すなわち無知です。

 「熟する」というと、普通は「この柿はよく熟してるなあ」というように、十分に時期が来て、よくこなれていることなどを言うのに使う。他方、「熟語」という言葉がある。この「熟語」という言葉には、 2字またはそれ以上の漢字で書かれる漢語という意味もあるが、「慣用によって、特定の意味に用いられるようになった語句」のことも言う。

 これを踏まえつつ、「熟する」という単語を調べると、「ある新奇な言葉が多くの人に使われ、一般に通用するようになる。」との意味があることがわかる。

 そうすると、「『迷惑』と熟する」とは、「迷惑、という言い慣わし方があることからも分かる通り」というほどの意味と言ってよかろう。

おもやすめども

 これが、調べてもサッパリわからなかった。Googleで検索すると、この「般若心経講義」のテキストばかりヒットする。

p.178より

娘をなくした母親を慰め顔に、「まあ、極楽へ嫁にやったつもりで……」といったところで、母親にしてみれば、それこそ「おもやすめども、おもやすめども」です。なかなか容易には諦めきれないのです。

 文脈から恐らく「そのように思ってはいても」というような意味ではあるまいか。また、本書の他の部分で、浄瑠璃や義太夫などからの引用と思われる、著者独特の下世話に馴れた、洒落(シャレ)た言い回しもあることから、なにかこういう台詞や歌詞、筋書きの、芸能のひと(ふし)があるのかもしれない。

思いついたシャレ(笑)

 本書を読んでいる最中にフッと思いついたのだが、データモデリングに使うER図の要素を仏教の術語(ターム)に当てはめると、下のようになるのではないか。

DM的仏教術語の理解(笑)

 ……い、いや。冗談なんで、軽く受け流してください(笑)。

 引き続き第10巻を読み進める。次の著作は「歎異鈔講話」(暁烏(あけがらす)(はや)著)である。

時事瞥睨(べつげい)

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新型コロナより怖い

 まったく、秋とは名ばかりである。

 さすがに、都内でたった6日間のうちに30人近くの死者は、新コロでは出てないもんな。暑熱のほうがよっぽど恐ろしい。

渡哲也氏死去

 織田信長役や、晩年の東郷平八郎役など、実に味わい深いものがあった。祈冥福(めいふくをいのる
)

ああ、嫌だねえ、老害は。……俺もか(苦笑)

 多分この爺、「正しいことをした」とか思い込んでるんだろうなあ。おそらく警察のお世話になっても考えを変えることはなかろう。正味な話、こういう馬鹿は死ななきゃ治らんよ。

 瞋恚(しんに)を去る。……こんな昔から言われていることが、今や「アンガーマネジメント」などという横文字の化粧を施した嘘臭い言葉で言って回らないと理解されない。嫌な世の中である。耳順(じじゅん)従心(じゅうしん)にもなろうかという歳の者でもこうなのだから、始末に負えぬ。

 後生おそるべし、そういう気持ちで若者や子供を観ないといけない。

【6238】フリュー

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 自作の株式売買システムの指示に従い、4日前(8月13日(木))、「フリュー」というアーケードゲーム機等の会社の株を買ったら、今日はこれが非常に高騰している。現在値952円で、1割以上の儲けだ。

 表でご覧の通り、過去5年以内に15回取引して1回も損をしていないわけであるから、まず安心な指標パラメータに基づくものの、さすがにたったの2営業日でこんなにリターンが来るのは、ちょっと嬉しいことである。