周到に、納得ずくに

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 グローバル企業のナショナル・ディフェンス・ソリューション、というのが、正直、訳がわからなくなってきた。

 グローバルな国民国家主義というワケのわかんないものは、実はそんなに新しくはない。急に懐古めくけれども、小説「坂の上の雲」あたりの、広瀬中佐とロシアの令嬢との愛、なぞというくだりを玩味すれば手っ取り早い。

 軍人は天与の連帯意識を持ち、実は互いに殺し会うことを好まない、というのは、故き良き武士や騎士のナルシズムである。しかし、現在の世界事情は、そんな甘えた懐旧など、到底受け入れてはくれない。

 圧倒的大多数の人々は、その実、市井に生きており、自ら言うほどのインターオペラビリティの中にはいない。

 まだまだ国民国家を中心とする村の中に住む人を、周到に、納得ずくに強姦しようとする何かの心が、そこにあるように思う。

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