自宅の修繕

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 築17年ともなると自宅が傷んできた。派手な雨漏りなんてのはさすがにないが、内装に雨染みの出ているところもある。

 業者さんに下見に来てもらった。

 来週の土曜日に見積もりを持ってくると言っている。

庭に砂場を作る

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 前々から庭の空きスペースには砂を敷いており、娘二人が砂遊びを楽しめるようにしてあったのだが、地面にそのまま砂を敷いただけだったので、ともすれば砂が土混じりとなり、扱いにくくなるきらいがあった。それに、近所の子供が遊びに来ると、どうしても砂に水を注いで泥んこ遊びになってしまう。そのままの地面に砂を置いただけの場所に水を注ぐと、そりゃまあ、凄い泥になる。自分の家の子だけが泥だらけになるのなら、まあ健康な遊び方でもあるし、それは良いのだが、よその子が泥だらけになって帰り、向こうの親御さんにこっちが文句のひとつも言われてしまうとチト不愉快でもある。
 そこで、ちゃんと枠を切って砂場を作ることにした。

 とりあえず庭をスコップの刃の深さ分、四角く切る。
 それから、ホームセンターで枠に使うものを見繕う。はじめは枕木を使おうと思ったのだが、枕木は一本2000円以上もする。何かないかなあと思案しながら売り場を歩くと、ツーバイフォー材の180センチぐらいのやつが一本225円の激安で売っている。これを2本組み合わせて使うことにする。腐り止めの塗料を一缶と、ツーバイフォー材を枠に組み立てるためのコーススレッド(木材用のビス)の75ミリのやつを買う。〆て2800円。

 庭に切っておいた穴の大きさに合わせてツーバイフォー材を切って組み立て、タテ130センチ、ヨコ80センチ、深さ20センチの枠を作る。腐り止めの塗料を何度も入念に塗ってから穴にハメ込む。
 砕石と飾りの敷き砂利、砂を買い込む。飾りの敷き砂利にはいつもの300円の玉石じゃなくて、チョイとコ洒落たクラッシュブリックをおごる。全部でざっと1万円かかってしまう。

 砕石を砂場の枠の底と回りに敷き詰めてよく突き固め、周りに砂利を敷き、砂を入れて出来上がり。

「自宅建築誌」のトップページ

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 iframeの中にブログを表示する形式をやめてしまった。
 トップページが大変さびしくなったが、まぁ、いくらでも時間があるから今から考えるつもり。

ひょんに

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 思わぬところから私の家を建てた建築会社が倒産したらしいことを聞いた。
 が、大して驚きもしなかった。まぁ、そんなところだろうと思ってはいたのである。会社をコかした建築士N氏には申し訳ないが・・・。
 

スカパー一式を取り付ける。

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 韓国ブームである。いわゆる韓流タレントは女性の間で人気爆発中だ。
 向こうは日本人なんか大嫌いだというのに、こうして浮かれているのもなんだかどうなのかなという気もせぬでもない。しかしやはり似た文化の国、ドラマの作りは文句なく日本人の心のヒダに沁み入るものを持っているようである。
 私の家内もすっかり「冬ソナ」熱に罹って久しいことは言うまでもない。テレビに韓流タレントが映るとあれば、いかに小さな扱いであろうが目ざとく新聞のテレビ欄からこれを見出し、せっせと録画予約をしている。
 そんな家内であるから、ほどなく「ケーブルテレビや衛星放送では他では見られぬ新鮮ナマな韓国タレントが見られるらしい」などと、どこからともなく情報を仕入れてくるのは自然の成り行きである。どうしても見たいらしい。そこで、CATVかCSを試してみることになった。コストパフォーマンスの観点からSKY PerfecTV!、いわゆる「スカパー」を見ることにした。
 スカパーは、他の衛星放送と違って機材やアンテナは専用のものを使用する必要がある。つまり、私と同じように「BSのアンテナを既に上げている」人が、既存のアンテナの配線やミキサーを活用したいと思ってもそれはムリということである。ちょっと突っ込んで書くと、既に上げてあるBSや地上波のアンテナのポールにCSのアンテナを取り付け、それを混合器に接続して、各部屋で分波器で分けるというやり方は、スカパーでは出来ないのである。スカパーのアンテナは、チューナー側から制御するというやや特殊な仕組みになっている上、周波数帯がBSと重なるので、分離が出来ないのである。
 実は手と金をかければ上記の方法もできないことはないのだが、少々高い目の機材やアンテナを買わなければならず、合理的ではない。

そこらへんの事情に詳しいページ
Asahi Satelite Page
http://www.satellite.co.jp/

 スカパーの資料を取り寄せると、「アンテナの取り付け方」なる小冊子も付いてくる。これには、「アンテナをベランダに上げ、エアコンの穴から配線を取り出すやり方」が説明してある。新築の家にそんなブサイクな線の通し方するなんざァ、

イヤに決まっとるッ!

 アンテナの工事を頼むと1万5千円ほどもふんだくられる。しかも1万5千円ふんだくってエアコンの穴から通すだけらしい。こりゃもう、自分できちんとアンテナ工事をし、スカパー用アンテナターミナルを取り付けるに限る。
 用意するものはたいしたことはない。主な工具は直径2センチのホールソーとクリーニング店のハンガーをまっすぐに伸ばした針金、カッターナイフ、やすり、そんなものである。材料として、壁にアンテナターミナルを取り付けるためのコンセントプレート一式が必要である。ホームセンターなどにいくとこれらは容易に入手できる。これについては「電流通過型」というもの、とりわけ「CS対応」と銘打ってある部品を選ぶことだ。それから家の壁に穴を開けるのであるから、あけた穴から水など入り込むことがないよう、化粧カバー(エアコンの工事などに使うようなカバー類で、小さいもの)なども買っておく。全部で2000円もあればお釣りが来るぐらいである。
 壁に穴を開ける前に、ベランダに取り付けたスカパーアンテナとチューナーを仮につないで、アンテナの方向あわせを説明書どおりばっちりやって、間違いのない向きにしてしまう。壁に穴を開けてしまってから、アンテナがその場所では受信できないなんてことが分かっても後の祭りだからである。
 それがすんだら、ホールソーで壁に穴を開ける。ツーバイフォーの住宅の壁に穴を開けるには、ツーバイフォー材は45.5センチごとに入っているということを覚えておくと良い。壁の隅から45センチづつのところを避ければ、そこは断熱材だけが入っている。そういうところを選ぶとともに、100ボルトその他の線を切ってしまわないようによくよく気をつける。外のサイディング材に穴を開けると、その下に構造用合板がある。これも穴を開けてしまう。構造用合板に穴を開ける際、その向こうの石膏ボード、すなわち部屋の内側にみっともない穴をあけてしまわないよう気をつけることだ。
 外壁に穴を開けたら、内壁のコンセントプレートを取り付ける場所を切り抜く。きれいに作業しなければならない。まず壁紙をカッターナイフできれいに切り抜く。寸法は4センチ×9センチの縦長の長方形である。それからその長方形の四隅にドリルで穴を開け、そこから金鋸などで四角に切り抜く。すぐ下には断熱材があるから、これをきれいにカッターナイフで切る。
 外に出て、ハンガーを伸ばして作った針金の先にCSのアンテナケーブルをくくりつけ、構造用合板と断熱材の間をとおしていく。うまく通れば部屋の中にあけた穴にとどくから、そこから線を引き出す。
 アンテナ線の切り口に説明書どおりの工作をほどこし、アンテナ用ターミナルをとりつける。これをコンセントプレートにとりつけて、壁の穴にまっすぐとりつける。これで出来上がり。
 落ち着いて、きれいに、失敗しないように作業することだ。そうすれば誰にでも出来る工作である。また、アンテナの部材の型番などをきちんとメモして、間違いのない部品を購入すれば、失敗しないだろう。

自宅セットバック部分

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 連日暑い。毎日自宅周辺を賑わす子供たちの声もなんだか元気がなさげである。
 一方、我が家の前は、袋小路であるにもかかわらず公道であり、しかもやたらと道幅が広い。相当なセットバックをしたからである。今日はそこにビニールプールを持ち出し、近所の子供たちを入らせた。ホースで水をかけてやると大喜びである。
 子供たちの喜びようを見ていると、自分もなんだか涼しいような気がしてきて、良い休日となった。
 ここ(私が買ったのはこんな土地だ)に相当詳しい測量図などを載せてある。家の前の道路のど真ん中にほんのごくわずかな面積の民有地があり、その民有地のために我が家の前は実際にはまっすぐな道路であるのに「三叉路」の扱いになっているのだ。なので、ムダに広い。かつ、袋小路であるため、車や通行人が入ってくることはまず、ない。往来の真ん中にビニールプールなんか持ち出せば近所の迷惑になるが、我が家の前はこうした事情のため、ビニールプールで遊んだところで誰も文句は言わない。

まもなく参院選

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 まもなく参院選である。
 参院選の宣伝を見て、自宅建築につけて思うことがある。自宅を得る際、自分が住もうとする場所が政治的あるいは行政上、不党不偏な場所か否か、というのはかなり大切だいうことだ。ノーマルな人間にとって、偏った土地柄ほどつらいものはない。
 自分が買おうとする土地が、政治的あるいは行政上不党不偏な場所か否かを見極めるのにたいした手数はいらない。自分が買おうとする候補地の周辺を一回りする際、貼られているポスターなどに気を配ることだ。また、妙に繰り返される同一文言の貼り札や、そういうものがベタベタ貼られた公共施設の有無なども判断を助ける。妙に力のこもった横断幕が張り巡らされた建物の有無も点検しておきたい。公民館や自治会館を見つけたなら、そこの掲示板の貼り紙の量を調べよう。どの政党だとかどんな団体だとかはこの場合はあまりこだわらなくて良い。小さな自治会館に10枚以上も何らかの主張が貼り付けられているなら、そういう土地は考え物だ。
 買おうとする土地の近所にマンションでも建っていれば、その周りに反対運動などが起こっていることがある。その反対運動に協賛している団体が貼り紙などに小さく書かれているのを見つけることが出来れば、それはかなり詳しい資料だ。団体名を覚えて帰って、googleにでも入力して一通り調べよう。
 その他、あらゆるモノや事象を落ち着いて観察すれば、そこがどういう土地かはなんとなくわかるものだ。
 どうするにせよ、住み始めてからおかしな団体につけ入られ、身ぐるみはがされるなんざ、まっぴら御免である。
 ただ、そうした簡単単純なひと手間、土地を買う前にその周辺を何度かほっつき歩いてみる、という、そういう余裕が、普通の人にはないものなのだ。

アレルギー性鼻炎

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 私の家には畳がない。理由は、私が昔からダニによるアレルギー性鼻炎だからである。
 これまで住んできた家には、最低でも一部屋は畳敷きの部屋があった。これはしかし、なかなかつらいものがあった。畳はダニの養殖場のようなものだからである。薬品などでこまめに駆除していたが、それも限界がある。
 自分が建てた家は、思い切って畳を全部なくした。ひょっとしたら不便な場面もあるんじゃないかとも思ったが、まったくそんなことはない。
 「ゴロリと横になるとき困るじゃないか」と思う向きもあろうが、板敷きでもゴロリと横になることはできる。「痛い」?・・・薄物か座布団かソファーにでも横になればよろしい。
 「日本人たるもの、威儀をただして畳に座する時ってものを大切にすべきじゃないの」と思う向きもあろうが、心配いらない。日本人の圧倒的大多数が畳に座ることができるようになったのは、せいぜい江戸末期から明治ごろのことで、それまでは日本人の多くは板敷きや土間に住んでいたのである。百人一首の挿し絵のお公家さんは畳に座っているが、それは彼らがごく一部分の特権階級だったからである。昔、畳は手間ヒマかけて作られた超高級マットであった。シモジモの者がおいそれと座れるようなものではなかったのである。つまり、コンセサスとしての「和」は畳ではあるものの、現実の「和」は、板敷きなのだ。したがって、日本人ならば、「畳に座して威儀を正し瞑目する時」よりも「板敷きに座して威儀を正し瞑目する時」を大切にしたほうがよろしい。
 「年寄りがいたら、畳を懐かしがるんじゃないの」って?実は最近の年寄りは正座をし慣れてない。畳に座りたい云々と一応口にする年寄りはいるが、ではというので畳と座布団を用意して座ってもらうと、そういうことを言う年寄りに限ってやれ膝が痛いの腰が痛むの、10分とはもたない。現実は、年寄りのほうが実は椅子を恋しがるのである。「正座が一番ラク」なんてのは、実はあれは、そう言っているだけの場合が多いのだ。
 そんなわけで畳レスの我が家であるが、アレルギー性鼻炎の調子はすこぶる良い。本当に畳ナシにしてよかった。
 それともうひとつ。アレルギー性鼻炎に関しては、ここ最近、少々うれしいことがある。近年花粉症の人が増えたことだ。
 私が子供の頃、周囲にアレルギー性鼻炎の子というのはあまりいなかった。当時の子供たちに多かった鼻の疾患は「蓄膿症」であった。アレルギー疾患の本を読んでもらうとわかるが、化膿というのは人の免疫に関するリソースを消耗するため、時としてアレルギー症状を緩和することがあるそうだ。最近「青洟」をたらしている子が少なくなり、それに反してアレルギー性鼻炎の子が増えているように見える。これは、そうしたアレルギー症状と化膿の反向性のようなものが作用しているらしい。
 さておき、当時くしゃみばかりしているのはクラスでは私だけで、故にか、「ハクション大魔王」などというありがちなあだ名をつけられたものだ。四六時中鼻水とくしゃみに悩まされるため、勉強していてもちっとも集中することが出来ないし、スポーツなども、たとえば球技なんか、タマが飛んできてもくしゃみばかりしているから、ちっともうまくならない。子供ゆえ、強い薬も服用できない。この苦痛はアレルギー性鼻炎にかかった者しかわからないものだが、当時は大人や先生でもアレルギー疾患に関する知見は少なく、「精神的なものじゃないか?」などと言い捨てられ、それが、「佐藤君は精神が脆弱だからくしゃみばかりするんだ」などというわけのわからない方向へ論理が進み、実に不愉快であった。あのな、精神でどうやってくしゃみなんか出すんじゃ!!できるか、そんなもん。
 しかも、当時、今思えばそれこそダニだらけの家に住んでいたのだが、親も不勉強で、どうも「しっかり環境に慣らしていくことでアレルギーが『鍛えられ』、抵抗力がついて治る」みたいな考えだったらしい。あのな、ほかの疾患ではそういうものも多いが、アレルギーは違うんじゃ!!親のこうした非科学的な思い込みのため、当時私のアレルゲンは医師の検査により「ダニ」であることが明らかであったにもかかわらず、私の親はダニに関する対処をまったくしなかったのであった。アレルギー疾患はアレルゲンを除去しなければ、体がますます抗体をつくるから、ますますひどく重くなっていく。私のアレルギー性鼻炎はどんどんひどくなり、なのに当の親までが「精神的なものだ」などと言い捨ててすましている始末であった。どころか、くしゃみの飛沫をいやがり、文句ばかり言うので、子供の私もなんとかしようと一生懸命くしゃみをこらえて止めるようになった。そうしたらしたで、今度は「見ていて気分が悪い。全部出せ」などとムチャを言う。子供なりになんとかしようと、ダニを少なくするため自分で掃除をしてみたら、「ナニよ、あてこすりみたいに!!」と怒り出す。ああ、本当にイヤな子供時代だった。よく、「子供に帰りたい」などと言う人を見かけるが、私はまったく逆である。どんな代償を払っても、子供にだけは帰りたくない。ああ、本当に良かった、今は大人で。
 そんな私ゆえ、身の回りで今までなんともなかった人が花粉の季節に急に花粉症になり、くしゃみと鼻水で苦しそうにしているのを見ることほど気分の良いものはない。テキトーに「大変ですねぇ、お大事に」なんて励ましておき、その人がすっかり参っているころあいを見て、「なかなかよくなりませんねぇ。・・・ひょっとして

精神的なものなんじゃないですか?

と、たびたび言ってやるのは実に愉快である。こっちは子供の頃からの筋金入りのアレルギー性鼻炎ヤミであるから、くしゃみの10回や20回、鼻水の1リットルや2リットルが出たところで、対処法も心得たもの、自分にあったよく効く薬もちゃーんとあるし、何より鼻炎なんか私にとっては日常のことだからなんでもない。しかし、昨日今日のにわか花粉症どもには、これはつらかろうねぇ。私は残念ながら花粉アレルギーはまったくなく、ダニのみである。花粉の季節はむしろさわやかに晴れた日が多く、乾燥してダニがすくなく、私は快適なくらいなのだ。