Jetpack「パブリサイズ共有」改行が気に入らずソースを手当て

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 このブログではTwitterやFacebookに記事を共有するため、高機能プラグイン「Jetpack」の機能の一つ、「パブリサイズ共有」を使用している。

 数日前にそのJetpackのアップデートがあったのだが、それから、TwitterとFacebookへのポストの文章の改行がすべて消されてしまうようになった。

 私は最近、俳句のポストをすることが多いが、3句ぐらい詠んだ俳句が全部一行でポストされてしまった。左の如しである。

 これは嫌だ。

 WordPressは所詮PHPで書かれたものなので、嫌なら “Jetpack「パブリサイズ共有」改行が気に入らずソースを手当て” の続きを読む

libpq反省事項備忘

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 自作の株式売買システムの改修で、反省事項があった。

 このシステムは各種言語の混成で書いてある。株価データをネットからタダでいただいてくる「スクレイピング部」はPerlで、その株価データを使って様々な指標を片っ端から売買試行する「シミュレーション部」はCで、売買指示を閲覧する「ユーザインタフェイス部」はPHPで、それぞれ書いた。株価データを格納するDBにはPostgreSQLを使用している。

 Cで書いた「シミュレーション部」をPostgreSQLにアクセスさせるのには、「libpq」を使っている。

 先日、取り扱い銘柄を “libpq反省事項備忘” の続きを読む

やっとこさ縦書きを左右中央配置にする方法がわかった

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 このブログはよく「縦書き」を使う。主として俳句を詠むためである。他に、経文や邦楽の歌詞を書きたいときにも使っている。

 これには、「<div style=”writing-mode: tb-rl; writing-mode: vertical-rl;”>縦書きにしたい文字列</div>」というふうに、スタイルシートを使う。

 ただ、記事の中央に文字列を配置したい場合に、どうも不自由していた。俳句は縦1行なので、「<div style=”writing-mode: tb-rl; writing-mode: vertical-rl; white-space:nowrap; margin-left:48%;”>縦書きにしたい文字列</div>」などとして誤魔化していた。

 ところが、左右のマージンを「auto」にすることで、左右中央に持ってこられることがわかった。つまり、「<div style=”writing-mode: tb-rl; writing-mode: vertical-rl; white-space:nowrap; margin-left:auto;margin-right:auto;“>縦書きにしたい文字列</div>」というふうに書くわけだ。

 過去の記事も全部このスタイルシートに置換した。スッキリした。

株式売買ユーティリティのメンテナンス

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 標記システムはこの3月に手直しして、快調に動いている。

 しかし、この株価好調の折柄、どうも売買成績がそれほど良くない。

 毎日の売買シミュレーションの結果は、成績の良いものがテーブルに格納されて提示される仕組みだ。成績の悪いものは日々の値動きにより次第に排除されていく。ふと気づいてこのテーブルを見てみたら、銘柄数が減っている。はじめのうちは100社以上が残っていたが、今見ると70社ほどに減ってしまっていた。

 ははあ、 “株式売買ユーティリティのメンテナンス” の続きを読む

株式売買ユーティリティの改修

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 先週16日に突然正常に動かなくなってしまった株式売買ユーティリティ。やっと手を付けることができた。

 案の定、十何年変わっていなかったYahoo!ファイナンスの仕様が変わったためであることが判った。返してくるHTMLに変な <span> タグや class が増え、まるで別物に変わっている。それに、GETの引数の仕様も変わり、以前のURLではデータを持ってこれなくなっていることも判った。

 株価データを切り出すためのマッチング・パターンを書き直し、変な <span> タグや classのサニタイズを強化した。それからURLも書き直した。

 動くようになったが、220社の株価データを全部取り直すのに数時間はかかる。

スクレイピングや奈良漬や「お前のようなアホ」や

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 昨年頃だったか。

 若い人――若い、と言ってもそこそこオッサンだが――とIT活用談義をしていて、この「スクレイピング」という言葉が出てきた。まるで初めて聞く言葉のような気がした。いや、必ずしも「初めて聞く」でもなく、聞いたことがないわけでもなかったのだが、耳慣れぬ言葉ではあった。しかし、その時の会話の文脈と、scraping という英語から意味はすぐに通じ、その若い人に「スクレイピングって、何ですか?」などと()き直さなければ解らないということはなかった。

 今で言う、この「スクレイピング」ということを私が最初にやりだした頃には、スクレイピングという言葉が抑々(そもそも)なかった。だから「無料自動収集」だとか「クローリングしてサニタイズして格納」だとかいうような言葉で表現していた。もっとも、私がしていたこと(他人の過去の言葉尻を(とら)えた掲示板での粘着荒らし行為(苦笑)だとか株価データの収集だとか、特定領域のニュース記事の巡回収集だとか)は個人的なくだらんことで、その仕組みを他人に説明する必要はまったくなかったから、わざわざ無料自動収集などという持って回った言葉を使う必要もほとんどなかったのだが。

 今は Python (など)の言語を用いれば、様々なライブラリやプラグインが豊富にあるらしく、Web を巡回してデータを(あさ)ることなど誰でも簡単にできるようである。しかし、私などがそうしたことを始めた頃には周囲にそういうことをしている人はおらず、ネットを(あさ)っても情報は少なく、いきおい、最初はTCP/IPのソケットから書き起こしたものを用い、次いで Perl・CPAN の「LWP」などという Web ライブラリを用いた。今も現役で稼働させている、株価を Yahoo! から取得するスクリプトは、Perl 内から「wget」を呼び出し、必要なデータを切り出す仕組みだ。

 全くのところ、こんなもの「手作りスクレイパー」もいいところである。フロントエンドのスクレイパーのみならず、現役で株価の分析に使っている自作プログラムは、私に幾許(そこばく)の利益をさながら点滴のようにしたたらせ続けてはいるものの、これなど古めかしいかな生の C で書いたもので、ソースコードの冒頭にはそれこそ「#include <stdio.h>」か、せいぜい「math.h」ぐらいしか書いていない。AI などとは程遠い実に簡単・単純なものでしかないのである。

 それらを動かし始めたのは20年前~15年前のことで、そこから(ほとん)ど進歩させていないし、私の IT 技能もほとんど進歩せず、停滞したまま、否、むしろ後退すらしている。

 私は、自分が必要としていることや自分がしたいことは、自分が理解できるコンピュータ技術やプログラミング技術を使って、大概(たいがい)のことならすぐにできる。だが、それを他人が使えるように工夫してやったり説明してやったりなど、面倒臭くて、もうしたくない。それに、当節流行のビッグデータだの AI だのということは、全然わからないしできない。覚えるのも、いまや奈良(なら)(づけ)のようになってしまっている私の脳味噌には荷が勝つから、もう億劫(おっくう)で、嫌だ。他人を使役できるような身分ではないから、自分にできない何かを誰かに肩代わりして貰えるような人望もないし、だいたい、そんな気がハナッから、ない。

 「お前が勿体(もったい)ぶって隠している、しょうもない、お前みたいなアホでもわかる計算機の秘密をとっとと教えろ!」みたいな、そんな、私をバカにした態度の輩に説明を求められ、それでも私は誠実に少し説明しかけるのだが、大概は私が10秒喋るか相手が100文字読むかしないうちに、もう面倒臭がられて説明は(さえぎ)られてしまう。テメェが説明を遮るのが理解できない原因なのに、「これだからコンピュータ屋は説明が下手糞だと言うんだ!ちったァ日本語を鍛えろ」などと吐き捨てられてしまう。そんな連中のお遊びの相手は、もうほとほと嫌だ。

 そんなアレやコレやが、最近の私の、人様から見れば無気力極まるITへの冷淡っぷりの、原因の幾つかなのだと思う。

20H2へのアップデートでBluetoothが使えなくなった場合の直し方

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 Windows Update がかかり、半日以上もかかってやっとこさ完了した。「20H2」というバージョンである。

 これまでにも大きい Windows Update がかかった後によくあったことなのだが、上の Update の後、突然マウスが反応しなくなった。Bluetooth マウスだからで、こういう時、一連の Bluetooth モノはヘッドセット、キーボードなども全滅である。Windows を再起動しても直らない。「設定」画面の Bluetooth オン・オフボタンが無くなってしまっていてオンにもできない。デバイス・マネージャで確かめると Bluetooth Device が消失してしまっている。デバイス・マネージャの表示設定で「非表示デバイスを表示」にすると、Bluetooth 周辺機器が全部グレーアウトになって出てきてしまう。

 しかし、こうなってしまった場合の直し方は、実は簡単だ。

 UEFI あるいは BIOS セットアップ画面を出し、セットアップ・デフォルトをリストアして「Save changes & Exit」をかけるだけだ。一見、何の関係もないお(まじな)いのような操作に感じられるが、これは要するに、「ドライバキャッシュの使用などの迅速なブートの手段をWindowsに取らせず、一から清潔にブートさせる」ために一見関係ないように見えるこんな操作をするわけである。WindowsはUEFIあるいはBIOSのセットアップが変化していると判定すると前回の起動時の設定などを破棄して新たに読み直すわけであるが、UEFIやBIOSのどこが変わったかまでは見ないようで、そのため「単に Save Change するだけ」でよいようだ。

 同じことは、「一度セーフモードで起動し、なにも操作せずにもう一度通常起動する」というふうにしてもできる。だが、このほうが手数がかかるから、前述の方法の方が速い。

 ネットを(あさ)ると、似たようなことでお悩みの向きが多くいるようだ。そのような方は、上述の方法を試されては如何(いかが)

どアホ

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 オノレは自分の家族にも使わせられんような出鱈目を世界中に売り(さば)いとったンかいッ。

 「だからこそやっぱりジョブズは偉いッ!」みたいな筆致も我慢がならない。こんなものを有難がっていてどうする。

日本ITストラテジスト協会を退会

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 正会員として加入していた「日本ITストラテジスト協会」(JISTA)を退会することにした。

 日本ITストラテジスト協会は、情報処理技術者試験のうちでも最難関をもって知られる「ITストラテジスト」試験の合格者を中心に組織された協会で、全国組織である。会員の相互研鑽や情報発信、ITの普及への貢献など、様々な活動を行っている。

 私は8年前、ITストラテジスト試験に合格したことを機に入会し、一時期は大分熱心に活動に参加していた。しかし、最近4年ほどはあまり参加していなかった。

 このところJISTAは新型コロナウイルス蔓延の影響下にも関わらず、オンラインでの月例会開催などを通じて順調に入会者が増え、全国で800名を超す会員を擁するほどになった。そのこともあってか、協会内では「これまでの『任意団体』を脱却し『法人化』するに()かず」との動きが盛り上がった。縷々(るる)万端(ばんたん)(あい)(ととの)い、きたる2月から社団法人化されることとなった。

 社団法人となって法人格を獲得すれば、これまで困難であった「財産の管理」もできるようになり、また、実費以外は会員の持ち出し・持ち寄りで行われていた運営事務にも報酬が出せるようになる。運営や組織もより明確化するなど、よいことが多いのだ。それに、社会への情報発信力などもこれからより強化されることだろう。()(はか)るに、ゆくゆくは出版や人材育成、情報発信の事業などを通じて利益を上げ、管理し分配することも可能になるだろう。

 私は退会するが、これまでの月例会、テーマ別ディスカッション、毎年のオープンフォーラムを通じた自分の識能の向上や、会員の方々、それもIT業界でそれと知られるメンバーの方々とのあたたかい交流など、思い出は尽きない。

 協会におかれて、今後も益々盛会とされるよう祈念するものである。