カシオの電子辞書「EX-word XD-Z6500」を買う

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 カシオの電子辞書「EX-word XD-Z6500」を買った。3年半前の製品で、既に製造が中止された型落ち品だ。中古ではないが、旧モデルだから安くなっており、1万9千8百円であった。

 なんでそんなものを買ったのかというと、「角川俳句大歳時記」を手元に置きたくなったからである。

 私は普段、俳句を詠むのには、若い頃から愛用していた平凡社の歳時記と、10年くらい前に買った角川の合本歳時記第4版、同じものの文庫版、その他小さい季寄せの類を使っている。

 ちょっと難しい季語を調べたいときには、図書館で角川の大歳時記を引いていた。

 しかし、どうしても手許で大歳時記を引きたくなったのである。それは、「百鬼夜行」という言葉が季語かどうか確かめたかったからだ。ところが、今は悪疫(あくえき)(しょう)(けつ)の影響で、図書館は開館を制限している。それで調べにくくなってしまい、予々(かねがね)不便を(かこ)ちていたのである。





 角川の大歳時記は、春・夏・秋・冬と新年の5巻からなり、1巻は4千4百円である。全部新品で揃えて手許に置くと2万2千円という計算で、随分と高くつく。

 一方、カシオの電子辞書には以前から角川の大歳時記を全巻内蔵している機種があることを、私は知っていた。自分が電子辞書など持っていないにもかかわらず、人様には「私は持っていませんが、もし角川の大歳時記を安く手に入れたいと思うなら、カシオの電子辞書を買うのも手ですよ」などと勧めたりもしてきたのだ。

 実際のところ、カシオの電子辞書には、歳時記についてだけ見ても、角川大歳時記全巻だけでなく、同じ角川の合本俳句歳時記と、現代俳句協会の「現代俳句歳時記」(学研)、「ホトトギス俳句季題便覧」(三省堂)までが収められるという驚くべき充実ぶりだ。歳時記だけを見てもそうだが、他にも百科全書が3種類、三省堂の広辞林はじめ辞書が3種類、英和、和英、現代語、漢和辞典、はては料理レシピや動植物図鑑など、これでもかというほどにコンテンツが詰め込まれており、その数は実に160個に及ぶ。これらを紙で買ったら20万円はかかろうかと思われるほどの大量の辞典類が、わずか十数センチ四方、重さ300グラム足らずのちっぽけな機器に収まっているのだ。無論、検索は紙の本よりはるかに速い。いや、紙には紙の良さがあるが、しかしこの充実ぶりには膝を屈せざるを得ないのである。

 さっそく「百鬼夜行」を検索し、どの歳時記にもないことを確かめた。百鬼夜行と言うと夏のような感じがするが、そうではないのである。先日詠んだ拙句

銃裸体百鬼夜行よウオルマート   佐藤俊夫

(拙吟「夏惜しむ」より)

……これの季語は「裸」で夏なのであるが、ひょっとして「百鬼夜行」と季重なりになっているのではないか、と心配になったのだ。愛用の角川合本のほうに載っていない古い季語が、大歳時記の方にはあるかもしれないからである。

 結果、季重なりでないことが判って、ホッとした。

ターンバックルのネジはなぜウィッテ(W)規格ばっかりなのか

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 私は頭の鉢が意外に大きく、吊るし売りの帽子のサイズは大抵合わない。そのことでモヤモヤしていたところ、先日「ハットストレッチャ」という便利な器具を見つけ、愛用の帽子のサイズを自分の頭の鉢に合わせることができるようになったのは先日書いたとおりだ。実に気に入り、帽子もハットストレッチャも愛用していた。

 だが、後日談である。

 ハットストレッチャで引き延ばした帽子は、毎日被っていると汗などの浸潤と乾燥が交互に繰り返されるせいか、しばらくするとまた縮んでくるのである。それで、何日かに一回、帽子に霧など吹いて、また引き延ばし直すのである。

 それはそれでうまくいっていたのだが、毎回ギチギチと目いっぱいに引き延ばしていたら、ハットストレッチャに負荷がかかるせいか、真中についている引き延ばしジャッキのナットのネジ山がつぶれてしまった。

 潰れたのはナットだけで、オスネジのほうはなんともないようだ。こんなことでハットストレッチャ全部を買い直すのは勿体ない。何とかならないかと考えを巡らせた。

 ネジの片方は、普通のM8(8mm)のISOナットが合う。問題はもう片方で、ナットを回すことでそれぞれ反対方向に延びていくように造られているわけだから、こちらは逆ネジなのである。

 なんとかホームセンターに売っているものなどで修理できないか脳漿を絞っていて、考え当たったのが、トラックの荷締めなどに使う、ワイヤーや鎖などをネジで締め付ける、あの部材である。名前がなかなかわからなかったが、あれのことを「ターンバックル」というそうな。これは、メスネジの部分が必ず逆ネジと正ネジの組になっていなければならないから、用途にピッタリである。

 そういえば、このターンバックル、近くのホームセンターなどでも各種のサイズのものがいくらでも取り揃えられていたな、と思い当たる。

 これだ、とばかり、自転車に飛び乗り、近所のホームセンター「ケイヨーデイツー」へ行った。

 あるある、特大から極小まで、さまざまなターンバックルがある。目当てはネジの呼び径が「M8」、すなわち8mmのものだ。すぐに見つかった。

 念を入れて、自宅からM8のボルトを持ってきている。店頭のものと合うかどうか確かめるためだ。棚の札の記載の中に「M8」等と書かれているのを確認し、フックを外して自宅から持ってきたボルトを合わせてみる。

 あれ?

 合わない。店頭のターンバックルから外したフックのボルト部分と持参したM8のボルトを見比べると、確かに見た目には同じ太さに見えるのだが……。ハテ、これはもしや、と品札をよく見ると、「W 5/16」などと書かれている。あれれ、これは「ウィッテ」というイギリスの規格で、インチネジじゃないか。インチネジと言うと、いつぞやカメラの雲台の工夫をしたときに「W 1/4」というネジを使ったが、アレの仲間であって、日本で主流の「ISOネジ」、つまりミリ規格のものとは異なるのだ。

 気を取り直して棚を探す。ISOネジのターンバックルだって、これだけ品ぞろえがあるんだから、隅っこの方にあるだろう。

 だが、なかった。

 大抵のホームセンターの棚なんて、棚になければ在庫もないことなど知れ切っている。ケイヨーデイツーを出て、もう少し専門的な品揃えのあるホームセンター「ロイヤルホームセンター」へ向かった。

 ここにもなかった。あるのは「W」、インチ規格のターンバックルばかりである。

 もう1軒、最近旧国道4号線沿いに出来た専門店「コーナンPRO」へ行ってみた。しかしなかった。

 ……。ええっ、なんでターンバックルに限って全部「インチ」なのっ?

 帰宅して「モノタロウ」などで調べると、確かにミリネジのターンバックルは世の中にあることはあるが、よほど希少なものらしく、わずかな会社しか作っていないようだ。注文すれば勿論入手は可能だが、しかし、希少な製品であるせいだろう、ひとつだけで2千円~3千円くらいはする。2千円かそこらのハットストレッチャを直すのに、ひとつ2千円~3千円のターンバックルを買うなんて、アホのすることには違いない。

 かくなる上は、と考え付いたのが、「ターンバックルの自作」である。M8の普通のナットは、手許に何個かある。問題はM8の「逆ネジナット」である。だが、ターンバックルと違って、逆ネジのミリナットは100円とか200円の値段でAmazonで買える。安いものは10個入って361円である。

 これを購入し、別途3~4ミリくらいの番線を用意して10cm程度に切り、適宜に曲げ、焼きを入れる。溶接できればいいが、溶接機材は持っていないので、ガストーチで「ロウ付け」するのである。ロウ付けはかなり堅固に接合でき、人間の力を多少加えたくらいでははがれない。

 さて、どうやってやろうか、番線の余り物がどこかにタダであればいいのだが。

 それにしても、なんでターンバックルは「インチばっかり」なのだろう。不思議だ。誰か教えてください。


令和3年(2021)8月18日追記

 さらに後日談。「ロングナット」というものの中に、反対側半分が逆ネジになっているものがあるのを見つけた。イマオコーポレーションという会社の製品だ。見つけたのはモノタロウのサイトでだったが、Amazonマーケットプレイスにも同じ商品が出されていて、こちらは送料無料である。

 右に出しているAmazonのバナーでは、今日現在599円の値段が付いているが、私が購入したときは262円だった。もともとハットストレッチャのネジがつぶれてしまった遠因は、ターンバックル機構のボルト側は鉄製なのに、ナット側はアルミ製であったことにもある。その点、このロングナットは鉄製であり、ボルトに負けない。

 注文したM8の逆ネジナットは無駄になってしまったが、そのまま購入することにした。10個入りで361円は安かったが、送料380円は高い。キャンセルしようと思ったら、「キャンセルできません」などと言ってくる。「ネジのトミモリ」という商店だが、まあ、仕方がない。しかも8月14日の注文に対して21日の配達は遅い。ロングナットのほうは8月15日に注文して翌々日17日の配達だったことに比べると、どうも不満である。まあ、何かで使うこともあるだろう。

切立(きったて)

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 以前から、円筒状の、真っ直ぐなマグカップで、大きさは ⌀7cm×T8cmくらいで、容量は200~250ccくらいの小さめのもの、そして何より、「無地の白」のものが欲しいと思っているのだが、これが店頭にはなかなかない。

 趣味の合わない絵柄が入ったものは結構あるのだが、「無地の白」がないのだ。

 こういう時は迷わず「Amazon」だろう、と思い、探してみると左のリンクのようにあることはある。

 ただ、Amazon Prime ではなく、マーケット・プレイスのほうの出品なので、値段は納得感はあるが、送料の\695は如何(いか)にも高く、パッと買おうという気にはならない。

 これが、350ccくらいの、少し大きいものならば Prime にあるのだ。右のリンクがそれだ。

 だが、350ccもの大きさは、ちょっと私には大き過ぎるのである。

 実は、コーヒーは、私は一度に500ccほどは飲んでしまう。カフェイン中毒だからである。だが、この量を大きいマグでまかなうと、飲んでいるうちに最後のほうがぬるくなり、コーヒーが不味(まず)くなってしまうのだ。それで、200ccくらいのマグで2杯飲むと、2杯目に再び熱いのが飲めるので、美味しいのである。

 「無印良品」あたりにないかな、と足を運んでみたが、ない。

 そんなことをしているうちに知ったのだが、この「真っ直ぐな円筒状」の陶磁器のデザインのことを、標記「切立(きったて)」と言うそうな。陶磁器業界の用語であるように思われる。

 どこかに安く置いてないものかしらん、「白・切立・200ccくらいのコーヒーマグ」。

迂闊

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 このブログのアクセスログを見ていると、見に来る方の中に、「唄入り観音経」の検索キーワードで行き当たったらしい方が多少おられることがわかる。

 唄入り観音経というと名人・三門博の一世一代の浪曲だ。戦前から戦後にかけての大ヒットである。

 主人公は「()(ねずみ)吉五郎」という盗賊だ。

 ところが私は、この木鼠吉五郎というのは、三門博の創作の、架空の盗賊であるとばかり思っていた。しかし、どうやらそうではないらしく、少なくともモデルとなった実在の木鼠吉五郎というのがいたらしい。

 上のWikipediaの記事を見て驚いた。

 というのも、唄入り観音経とは全く別の分野のこととして、私は岡本綺堂の「拷問の話」という本を読み、江戸時代の拷問が実はそうそう行われるものではなく、老中の許可などを必要とする実に煩雑な司法手続きであった、ということを知ったのであるが、その「拷問の話」に取り上げられているのが「播州無宿・吉五郎」とのみ記された盗賊であった。

 「唄入り観音経」の主人公木鼠吉五郎と、「拷問の話」の盗賊・播州無宿の吉五郎とは、私の頭の中では全く別物になっていて、一致していなかった。

 ところがどうやら、Wikipediaの記事と岡本綺堂の作品を読み合わせれば、これはモデルとしては同じ人物であることは明白だ。私としたことが、これは迂闊であった。20年以上もの間、このことを知らずにいた。

 しかし、いずれにせよ、唄入り観音経の中では改心して得度し、仏道に精進する吉五郎も、実際には太々(ふてぶて)しく27回もの拷問に耐えて同囚の尊崇すら集め、刑死後に名を遺した吉五郎も、どちらも大変な人物であることに違いはない。

「Manhattan Portage」の定番メッセンジャー・バッグ

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 今通勤などに使っているメッセンジャー・バッグは中国製の「アネロ」というブランドの安いものだ。シンプルで気に入ってはいるのだが、A4の大きさのファイルなどを入れるには、入ることは入るのだが、少し小さい。弁当持ちで通勤しているので、弁当箱を入れ、通勤中に読む本とノート、筆記具などを入れるともうパンパンだ。日曜日などに出かけるとき、デジカメにPC、モバイルバッテリーなど入れると、もう、ぎゅうぎゅう詰めである。

 それで、()()ねもう少し大きいものが欲しいな、と思っていた。

 街中でも提げている人をよく見かける「Manhattan Portage」の定番メッセンジャー・バッグ「MP1606VJR」がちょうどいい大きさなのだが、11,000円と、少々高い。

 だいぶ迷ったが、Amazonで「エイヤッ」と買った。

 チャック付きのつつましいポケットが一つある以外は、余計なポケットなど何もついておらず、内部にただただ大きな空間が「不便だったら別のインナーバッグでも使え」とでも言いたげに設けられているという、シンプルそのものの作りだ。野太い肩掛けベルトは頑丈一点張りで、「嫌なら切って使えよ」とでも言わぬばかりにこれでもかと余長があり、武骨な金属製バックルで留めてある。純正の「コーデュラ・ナイロン」でできていて、数十年使っても擦り切れそうもない。説明書には「むしろ、衣服などの方を毛羽立たせるかもしれませんから、お気を付けを」というような意味のことが書かれている。

 気に入った。

 防水スプレーを用いた方が良い、と説明書に書かれていたので、手持ちのスプレーを十分に振りかけた。

家の周囲の手入れ

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 玄関先が雑草だらけになった。雨も降るので、草が伸びるのは仕方もない。

 防草シートを買い込み、施工することにした。Amazonでポチ。

 雑草を全部抜き、表面の砂利と土を5センチほど()き取る。ついでに庭の雑草も全部抜く。

 玄関前の土混じりの砂利を(ふるい)にかけて砂利と土を()り分ける。

 土を鋤き取ったところへ除草剤を撒く。ここで園芸を楽しむつもりもないから、まずこれでよい。

 砂利を水で洗っているところへ、Amazonで注文した防草シートが届く。適当に切って敷き込む。

 洗った砂利を防草シートを敷いた上へ()いて作業終わり。

 こうして書くとまるであっという間の作業に見えるが、実際は丸一日かかってしまった。(かが)み込んで働き続けたので、腰が痛くなった。

自分のPCのSSD換装と、妻のPCへのWindows10インストール

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 自分のPCのHDDの速度が気に入らなくなってきた。それと同時に、容量(1TB)も、足りなくなってきた。YouTube動画など増産したからである。

 他方、妻のPCをWindows Vistaのまま長年放置してきている。とうにサポート期間も終了し、最早(もはや)セキュリティがどうとか言い得る状態ではない。恥ずかしいことだが、「ITストラテジスト」の資格を持つこの私、職場では大いに専門性を発揮して口を(のり)しているが、自宅のPCとなると「家でまで仕事みたいな真似をしたくない」というような気分が働いてしまい、どうも何やら、こういう杜撰(ずさん)なことになってしまうのである。

 これでは新型コロナウイルスにやられる前にコンピューター・ウイルスにやられてしまう。意を決し、自分のPCを改良するとともに妻のPCもアップグレードすることにした。

 そこで、秋葉原でWindows10 Home 32BitのDSP版(Delivery Service Partner version)を2TBのSSDと一緒に購入しようと思い立った。廉価なDSP版は、PCの部品と一緒でないと購入できないからだ。そして、OSは妻のPCへインストール、SSDは私のPCへビルトイン、という腹案を立て、去る4.16(木)の夕刻、秋葉原の九十九(ツクモ)電機へ行った。

 新型コロナウイルスの蔓延と緊急事態宣言のため、秋葉原は閑散(かんさん)としていた。ところが、九十九電機のある、中央通りから一本西へ入った「メイドさん通り」では、メイドさんたちがウイルス感染リスクも(モノ)かは、ミニスカートの素足も(あら)わに客引きに励んでいる。

 生きるためとは言え、誠にご苦労なことである。

 九十九電機は()いていた。2階のディスク売り場へ行き、2TBのSSDでDSP版は購入できるか、と聞くと大丈夫だと店員さんは言う。それで「Homeの32Bit版を」と注文すると、(あに)(はか)らんや「今はもう32Bit版はありませんよ」などと店員さんは言うではないか。

 う~ん、こりゃ困った。Amazonで探すか、と何も買わずに帰宅した。新型コロナウイルスで要警戒の東京の市街地からは早々に退散するのがよい。

 Amazonで探すと、どういうわけかDSP版よりもパッケージ版の「USBメモリ」製品のほうが安いことがわかった。2018年版とあるが、なに、インストールしてからアップデートすればよかろう。他にも、「DOS/Vパラダイス」や「九十九電機」の通販サイトも覗いたのだが、「10・Home・32Bit・DSP」は、意外に安くなく、1万7千円だのと言う値段がついていたりした。パッケージ版は\13,280-.である。

 それから、SanDiskの内蔵2.5インチSSD、2TBの「SDSSDH3-2T00-G25」を一つ。

 更についでに、3.5インチベイに取り付けるためのアダプタ金具も一つ。

 これらを注文しておいて、自分のPCの下ごしらえをする。

 現在の環境はHDDが1TBなので、ディスクのフォーマットは「MBR」にしてある。しかし、将来2TB以上の大きなディスクを使用するときのためには、「GPT」フォーマットにする必要がある。ところが、ディスク移行ツールなどを使用する際、「MBRからGPT」、あるいはその逆だと、失敗することがままあるらしい。

 そこで、次の各サイトさんの解説を参考に、現在のディスクをGPTに変換しておくことにした。

 上記サイトさんでも各々述べておられるように、変換には「mbr2gpt.exe」というコマンドラインツールを使う。コツは「ユーザアカウント制御(UAC)」「システムの復元」を無効にし、シェルは「Windows PowerShell」をAdministratorで起動することだ。

PS C:\WINDOWS\system32> mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullos
MBR2GPT: Attempting to validate disk 0
MBR2GPT: Retrieving layout of disk
MBR2GPT: Validating layout, disk sector size is: 512 bytes
MBR2GPT: Validation completed successfully
PS C:\WINDOWS\system32> mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS

MBR2GPT will now attempt to convert disk 0.
If conversion is successful the disk can only be booted in GPT mode.
These changes cannot be undone!

MBR2GPT: Attempting to convert disk 0
MBR2GPT: Retrieving layout of disk
MBR2GPT: Validating layout, disk sector size is: 512 bytes
MBR2GPT: Trying to shrink the OS partition
MBR2GPT: Creating the EFI system partition
MBR2GPT: Installing the new boot files
MBR2GPT: Performing the layout conversion
MBR2GPT: Migrating default boot entry
MBR2GPT: Adding recovery boot entry
MBR2GPT: Fixing drive letter mapping
MBR2GPT: Conversion completed successfully
Call WinReReapir to repair WinRE
MBR2GPT: Failed to update ReAgent.xml, please try to  manually disable and enable WinRE.
MBR2GPT: Before the new system can boot properly you need to switch the firmware to boot to UEFI mode!
PS C:\WINDOWS\system32>

……というようなコマンドライン経過で、2~3分で変換は完了する。その後、忘れずに「ユーザアカウント制御」と「システムの復元」を元に戻す。

 翌日、4.18(土)、USBメモリ版のWindows10とSSDが自宅に届いた。で、SSDを取り付ける前に、一度PCの電源を切り、念のため起動を確かめておこうともう一度電源を入れる。

 ……アレ?

 全然立ち上がらなくなっている。どうも、GPTへの変換に失敗し、ブート領域を壊したらしい。う~ん、参った。ITストラテジストが聞いて笑うワイ(恥)

 インストールメディアで立ち上げだな、こりゃ、……というわけで、もともとWindows8からのオンラインアップグレードでWindows10にしたマシンなので、Windows8のインストールメディアを取り出そうとした。

 ところが、ナイ。見つからない。あっれ~??

 家じゅうひっくり返して探したが、ナイ。土曜日半日つぶして探したが、ナイ。

 どうも、家族か私か、誰かが誤って捨てたようである。

 う~ん、う~ん、アホじゃなかろうか、私。

 ええいままよ、と、妻のPC用に買ったWindows10を、急遽自分のPCへのクリーン・インストール用に使用し、妻のPCのWindows10ライセンスは改めて別のを購入することに決した。

 SSDを取り付け、Windows10のUSBメディアでクリーン・インストールする。USBでのクリーン・インストールは誠に速く、あっという間に終了する。

 元のディスクを取り付け、データを引き上げる。ブート領域が壊れただけなので、大事なデータは全部アクセス可能である。

 元の容量(1TB)の倍(2TB)のSSDを購入したわけなので、元のディスクは丸ごと適当なところにコピーしてしまうことにする。そのままだとアクセス制御がかかっていてコピーできないファイルなどが出てくるから、ディスク丸ごと、所有者を自分に変更し、フルアクセス権限を全部のファイルやフォルダにつける。ディスクのプロパティの「セキュリティ」タブで簡単に操作可能である。システムからいくつかのファイルやフォルダについて拒絶されるが、無視する。

 それから念のため、Explorerで操作すると、何かと失敗も多いから、ここは「robocopy」を使用する。コマンドプロンプトを管理者モードで立ち上げ、

C:\WINDOWS\system32>cd c:\

c:\>robocopy /e /r:2 /w:0 f:\Users\自分\Documents\ C:\Users\自分\Documents\古い方のディスク
(以下略)

……等とすれば、素晴らしいスピードでコピーが始まり、そもそもコピーが無理なものはいい加減に試行して適当にすっ飛ばしてくれる。

 移行は終了、起動も動作も実に快適になった。素晴らしい速度である。

 それから妻の分のWindows10をAmazonで購入する。4.21(火)にそれが届く。最初に買ったものと同等のものなのだが、\11,260-.と、2千円ほど値段が安くなっており、なんだか悔しいが、気にしないことにする。

 自分のPCから取り外した古いHDDを妻のPCに取り付け、古いWindows Vistaの管理コンソールを使って変なパーティションを全部開放する。それから届いたWindows10をサクッとクリーン・インストールし、OSやWindowsセキュリティを最新版にアップデートする。

 それからアプリを再インストールし、妻と子供たちの古いデータを「robocopy」でディレクトリツリー丸ごと新しいディスクに移行する。

 次女は「SAI」というペイントツールを使用してイラストを数多く描いていたが、これはダウンロード販売のものだ。そのライセンスキーが必要である。古い方のHDDのインストールディレクトリに拡張子「.slc」で「(数字).slc」というファイルがあるが、それがSAIのライセンスキーだ。新たにインストールしなおしたSAIのインストールディレクトリにそのファイルをコピーすれば、これまで通りに使うことができる。

 これらをさっさと済ませ、終了。

 その際、面白いことがあった。妻のPCのCPUは「Celeron」である。Celeronというと古い32ビットCPUのような気がするし、実際発売日は平成20年(2008)の4月、つまり今から12年前で、もはや骨董(こっとう)とも言えるレベルである。作動させていたOSも「Windows Vista」で、32bitであった。

 DSP版は64bit版と32bit版は別製品になっているが、今回使用したパッケージ版のWindows10の場合は64bit版と32bit版の両方がインストールメディアに入っている。これをインストールする際、64bit版と32bit版のどちらをインストールするか選択肢が出るが、上のような事情であれば、その時に何となく32bit版を選ぶのが常道のような気がする。しかし、「64bit版を選んだらどうなるのかな?」と持ち前の茶目と実験精神が出て、64bit版を選んでみた。そうしたら、別段なんということなくインストールされ、動作もむしろ高速に感じられるようになった。

 さもあろう、妻のPCのCPUはCeleronはCeleronでも、「Celeron Allendale(アレンデール)-512K E1400 2.00GHz」なのであった。実はこれ、古くてもれっきとしたx64 CPUなのである。

 そのようなわけで、自分のPCと妻のPCの能力向上とアップグレードはなんということなく終了した。

異世界転生もの

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 最近あまり書店に行っていない。ずっと平凡社の古書「世界教養全集」ばかり読んでいることと、仮にそれでなくても、Amazonで本を求めることが多くなってしまっているからだ。

 そんな最近ではあるが、一昨日、新越谷駅近くの蕎麦屋「SOBA 満月」さんへ蕎麦を手繰りに行った帰り、珍しく新越谷VARIEの旭屋書店へフラリと入ってみた。

 漫画の棚へ行ってみた。以前はBL(ボーイズ・ラブ)ものばかりが並び、腐女子が(たむ)ろして瘴気(しょうき)が立ち込めていた(あた)りの品揃えがガラリと入れ替わっていて驚いた。

 全部「異世界転生もの」に入れ替わっていたのである。

 異世界転生ものについては、去年、私が司会をしているささやかな読書サークルの参加者から「最果てのパラディン」(柳野かなた著)という本を教えてもらい、そういうジャンルが流行している、ということを知ったばかりである。残念ながら私はこの「最果てのパラディン」については未読なのであるが、その参加者女史によると大変面白いのだという。

 最近の漫画売り場は「体験立ち読み」サンプルが吊るしてあるなどして親しみやすくなっている。旭屋には「とんでもスキルで異世界放浪メシ」(赤岸K著)というのと「異世界おじさん」(ほとんど死んでる著)の2冊の、それぞれ第1巻が立ち読み可になっていた。

 2冊とも読んでみた。どちらも非常に面白かった。

 特に二つ目の「異世界おじさん」は、もう既に異世界放浪は終了して通常の世界へ戻ってきたところから話が始まっていて、もうプロットのバリエーションもこれくらい拡がっているんだな、と感じられた。

 しかし、どちらも続巻は買わなかった(苦笑)。今別の本(言わずと知れた平凡社の世界教養全集)を読んでいるからである。

 なにしろ、コッチのほうは親の生前形見分けみたいなもんだからタダだし。

時事寸片

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よほど腹が立ったんだろうなあ

 思うに、こういうのって、記事通りの悪辣非道なドコモ側、って話ではなくて、根拠のない憶測ではあるけれども、客の方がよほど腹の立つ、態度の悪い者だったんだろうなあ、という想像が何となくつく。

 接客というのは、実に大変な仕事だ。

 逆に、こんなことが問題になるほうがおかしい、接客する側にも人格というものがある、日本の接客が丁寧過ぎるのだ、……というような論もある。

 日本の接客が諸外国に比べると過度なほどに丁寧な理由というのは、江戸時代の鎖国にまでその因を(さかのぼ)ることができると何かで読んだことがある。

 すなわち、鎖国のために商品の需給は完全に内向し、極端な供給過剰となったため、一つの商品にできるだけ多くの関係者がぶら下がって利益を得る構造が出来上がった。これは問屋、卸、仲卸、小売り、……といった再販方式や、傘の骨作り、渋塗り、組み立て、皮貼り、などと言った手工業製品の過度の分業などに表れた。当然、価格は上がる。そのため「買い手市場」を招き、売り手はとことん低姿勢を追及し、慇懃(いんぎん)を尽くして売ることに努めるようになった、ということだそうな。

 今に至って尚、日本の接客は極めて低姿勢である。

 逆に諸外国、特に欧米の接客は、客と対等に口をきき、尊大だったり、チップを要求したりする。客も、日本では「いらっしゃいませ」と店員が挨拶してもプイッと無視するが、欧米だと店員が「ハイ」と言うとあべこべに客の方で「ヘロゥ」と返したりする。これは重商主義時代のヨーロッパでは、商人は貴族の経済を支えるものとして地位が高く、「一般人より偉い人」ということになっていたから、というのも一因だという。日本の商人が、金は多く持っていても、「士農工商」ということで社会の低層に位置付けられていたのとは対照をなしていると思う。

 欧米の商人は、王や貴族の行う侵略により外需を得、商品、ひいては経済が侵略先を巻き込んで回るから、自国内で低姿勢になる必要などなかったわけである。

 遁走(トンズラ)をキメ込んだカルロス・ゴーンが、商人のくせして妙に自信たっぷりで尊大なのは、そのせいかもな、などと思う。

女房まで指名手配とは

 カルロス・ゴーンの逃走というと、これがまたなんだか、女房までが追い込みをかけられている。

 しかしまあ、アレだな、前の女房のリタ・ゴーンなんて、文春あたりの扱き(コキ)(おろ)し記事によると、日産の会社のカードで自分のレストランで使う食材なんか仕入れたりしてたと言うから、今の女房のキャロルにしたって、(いず)れ、後ろ暗いところも多いんだろ。

「寵愛」て(笑)

 しかし、どうでもいいことだけど、上の文春の記事、言葉が変だなあ。

提携交渉の際に企画室次長だった志賀は「ルノー派」だったことから、ゴーンに寵愛されたのだ。

 「寵愛」て……。オッサンの職場の話やろ?ホモかっちゅうねん(笑)。国王の後宮とか側室の話じゃねェんだから、ここは「重用された」とか、「気に入られた」というふうに書くべきだろうね。……っていうか、いや、もしかしてホンマに寵愛されてたのか?最近「おっさんずラブ」とかいうのが流行してるからなあ……。

 しかし、いくらダイバーシティってったって、モノには限度っちゅうもんがあるわな。時代によってその限度は変わるにしてもさ。

ホモで逮捕されたチューリング

 時事ではないけれど、ダイバーシティからの連想で、チューリングのことを思い出した。

 私など計算機関係の技術者にとって、英国が生んだ天才「アラン・チューリング」というのは、記憶しておくべき人物のひとりである。

 チューリングというと、「チューリング・マシン」「計算可能問題」等についての提唱(テーゼ)のほか、戦時中にドイツのエニグマ暗号を解く機械を開発したということで、イギリスにとっては救国の英雄とされている。

 で、このチューリング、戦後、逮捕された。その後、失意の内に自殺したと伝わる。

 その逮捕容疑が「ホモ」なんである。

 「へ?ホモで逮捕?!」と、若い方なんかは思うかもしれないが、そう、イギリスではごく最近まで、「ホモは犯罪」だったんである。ホモで逮捕されると、ホルモン剤なんかを注射され、強制的に治療されたんだそうである。

 多様性(ダイバーシティ)が尊重される今の世からは、まるっきり想像もつかないことだ。幕府の苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)極まった江戸時代の日本ですら、「おかま」は別段違法ではなく、「陰間(かげま)茶屋」などというホモの淫売屋すら公然とあったのである。

 その後、ごく最近になって、イギリスの当局はチューリングの名誉を復活すべく、謝罪声明を出したのだそうな。

 私は未見であるが、チューリングについては、4~5年前に「イミテーション・ゲーム」という題で映画化されている。左のようにAmazon Prime Videoでも見ることができる。

 聞いた話では「ホモに関するくだりは含まれていない」のだそうで、主題はエニグマの解読にあるようだ。

ジーザス・クライスト・スーパースター

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 こんなゴタクを書き、聖書を読んで、それから真夜中に至り、子供の頃からそのタイトルが焼き付いて離れなかったロック・オペラ映画、「ジーザス・クライスト・スーパースター」をAmazon Primeで見る。

 ああ、思い描いていた通り以上のシビれる作品だった。これだ、これだよ、私が見たかったキリスト教は。

 それにしても、なんと驚くべき時代であろうか。こうして、あんなにも見たくて、しかし機会に恵まれず見られなかったものを、居ながらにして見ることが出来るとは。