ロード・オブ・ザ・リング~指輪物語

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 映画「ロード・オブ・ザ・リング」、第一作から「二つの塔」「王の帰還」までの3作、全部で9時間近くあるが、正月休みを使って全部見た。とても楽しかった。

 特に、第一作の最後から「二つの塔」の冒頭にかけて、魔法使いの賢老(イスタリ)・ガンダルフが地底に墜落しつつ死力を尽くして魔炎竜を(ほふ)るシーンにゾクゾクした。

 できれば、20年前の封切時に見たかったと思う。当時は子供が小さかったので、大人向けの映画を見ている余裕はなかった。

 今流行しているファンタジーものの下敷きは、全部このトールキンの手になる原作「指輪物語」にあるということもよくわかった。最近凝っている漫画とアニメ「葬送のフリーレン」で、魔法使いが魔法の杖を構えるポーズなんか、そのまんまロード・オブ・ザ・リングの登場人物、イスタリのガンダルフが魔法を放つところと一緒である。

 原作の翻訳は、評論社文庫から出ているようで、全10巻だ。そのうち読んでみたいと思う。

葬送のフリーレン

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 最近再び漫画をよく読むようになった。今度は話題の「葬送のフリーレン」、アニメーションを全話見、既刊の単行本12巻を全部読んだ。

 この作品は、主人公のフリーレンがエルフであるため千年を超える寿命を永らえることが物語のキー・ポイントになっている。

 こういう疑似ヨーロッパ風世界観――『ナーロッパ』などと言うようだ。『小説家になろう』というサイトの『なろう』が由来らしい――の物語に出てくるエルフやオークは、どれもがイギリスの古典的名作「指輪物語」に出てくるものが原型となっているそうな。

 「指輪物語」は先の大戦中に作家トールキンが書いたものだという。有名で映画にもなっているが私は未見・未読である。今度映画を見てみようと思う。

 さておき、そうすると、この前から楽しんでいる「異世界おじさん」のヒロイン、「ツンデレエルフ」ことスザイルギラーゼガルネルブゼギルレアグランゼルガ=エルガ(この長い名前も物語のちょっとした鍵になっている)も、同じく長寿なのだろうが、今のところ物語には彼女の歳は出てきていない。これからなにかそれを軸にした話になるのかもしれない。

 どちらもまだ連載中の作品なので、ある一定のファンとの対話性というのもあるのだろう。これからが楽しみだ。